手放すことの代償。ミニマリストのショーに騙されないために。
モノが少ない=モノを捨てている
これは紛れもない事実だと思います。
つまり、ミニマリストになる=これまで持っていた大量のモノたちを捨てる(リサイクル・譲る・メルカリ)ということですが、
「その代償を背負っているのは誰なのか」を考えると、簡単にモノを捨てることの是非について考え直すことができるかもしれません。
モノが少ない=正義ではない
自分の目の前からなくなった
↓
ものが少ない
↓
良い
ではないです。
これだけは認識しておかなければなりません。
モノが少ないミニマリストになっても、「買い替えという名目で購入と廃棄」を繰り返しているパターンがあります。その場合には確かにその人が持っている持ち物の総量は少ないまま変わらないかもしれません。
でもその分、元々持っていたモノはどうなるのでしょうか。
誰がそのモノの最終処分を請け負うのか
こちらの動画をご覧ください。
これはあくまで一例ですが、
これまで余計なものを買い続け、その処分の責任を誰かに転嫁してきたという事実と向き合う必要があります。
リサイクルや寄付ももちろん良いですが、それなら自分で責任持って捨てたほうが見ず知らずの人にゴミと責任を押し付けず、良いかもしれません。
私もモノが少ない生活をしていますので、残念ながらモノを捨てたり、メルカリに出すという選択をすることがあります。
ですが、極力その判断をしなくて良いようなモノを選び、入れ替えの回転数を徐々に落としていくことでサステナブルな環境とミニマリストは両立できると考えてます。(修行中です)
消費ミニマリストのショーから抜け出す
ミニマリストは消費主義の一種のショーのようになっているように感じることもあります。
ミニマリストの今月の買ってよかったモノがある(しかしモノの総量が変わっていない)ということは、「以前に買ってよかったけど、今月捨てたモノがある」ということです。
その事実と向き合い、捨てるときのことを考える。
慎重な購買行動をし、モノを捨てればOKの短絡的な思考から抜け出す。
そうすると購買行動も落ち着き、ミニマリズムが生活の一部になっていることに気づけます。
消費ミニマリストにならず、長い目で継続でき、環境にもやさしいライフスタイルを目指したいものです。