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親孝行できるか!?70代の親と行く、最後のヨーロッパ旅行記④

行き先を、ウィーン、プラハ、ミュンヘン(ニュルンベルク)と決めたところで、早めに日本ですべきこと、それは、コンサートのチケット予約である。

今回の旅では、「クリスマスマーケット」に行くが一番の目的だったので、ウィーンでコンサートに行く日は、おのずと決まってしまっていた。

もし、このnoteを読んで、ウィーンに行く計画を立てている人がいるなら、日程より先にコンサート内容を検索することをオススメする。

もちろん、日程がある程度融通がつけば、の話。

特別、クラシックに思い入れがなく、「行ければいいや」くらいならいいが、せっかくだから、自分の聞きたいプログラムをやっている日を選んでほしい。

ウィーンでは、正直、至るところで、毎日、コンサートが開かれている。観光客向けのものであれば、主要観光地である、シェーンブルン宮殿や、ペーター教会なんかでもたいてい開催されている。観光地をふらふらしていると、「今晩コンサートいかが?」と声をかけられる。

私の両親は(主に父)、割とクラシックが好きで、家では朝はクラシックが優雅に(実際は、音が大きくてわたしは嫌だった。)とはいかないが、流れていた。子どもの頃から、割と、クラシックコンサートにも連れて行ってくれたし、地方から、東京までわざわざクラシックを聴きに行ったりしている。

だから、両親は、クラシックについては、結構こだわりがあると思っていた。

ウィーンに一度でいいから、行きたい!というくらいなので。

…たが、ほぼ、私にまる投げだった。

困った。

とりあえず、ウィーンに行くからには、ガイドブックによると、国立歌劇場のオペラか、楽友協会のどちらかは抑えておいたら良いみたい。

どっちが良い?両方行く?と聞いたところ、「学友協会!」と。

決まってるなら、教えてくれ笑。

毎年、元旦にNHKで放映しているので、ご存知の方も多いと思うが、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートは、この学友協会が会場らしい。

知らなかった、私。

とりあえず、善は急げと、学友協会のチケットを取ることにした。

googleで、「学友協会 チケット」と検索。

……

ウィーンでコンサートチケットを予約しようとしているそこのあなた!

こんな検索してたら、絶対だめだよ!!!笑

そんな方がいたら、ぜひ、このまま読み進めてほしい。

日本語で、このように検索すると、チケット販売代行サイトや、学友協会でコンサートをしている楽団のウェブサイトばっかり出てくる。

例えば、

https://www.veltra.com/jp/europe/austria/ctg/7052:7052/%0Ahttps://www.mozart.co.at/konzertsaele-jp.php%0A

とか。

注意してほしいのが、これらのサイトでは、学友協会で開催される一部のチケットしか、取り扱ってないってこと。

どのサイトでも、コンサートに行きたい日と、学友協会という場所でチケット検索をかけると、「ウィーンモーツァルトコンサート」ばかり出てくる。

これね。


このサイト、すっごく分かりにくいんだけど、「ウィーンモーツァルトコンサート」っていう、楽団のサイト。

そもそも、他のコンサートが開催していないのか、はたまたもう売り切れたのか分からなかった。だから、「ウィーンモーツァルトコンサート」をこのサイトで予約しようとした。

予約したら、変更不可。ビビったけど、仕方ない。なんだか、選択肢少ないなと思いつつ、予約&購入…しようとした。が、なぜか、カード決済できない。

JCB使用可、とあるけど、だめなのか。VISAの別カードでどうだ。

やっぱりだめ。

結局、できなかった。なぜか分からない。正直、ちょっとカード詐欺を疑った(というか、1枚目のカードで決済できない時点で、その可能性を疑った方が良かったよね。)。

いや、カード詐欺ではなくて、本当に出来なかっただけみたいだけど。仕方ないので日本語だし、veltraのサイトから予約・購入した。こちらは、直前まで、キャンセル可能だった。

購入して、ようやくホッとした。

けれど、なんかモヤモヤする。

この、「ウィーンモーツァルトコンサート」、どうも、演奏者がモーツァルトの格好をしてくれるらしい。

え、どう考えても、観光客向けやん。

確かに、ウィーンといえば、モーツァルトみたいだけど、ウィーンまで行って、そんなゴリゴリの観光客っぽい感じで良いのか!?いや、観光客で間違いないんだけど!父と母の「いつかウィーンでコンサートを」という願いに応えるのは、このコンサートプログラムなんだろうか。しかも、どうも、学友協会には、2つホールがあって、この日は、小ホールで開催、とある。

え、大ホールでもないの!?大ホールでのコンサート、おやすみなの!?

