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nikki 20220703

26度で割と涼しいと感じるこの世、狂っている。
少し前から遊戯王ゼアルを観ている。今はドクターフェイカー編の55話。
遊戯王というコンテンツに初めて触れているが、面白い。「なぜ決闘(デュエル)をするのか?決闘者(デュエリスト)だからである」という非常に分かりやすい世界観は清々しさを感じる。
遊戯王ゼアルは玩具販促アニメだ。プリキュアやプリパラ、アイカツなどと同じジャンルと認識している。こういった類のアニメは基本的にこども(とその保護者)向けに制作されている。このジャンルの中で私が特に好きなのはプリティーリズムレインボーライブだ。
で、このジャンル内の作品の特徴として、多様な親子関係が提示される点が挙げられるように感じる。片親をなくしているキャラクター、両親と良好な関係を築けているキャラクター、非道な親を持ち苦労するキャラクターなど、いろんな親子が混在する。そしてこの親子関係に物語がシンクロしながら進んでいく、みたいな、そういう話型が他ジャンルのアニメに比べて多いように思う。
ゼアルもすごいことになっている。親世代の負の遺産を背負ったこどもたちが、デュエルで代理戦争をバッコンバッコンやりあっている。そしてこの代理戦争のさなかで、「デュエルは楽しい、楽しいからデュエルをするのだ」という主人公の意思が、デュエルの主権をこどもたちに取り戻していく。
現状、遊戯王ゼアルは、大人からこどもへデュエルを復権するアニメに見える。しかしまだ序の口だ。かつてニコニコ動画を一世風靡したキャラクターさえ出ていない。ここからどうなるのか楽しみである。

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