計算してみたら、人生の残り自由時間は、あと、たった3年だった。
歳を取るにつれて、時間が光のように過ぎ去っているように感じます。
まさに、光陰矢の如し。
子どものころは、1日がとても長く感じていました。
今は、びっくりするほど、1年が、3年が、10年があっという間に過ぎていく。
・この10年、本当にあっという間。次の10年もあっという間に過ぎてしまいそう。
・10年後は、◯歳。気づいたら、いい歳になっちゃう。
・いまの生活がこのまま続いていくと、人生は意外とすぐに終わるかも。
と、ふと、思うときはありませんか?
実際、自分の両親が年老いてきている世代は、よりリアルに感じている方も多いと思います。
私も、同じです。
特に、ハードワークの日々を過ごしていた頃は、
・毎日、仕事でいっぱいいっぱい
・あれもこれもやりたいけど、時間がない
・どうにか時間を作れても、あっという間に時間が過ぎる
と、人生、これで良いのかな・・・とふと考えてしまっていました。
そんなとき、ふと、人生で自由に使える残り時間は、どれくらいあるのかを考えてみました。
計算してみたところ、題名にあるとおり、なんと3年ちょっとだけだったのです。
ショックのあまり、しばし呆然としました。
と同時に、決意したのです。
「人生は短い、やりたいことに時間もパワーも注力しなければ、あっという間に人生が終わるかもしれない」
「無駄なことに時間もパワーも注ぐのはやめて、今すぐやりたいことをやろう」
今回は、私が衝撃を受けた、「人生で自由に使える残り時間」を知ることについて、書いていきたいと思います。
ステップ1.平均寿命を知る
「平均寿命」と聞いてみなさんおおよそでは、予想できるのではないでしょうか?
では、実際にデータで見てみましょう。
厚生労働省によると、日本人の平均寿命は、女性:87.45歳、男性:81.41歳とのことです(2019年時点)。
上記の図にありますが、16年後の2040年には、女性:89.63歳、男性:83.27歳と、女性、男性ともに+2歳程度、平均寿命は伸びていくことが予想されています。
ですので、私たちが寿命を迎えるころには、今の平均寿命よりも、さらに長生きになることでしょう。
まさに、「人生、100年時代」。
余談ですが、「LIFE SHIFT」という大ベストセラー本には、「2007年生まれの子どもの半数が、日本では107歳まで生きうる」、「50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごす可能性が高い」といった、衝撃的な内容から始まります。
この「人生、100年時代」を生きるうえで、参考になる本ですので、ぜひ。
話を戻します。
平均寿命は、女性:87.45歳、男性:81.41歳でしたね。
これを見て、どう感じるでしょうか?
「短い」、と感じるか、「長い」と感じるか。
あくまで、平均寿命ですので、不慮の事故や病気、その他の要因で、私たちは誰しもが、極端な話、今日、明日でも死ぬ可能性はあるのです。
・・・話が暗くなってしまいましたね。
といっても、私たちは日々を、そんな死ぬリスクもあることを理解しながらも、「死」については、フラットに受け止めて生きる必要があります。
「死ぬかも」、「死ぬのが怖い」と思ったところで、注意する以外は、どうしようもない部分があるためです。
それであれば、日々の生活をより豊かにする方に考えていった方が良い。
そう、思ったほうが人生は楽しいですよね。
ステップ2.自分の「自由時間」を知る
次に、自分の「自由に使える時間」を知るステップに移ります。
ここで質問です。
「あなたは、平日、あなた自身が自由に使える時間は、どれくらいありますか?」
ここでは、以下は含みません。
・寝る時間
・起きてから、身支度する時間
・料理や、ご飯を食べ、後片付けをする時間
・その他、家事をする時間
・お風呂、寝るまでの準備をする時間
また、
・家族や友人と過ごす時間
・そのほか、誰かと過ごす時間
も、ここでは含まずに考えます。
あくまで、「自分が自分自身に、使える自由な時間」を考えましょう。
どうでしょうか?