と。

ここでようやく、学友協会の公式ウェブサイトを見ることにした。

ちなみに、googleでも、「学友協会 公式」と入れても、学友協会のウェブサイトには、なかなか辿り着かない。

ドイツ語の「Wiener Musikverein」で調べるか、以下から飛んでほしい。

なかなか公式サイトに辿り着けないので、わたしは、ガイドブックに掲載されている、URLをベタうちした。ありがとう、ガイドブック。

ちなみに、英語表記を選んでも、気づいたらドイツ語表記になって、非常に分かりにくい…。

どうにか進んでいくと……

あれ?滞在期間中、モーツァルトコンサート以外にも、コンサート開催しているぞ…

しかも、大ホール。

ここで補足すると、学友協会の大ホールは、「黄金ホール」と言われていて、きんきらきんなのだ。

せっかくなので、大ホール行きたい!!!!

公式サイトについては、プログラムを知るには、ChatGPTのチカラを借りた。

結局、コンサートは、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の「メライヤ」を聴くことにした。
誰もが一度は聴いたことがあるであろう、あの「ハレルヤ」である。

ちなみに、かの有名な、ウィーンフィルは、その日は、ドイツに出張中だった。

チケットの取り方や、席については、ブログで紹介している方の体験談が役に立った。

予約するときは、良い席がいい!と思っていたが、帰ってきた今思うと、どこの席でも満足できたと思う。1か月半ほど前に予約したが、この時点で2階席は埋まっていた。

どうにか予約できたので、先に予約していた、モーツァルトコンサートをキャンセルした。キャンセル無料だったからね。

もし、あの時、カード決済できていたら。

キャンセルできなかったから、超絶悩んだに違いない。

しかも、大ホールのチケットより、小ホールのモーツァルトコンサートのチケットの方が、高かった。同じランクの席でも、1.5倍はした。

もし、あの時、カード決済できていたら。

あぁ、きっと、これは、「大ホールに行け!」という、不思議なチカラが働いたのだ。

と、思うことにした。とりあえず、こういうミラクルは、割と私の身には起きる。


さて、学友協会のチケットは、無事確保。ウィーン滞在中、もう一回、コンサートは行こうと思えば行ける。

ここは、70代の両親の体力もあるので、もし、行きたくなったら、毎日、色々な教会で開催しているコンサートに行けば良いや、ということにした。

いま振り返ってみると、体力的にはこれで良かったと思う。

しかし、出発前は、「ウィーン国立歌劇場」のチケットも取れば良かったかも…!と、ちょっと心に引っかかっていた。

国立歌劇場では、オペラかバレエをやっているよう。こちらもぜひ、公式サイトからプログラムを検索してみてほしい。

私たちは、国立歌劇場の中は見てみたい、という父の希望から、内部ツアーを検討した。

「ウィーン国立歌劇場 ガイドツアー」

なんて、検索したらダメだよ!やっぱり、公式サイトまで辿り着かないから。


ガイドツアーは、ここから予約。

日本語のガイドツアーも、月に数回だけ、ある。

私が行く日は、残念ながら、日本語のツアーは開催されなかった。また、英語のツアーも、その日は9時か15時から。観光もしたかったので、結局、ガイドツアーは、予約しない、当日行きたくなったら行こう、ということにした。

もちろん、30人の限定ツアーなので、予約で満席になることもあると思う。絶対行きたい!という方は、日本で予約を。

ちなみに、前の月の15日前後に、ツアー開催情報は更新されるそうだ。11月10日になっても、12月のガイドツアー情報がアップされず、「ホリデーシーズンは開催しないのか?」とも思ったので、直接、メールで問い合わせたところ、親切に教えてくれた。

ここで初めて知るのである。

ウィーンって、Viennaって言うことを。

さて、前置きがだいぶ長くなった。

そう、なんでも、準備が9割!

ついに、次のnoteでは、実際の旅行記を書いていく。


2024年12月に、75歳の父と、70歳の母、38歳の娘で行った、ヨーロッパ旅行を振り返ってnoteに記録しています。行き先は、オーストリア(ウィーン)、チェコ(プラハ)、ドイツ(ミュンヘン)です。

70代、高齢な両親との旅行、こうすれば良かった!これは良かった!などなど、色々ありました。旅行計画中の方々、いつか連れていきたいなーと思っている方々の参考になればと思い、書いています。

過去のnoteはこちらです。

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