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体外受精とは…図解
体内での受精が難しいと考えられる場合に行う方法です。
卵管性不妊(卵管の通過障害、ピックアップ障害が疑われる場合)、受精障害(卵子の問題、精子の問題)、男性不妊、自然性交や人工授精で妊娠が成立しなかった場合、その他、原因不明不妊、高齢、子宮内膜症、重症排卵障害、多のう胞性卵巣(PCOS)などがこの適応にあたります。
Step1 排卵誘発
Step1 排卵誘発自然の月経周期では通常1個の卵胞が成長し1個の卵子が排卵しますが、体外受精では排卵誘発剤を使って複数の卵胞(3~15個)を成長させ1度の採卵で複数の卵子を採取し、その後何度かの胚移植に利用できるようにします。採卵できる卵子数は、使用する排卵誘発剤の投与量のほか、年齢や体質、薬剤の感受性、過去の治療歴、その時の体調などにより異なります。
排卵誘発剤の投与と並行して超音波検査によ
Step3&Step4 受精と培養
Step3&4 受精と培養採精方法
自宅採取しお持ちいただくか「採精室」にて精液を採取していただきます。精液は遠心分離、洗浄濃縮を行い良好な運動精子を回収します。
体外受精では卵子1個に対して数万〜数十万個/mlという運動精子が必要なため、それに足りない場合には顕微授精をおすすめします。
顕微授精であれば、卵子1個に対して良好な精子1匹あれば可能です。
重症乏精子症、精子無力症などの極めて精子
Step5&Step6 胚移植 妊娠判定
Step5 胚移植受精後、卵割が順調にすすみ良好胚ができれば胚移植を行います。
胚移植には原則5日目の胚盤胞を移植します。
胚移植の手順
①指定された時刻に来院して下さい。
②病衣に着替えた後、採卵室にて子宮内に胚移植を行います。
処置台で30分。ベッド上で30分安静にします。
※胚移植時には麻酔は行いません
(人工授精と同様で、強い痛みはありません)
胚移植の実際
胚移植には様々な