頭でアレコレ考えるよりも、ぜひ、紙に書き出してみましょう!
1日のスケジュールを、円グラフで可視化してみるのも、客観視できるのでオススメです。
上記サイトの「24時間サークルメーカー」で、作った私の平日のスケジュールはこちら。
タスクごとに、色がバラバラなので、見にくいのですが、今回の目的は、あくまで「自由時間(ME TIME)の可視化」。なので、ここは気にしません。
これまで、「自由時間」と言いながら、ここで突如、「ME TIME(ミー・タイム)」と書きました。
「自分のためだけに使う時間」ということを強調するために、ここからは、「ME TIME」を使っていきます。
ちなみに、「ME TIME」ってなんぞや!?という方は、池田千恵さんの「Me Time」をぜひ読んでみてください。時間を確保し、好きなことを思いっきりできるようになりたい方、オススメです。
話を戻しますね。
自由時間(ME TIME)は、可視化できたでしょうか?
私、齊藤のME TIMEは、夜20時〜22時までの平日2時間でした。
もちろん、毎日このME TIMEは、確保できたり、できなかったり。
日によって、多く取れたり、とれなかったりします。
あくまで、日々の平均的なスケジュールで把握してみましょう。
まずは自分の日々の時間を知ることが、大切です。
ステップ3 人生の「残りの自由時間」を知る
ここまで、ステップ1で平均寿命、ステップ2で、自身の平日の自由時間を知ることができました。
ここで、いよいよ、「人生の残りの自由時間」を知るステップに入ります。
1)平均寿命までの年数は?
平均寿命は、女性:87.45歳、男性:81.41歳でしたね。
計算が面倒になるので、女性:87歳、男性:81歳で考えていきます。
例として、私、齊藤で計算していきます。
私、齊藤は、現在、38歳、女性です。
平均寿命まで、生きるであろう年数は、女性なので、
(平均寿命)87 -(現在の年齢)38=(平均寿命まで生きる年数)50年
です。平均寿命まで生きるとすると、齊藤の残り人生は、50年です。
けっこう、長いな、と思いますか?それとも、短いと思いますか?
わたしは、「けっこう長い」、と感じる派でした。
では、次に進みます。
2)はたして、元気に過ごせるのはいつまで?
平均寿命まで生きるとしても、元気でなければ意味がない。
もちろん、ピンピンコロリが理想だけど、周りをみれば、年齢を重ねるにつれて、病気が出てきている話もよく聞きますよね。
平均寿命のほかに、「健康寿命」という言葉があります。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と厚生労働省が定義しています。
今回、「健康寿命」を改めて調べてみました。
「健康寿命」は、女性:75.38歳、男性:72.68歳と厚生労働省が公表しています(2019年)。
上の図を見てみると、「平均寿命」から、この「健康寿命」を引いた数も示されています。
これは、女性:12.06年、男性:8.73年分、健康とは言い難い状態で、生活する、ということです(あくまで、平均の話です。)。
調べる前までは、「健康に生きられるのは、平均寿命−10年くらいかな?多いかな?」と思っていました。が、予想を上回っていました。
女性は、12年分も、「健康上の問題で日常生活が制限されて生活する」。
頭では、なんとなく理解していますが、実際にデータを目の当たりにすると、説得力がありますね。
けっこう、ショッキングです。
ただ、事実は事実。落ち込んでも仕方ありません。
あくまで、人生において、「事実は、フラットに受け止める」が鉄則です。
3)健康寿命で計算してみると?
