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“丁寧な暮らし化”に抗えない

このラジオを配信したころから殊に“丁寧な暮らし化”が止まらない。

  • この夏はずっと家庭菜園をしていた

  • もう3カ月以上、昼食は手作り弁当(在宅ワークなのに)

  • 毎日ぼんやり自然の中を散歩している

  • 月に2作品はインテリアのDIYをしている

  • 入浴中は手作りのランタンホルダーを使ってキャンドルをともす

上記はほんの一例である。

あたかも不可抗力みたいな言いようだけれど、現に「丁寧な暮らしをしたい」と意識して始めたわけではないのだ。仕事も趣味もディスプレイに向かって見えない情報をやり取りするようなものばかりなので「もうちょっとリアルに手で触れられるものを扱うような時間を増やしたいな」と思っていたら、いつの間にかこんな生活になってしまっていた。

「丁寧な暮らし」だなんて、正直めちゃくちゃくすぐったい。私はそんなに女子力高くないし、心穏やかでもないし、社会や環境に対する意識が高いわけでもない。仕事の反動もあってか、プライベートでは炎上すれすれのブラックジョークや小学生男子みたいな下ネタでゲラゲラ笑い、とても上品とはいえない広島弁の独り言を吐きながらネトゲをし、清くも正しくも美しくもない態度で宝塚歌劇の動画を見ているような人間だ。だからどうしても自分の「丁寧な暮らし」を認められない。いかにも陰気でひねくれた発想だが、いまだにこの流れに抗いたい気持ちが抜けない。

ただ、おかげさまで精神的にはかなり充実しているのも事実だ。なんとなく毎日がポジティブに彩られ、このうきうきした気持ちを誰かに話したくなる。インスタグラムを嗜む丁寧な暮らし女子たちはこういう気持ちなのかと初めてわかった気がしている。

「それでもやっぱり私にインスタはできない!」ということでラジオで小出しにしてきたのだが、いよいよラジオでも話しきれなくなってしまった。
そこで、これからちょっとずつ、このnoteで私の“丁寧な暮らしごっこ”の様子をお伝えしていきたいと思う。その中で、未経験から家庭菜園をしてわかったコツとか、不器用でもできるDIYとか、読者のお役に立てる情報も発信できるかもしれない。どうかご笑覧いただけると幸いです。

それでも「丁寧な暮らしをしている」とは絶対に認めないぞ。

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