【研究/ 実践メモ】 思いやりのコーチングとは何か? 娘ちゃんとのセッションに、早速活用してみました!の巻~『成長を支援するということ』 第1章 「支援の本質:他者が学び、成長するのを真に助けるには」からの学び
『成長を支援するということ』 第1章は、「支援の本質:他者が学び、成長するのを真に助けるには」と題し、本書全体を通して強調されている、対人支援を行う上で大事な価値観について紹介されています。
※先日の読書会の様子はこちら!
ボヤツィスたちは、第1章の中で、本書の前提として、対人支援を行うことで、期待される3つの変化について指摘します。
こうした、長期的な夢やビジョンからエネルギーを引き出し、変化に向けての取り組んでいくことを、支援するアプローチを、”思いやりのコーチング” と呼びます。
そして、[自分の内発的ではない] 外から規定された目的を果たすための行動を促す”誘導型のコーチング”と呼び、”思いやりのコーチング”との比較を通じて、学びが深められていきます。
読書会の後、早速、”思いやりのコーチング”を家庭で実践してみました。
娘ちゃん(中学1年生)の部屋が、非常にワイルドな状況になてっていまして・・・
このままでは、ちょっとまずいよねと妻と話して、対話の場を。
せっかく話すなら、”思いやりのコーチング”をと思い、問いを考えてみました。
今回は、パーソナルビジョンから始めると、少し違和感がある状況だったので簡易的ですが、ポジティブに着目して、
Q1: 部屋の整理整頓が進むと、どんないいことがあるか?
Q2:“部屋が綺麗な状態”とは、自分の中でどんな状態を指すのか?
Q3:”部屋が綺麗な状態”に近づけるために、
”今日、まず最初の一歩として”、できることは何か?
という問いで、妻と3人で話してみました。
「部屋が汚いとどんな不都合があるか?」とか、以前は、問いかけていそうな感じでしたが、そこはグッとこらえて(笑)
娘ちゃんのレディネスも高まっていたのだと思いますが、その後、かなり集中して、片付けていました!
コーチとして問いかける中で感じたのが、ネガティブ・サイドにフォーカスするのを意識的に保留することで、”相手を責めるニュアンス”が、自分の言葉の中から、限りなく少なくなっていたように感じます。
とっても気持ちが楽(笑)
こちらにその意識がなかったとしても、”どうして片付けられないんだと思う?”みたいな問いかけをしてしまうと(私はしないですけど・・・あっ、息子くんにはしてるかも! ごめん!!)、相手は、”できない自分、責められてる”みたいな印象になってしまいますよね。そうなると、反発を生んだり、萎縮したり・・・
思いやりのコーチングは、新しい選択肢を提供してくれる、クライアントにも、コーチにも優しいアプローチだなと感じました!
もしかしたら、親子とか、先生と生徒とか、上司・部下とか、関係性にそもそもパワーのアンバランスさが構造的に組み込まれている関係性で、コーチングを行うときに、よりパワフルかもと感じました。
意識的に学びの時間を増やしていきたいと思います。
追記
ポジティブとネガティブ(キーガン的な強固な固定観念や、メンタルモデル)をどう、統合して扱っていくかは、少しずつ自分なりの解が見えてきている気もするので、またまとめてみたいなと思います!
※本ブログは、永田さんの発表を参考にさせていただきました。
とってもわかりやすいスライドだったので、お借りしてしまいました!
本書全体のリードとなる、発表、ありがとうございました!
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