話を元に戻します。
平均寿命まで、生きる年数は、女性なので、
(平均寿命)87 -(現在の年齢)38=(平均寿命まで生きる年数)50年
でしたね。ここで、「健康寿命」を考えて、計算し直していきます。
「健康寿命」は、女性:75.38歳、男性:72.68歳でした。
計算が面倒になるので、女性:75歳、男性:73歳で計算します。
(健康寿命)75 -(現在の年齢)38=(健康寿命まで生きる年数)37年
人生、残り50年か〜!と思っていたのもつかの間、急に37年という現実的な数字をつきつけられました。
なんだか、ちょっとソワソワというか、心がザラッとしてきますね。
しかし、繰り返しになりますが、事実は事実。落ち込んでも、何も変わりません。
4)いよいよ最後!人生の「残り自由時間」は!?
「ステップ2.自分の「自由時間」を知る」で、知った「自由時間(ME TIME)」を思い出してください。
私、齊藤は、2時間でした。
これを元に、人生の「残り自由時間」を計算していきます。
まずは、1年分の自由時間(ME TIME)を計算します。
(ME TIME)2時間 ×(1年)365日=(1年間のME TIME)730時間
つぎに、先ほど計算した、健康寿命まで生きる年数をかけます。
私、齊藤は、37年でした。
(ME TIME)2時間 ×(1年)365日=(1年間のME TIME)730時間
730時間×(健康寿命まで生きる年数)37年
=(健康寿命まで生きる時間)27,010時間
2万、7千じかん・・・????
ピンとこないですよね。
では、何日分なのか知るために、1日は24時間なので、24で割ってみます。
27,010時間 ÷ 24時間 = 1,125日
つぎに、何年分なのか知るために、365で割ってみます。1年は365日ですね。
1,125日 ÷ 365日 =3.08
「人生の残り自由時間」は、3.08年でした!
<<< たった3年分! >>>
みなさんはどうだったでしょうか?
「平日の自由時間(ME TIME)で計算しましたが、休日もあるよね」
「定年後の自由時間は1日まるっとあるんだから、それも計算しないと」
そんな声が聞こえてきそうです。
確かに、それを含めて、計算してみることは良いと思います。
個人個人で、時間の使い方は違いますし、自由です。
ただ、わたし個人としては、
・平日のME TIMEも毎日取れるか分からない
・休日は、家族や友人と過ごすことも多い。家事やなんやらもある。本当にME TIMEを平日以上に取れている?(取れても、+2時間くらい?)
・定年後の生活も、仕事がなくなっても、家事や別のコミュニティに所属していそう
・そもそも、「人生の残り自由時間」は、状態把握なので、細かく計算しても意味がない
ということから、平日の「ME TIME」で計算してみるのをおすすめします。
重要なのは、今すぐ、やりたいことに注力すること
今回、「人生で自由に使える残り時間」を知るということについて、書いてきました。
この「人生の残り自由時間」を把握することで、どう感じたでしょうか?
私が考える、この計算を行う目的は、
・私たちの時間は限りあるものであること
・日々、忙しいけれども、自分のための時間を作る必要があること
・色々頑張りたい!けれど、間違った努力をしている場合ではない
と知ることだと思います。
実際、私自身もこの人生の残り自由時間を知ったことで、次の行動へとつながったと思います。
次の行動とは、「時間もお金も奪う、間違った努力」を排除していくということです。
これについては、また後日書いていきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ぜひ、計算してみてくださいね。
まとめ:「人生の残り自由時間」計算方法
まず、自分の自由に使える時間(ME TIME)を知る
※「健康寿命」は、女性:75歳、男性:73歳で計算する
人生の残り自由時間の計算式は、
(健康寿命)◯年 -(現在の年齢)◯歳=(健康寿命まで生きる年数)▲年
(ME TIME)■時間 × (1年)365日=(1年間のME TIME)●時間
(1年間のME TIME)●時間 ×(健康寿命まで生きる年数)▲年
=(健康寿命までのME TIME) ◯時間
これを、何年分なのか計算すると、
(健康寿命までのME TIME) ◯時間 ÷24時間 ÷365日 =人生の残り自由時間
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