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来月からお店の前にある建物で、「こどものあとりえ じぶん」が始まります。
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子供たちの描く絵がとても好きです。
思うままに線が自由に伸びていて、同じ花を描いても、その子にしか見えていない世界の花の絵が出来上がります。
私も昔は描けていたはずの自由な絵。
実家に3才ぐらいの時に描いた絵が残っていたのですが、我ながら「いいじゃないか!」と思ってしまいました。
いつからあの絵を描けなくなったんだろう?
記憶を辿ると、美術の時間になかなか絵が描き出せない自分を思い出します。
上手く描いている子をチラチラ見ながら、どうしたら同じように描けるかを考えていた気がします。
いつからか、先生から評価されている子の絵が、描くべき絵になっていました。
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子供の描くところを見ていると、描き始めから殆ど迷いがありません。
グルンと大きな顔の輪郭を描いているし、色も次々に塗っていきます。
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授業参観などで子供たちの絵を見ると、ちゃんと自分の絵を描いていることが分かるし、時には見ている人の心が震えるような時もあります。
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このアトリエ教室はミズカさん(香川を中心に活動されている方)にお願いしました。
ミズカさんは息子の幼稚園に芸術士(保育園や幼稚園などで活躍する芸術の専門家)として来てくれています。
昨年度最後のミズカさんとの活動で、園児たちが鏡を見ながら自画像を描くというものがありました。
「鏡のなかの自分と向き合う、自分の考えを表に出す事は勇気のいること。
自信を持って自分というものを心のままに、解き放ってほしいな。」
自画像の取り組みが書かれたお便りの言葉を見て、絵を描く事は誰かに褒めてもらう訳でもなく、良い点数をもらうためでもなくて、自分を見つめて、自分を表現する事なんだなぁ。と思いました。
そんな素敵な教室をサイトウコーヒーでできたらと思いミズカさんにお声がけさせてもらいました。
教室の名前を「じぶん」と名付けたミズカさんの感性が、子供たちと混じり合って、自分を深く探究する時間になったらいいなぁ。と思っています。
募集枠は満席の日もありますが、ご興味のある方はぜひインスタのページから覗いてみてください。
https://www.instagram.com/atelier_jibun?igsh=MTJlN21jZ2Rwb2p6Yg==