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親孝行できるか!?70代の親と行く、最後のヨーロッパ旅行記③

さて、1歳の娘、たまこ(仮)を置いて、晴れて大人3人旅となった。

1歳の娘と70代両親の旅だったら、完全個人旅行&3カ国周遊するプランは、なかなか私にとってはハードルが高かった。

なぜなら、旅行の計画から、詳細な行き先を決め、そこへのアクセスを調べ、皆をアテンドし、英語でやり取りしつつ、若干の通訳をし、チケット購入から、歴史的背景の簡単な解説、レストランを選び、メニューを決め、支払い、ホテルのもろもろもこなす。その上で、1歳の娘の長時間フライトの後、毎日、オムツを変える場所を探し、ご飯を食べさせ、ぐずったりするのをなだめつつ、70代両親の希望を最大限、叶えようと努力する。これを、3カ国で、、、やれる!?

いや、、、たぶんできるけど、たぶん、色々擦り切れる。無理だ、せめて2カ国。かつ、観光するスポットも少なくして……うーん、最後のヨーロッパ旅行なのに??良いのか?仕方ないか。とぐるぐる頭の中で考えていた。

だから、大人3人旅になったとき、「あ、親孝行できるように、もあるけど、自分も楽しんで、皆んなで楽しもう」と、いう気持ちになれたことが一番よかった。だから、ずっと父(カツノリ)が行きたいと言っていた、チェコ(プラハ)とオーストリア(ウィーン)も、ドイツだけでなく、まわることにした。

なぜか、今回、
「ドイツとプラハ行ければいいや〜、ウィーンはもう行かなくていいや〜」と謎に言い出したカツノリを無視し、ウィーンも行くことにした。

ずっと、プラハに行きたい、あと、ウィーンでコンサートに行きたい、と、おそらく20年近くは言っていたと思う。だから、いつか、父と母をウィーンのコンサートに行かせてあげることが、私と姉(私には姉もいる)の夢でもあったからだ。

今回、わたしの姉も行きたがってはいたが、仕事と家庭があり、参加できなかった。最後のヨーロッパ旅は、下の娘(わたし)に託されたのである。

ウィーンだ、プラハだ!と浮き足だったが、ドイツのクリスマスマーケットは、どこにしようか、行ければどこでも良いよね、という感じだった。

調べてみると、ドイツは至る所で大小様々なクリスマスマーケットが開催されるそう。ドイツ、というより、ヨーロッパ全般で開催されるらしいが。

ドイツでは、150ものクリスマスマーケットが開催されるらしいが、せっかくなので、ドイツの3大クリスマスマーケットのどれかに行くことにした。

3大クリスマスマーケットは、ニュルンベルク(世界一有名)、シュトゥットガルト(世界最大)、ドレスデン(世界最古)の3つのようだ。

旅行サイトなどでみても、どこが良いか正直、分からない。個人的には、世界最古というドレスデンに惹かれたが、プラハ、ウィーンも行くので、周りやすいところが一番。

旅行会社が、出発日や帰国日、プラハ&ウィーンも行きたい、という希望をベースに組んだプランでは、ニュルンベルクが候補となっていたので、そのまま、ニュルンベルクに行くこととなったのである。

さて、日程を組む時に、注意が必要なポイントとして、「ドイツのクリスマスマーケットは、クリスマス前で終了する」がある。

日本人的感覚からすると、え!?となるのだが、クリスマスマーケットは、基本的に11月中ばごろから、12月23日まで(クリスマスマーケットにもよるが)で、24日、25日はやっていない。クリスマス本番じゃん!と思うが、クリスマスは、家族と過ごす大事な日、という感覚らしい。しかも、ホリデーシーズンだからお店ももろもろ閉まるから、注意が必要だ。

ちなみに、日本からは、ウィーンとミュンヘンは直行便があるが、プラハはない。ウィーンは、週に何便かしか飛んでいない。出発日と帰国日の関係で、ウィーン→プラハ→ミュンヘンの順で周ることになった。ニュルンベルクは!?と思うかもしれない。ニュルンベルクは、列車で、ミュンヘンから1時間ちょっとのところにあるのだ。

円安(だいたい1ユーロ165円だった)もあり、ビビっていた私たちは、ヨーロッパまで乗り換え便も検討したが、体力、乗り継ぎの手間などから、直行便を選んだ。ツアー代金としては、10万ほどの差だったと思う。

旅行が終わった今、振り返ってみると、70代高齢者と行く時は、直行便、かつ羽田発着に限る、を私は全力でオススメしたい。(わたしの実家は、地方なので、羽田から地方に帰る手間もあるため。)


まだ旅行記、始まらんのかい!計画段階、長すぎ!と思うかもしれないが、もう少しお付き合いいただきたい。

厚労省時代に、「仕事は、準備が9割」と上司に教わった手前、日程が決まっても、どこをどういう順番で周るのが良いか、頭から離れなかった。さっさと決めれば良いのだが、「人生最後のヨーロッパ」というパワーワードが、心を締め付けてくる。つい、各都市、どの観光地を、どの順番で周るかを考えるのが後回しになってしまった。父と母の意見を取り入れたいと思っていたが、ほぼ、何の意見も、希望もなく、「任せる」だったから、困った。

頼ったのは、とりあえず、ガイドブック。

この本を父と母に送り、出発まで見てもらうことにした。わたしと両親は、違う地域に住んでいるので、わたしはこの電子書籍版を活用した。

あのね、正直、今は、検索したり、インスタだったり、たくさん情報が得られるから、本いるかな…?と思いつつ、買った。

【結論】
迷わず、さっさとガイドブック(本)を買うべし

すごいよ!欲しい情報、全て載ってるから。あのね、時間の節約になります。
特に、70代高齢者は、ネット情報なんて、LINEで送っても、100パーセント見ないから!

本の現物に限る。

数週間、買おうかなー、どのガイドブックにしようかなー、いるかなー、と思ってた時間が本当に無駄。どのガイドブックもほぼ同じだから、サクッと本屋で買うのが良い。

ちなみに、私の住む地方の本屋では、県内で一番大きいところでも、ウィーンやプラハの本は置いてなかった。ドイツはあるけど。

だから、迷わず、Amazonか楽天でポチるのをオススメする。何度もいうが、ガイドブックはほぼ、どれも変わらない内容である。


航空券を予約したのが、出発の約1ヶ月半前。この時点で、けっこう航空券の確保はギリギリだった。やはり、ホリデーシーズンは混むらしい。

何事も、早め早めがいちばん、である。


2024年12月に、75歳の父と、70歳の母、38歳の娘で行った、ヨーロッパ旅行を振り返ってnoteに記録しています。行き先は、オーストリア(ウィーン)、チェコ(プラハ)、ドイツ(ミュンヘン)です。

70代、高齢な両親との旅行、こうすれば良かった!これは良かった!などなど、色々ありました。旅行計画中の方々、いつか連れていきたいなーと思っている方々の参考になればと思い、書いています。

過去のnoteはこちらです。

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