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お供えについておもう

こんにちは。
portal of nature 齋藤朱美です。

お盆なので、雨が降る前に、ささーっとお墓参りに行ってきました。

私が住む地域では、お盆には表紙写真のようなご馳走をお盆にご先祖さまにお供えします。

①お赤飯
えご
③小りんご
④蕎麦の芽
⑤枝付きの枝豆
⑥ナスとキュウリのみじん切り
⑦スイカ
⑧瓜
⑨そうめん
⑩ぶどう(亡くなったご先祖様の好物)
11精霊馬

結構、いろいろ入っていますね。

これらを蓮の葉の上にのせて、ヨシを編んだもので包んで、仏壇とお墓の両方にお供えします。

ご先祖様たちにお供えする品々は、地域でいろいろだと思います。実家がある庄内地域では、少し違う感じでした。あんこ餅をお供えします。

ご先祖様はなんでこういうのを食べるの?
みたいなお供えが多いように思います。あの世に行くと好みが変わるのかな?

我が家では仏壇の前に
そうめん、昆布、小りんごをぶら下げます
正式には棚を作って、いろいろぶら下げる
のだと思うけど、省略
今年も親戚から小りんごいただきました
赤い小りんごは、クラブアップル
ターシャの庭に憧れて数年前に植えた
今年、初めて実を使わせていただく


あとは、花です。
我が家では、庭などの花をかき集めて花束にしてお供えします。グラジオラスなと、お姑さんがお盆に合わせて植えてくれている花もある。

他に、テッポウユリ、オミナエシ、ハギ、キキョウ、カンゾウ、夏菊、ミソハギなど


我が家は、というか、この地区は田舎だからか、お盆の様な仏事を大切にしていて、昔からのしきたりみたいなものが割と残っている様に感じる。

実は、私はそのことを心の中で少し誇りに思っている節がある。準備などが大変ではあるのだけど。というか、お盆の準備はヘトヘトになります。

以前はお墓参り後に、親戚が仏壇を拝みに回って、拝みにくる人たちにビールや精進料理(ゼンマイの煮物とかトウモロコシとか枝豆とかね)を振る舞うのだった。でも、コロナ禍で中止になってから、そのまま、しなくなった。

でも、省略されたものがあっても、ご先祖様に対する気持ちは、割とそのままな気がする。

野菜や果物など、今年初めて取れたものを食べる時は、まず仏壇にお供えする。
誰かからいただいたお菓子などの贈答品(肉や魚などの生臭もの以外)も、まず仏壇にお供えする。

ご先祖様のおかげで、今を生きる私たちが生きることができているという感謝の気持ちがあるのかも。(私はそう思ってるけど、他の人はどうなんだろう。

未来のミライ
というアニメ映画があるのだけど、あの映画を見た時の気持ちに通じるものがある。

それは、自分を支えてくれるすべてのコト、モノ、ヒトへの感謝にも繋がって、信仰みたいになっている気もする。

ここは、豪雪地帯だし、先日は豪雨災害もあったし、自分だけでは生きることが大変な地域。

だけど、それゆえに恵みも多く、生物多様性が育む山のもの、川のもの、それらが潤す田畑から採れるものを美味しくいただくことができる。

ご先祖さまへの気持ちは、そのことに対する感謝や信仰につながっている気がする。

ありがとうございます!

でも、まあ、これから人口も減っていくし、無理のない範囲で、これからもお供えしていこうと思います。