兄にレイプされた弟_000 【実話】

それが始まったのは幼稚園児の頃だった。

僕には7歳離れた兄がいる。
彼はゲーム好きだった。
所謂オタクの人間であり、それも平成初期に謂われたような、女性に嫌悪されがちなキモ=オタであった。
けれども幼い僕はそんな事つゆとも知らずーーーーというか、その頃はまだそこまでオタオタしていなかったかもしれないーーー兄の部屋で兄がプレイするテレビゲームを観る、ということをよくしていた。
テレビゲームが魅せる目眩く展開の数々を僕は愛していた。好奇心を満たしたしてくれる。期待感を膨らませた挙句上手にそれを解決してみせてくれる。
テレビゲームは僕のヒーローだった。
何せ当時は、世界の解像度が低かったのもあろう。

その夜も、僕は兄の部屋にいた。
惰性か日課か居座って、時折退屈を感じながらも、ブラウン管に映る次のステージに胸を躍らせていた。
そこからどういう経緯でそうなったのかはよく覚えていないのだけれど…何かの拍子に僕は拗ねて、目を閉じ寝たふりをした。
そうして寝たふりをしていたら、構って貰えて優遇して貰えるとでも思ったのかもしれない。
これが人生最初の「間違い」だった。
僕は多くを間違えてきたけれど、これほどの間違いは他になかったろう。

暫く寝たふりを続けていた。
瞼の黒と、そこに薄い虹色のモヤが浮かぶのを不思議に思いながら…ゲームの音だけが聞こえる。やがてコントローラー操作の音が止む。いよいよかと期待する。
するとどうだろう、にわかに下半身がスースーするではないか。
「あれえ?」
と幼心に抱いていると

えもいわれぬ快感を感じた。

それはぬめりとしていて温かく、蕩けてしまうような、恍惚な感触、感覚であった。
僕は目を開けて股間を見やった。

兄が僕の股間を咥えていた。

何をしているのだろう?
とは思ったが、とても気持ちが良かったので、僕はされるがままにされていたように思。
すぐに僕は絶頂に達した。
といってもまだ幼稚園児だ。
精通もしていない。
それでもイクということを知った。

恐らく同い年の子供たちの中で、最速といえよう性体験であった。

それが人生を狂わすとは、勿論、知らずに。

※これは実話であり、表現や追憶による文字列の変更こそあれ内容は全てノンフィクションであります。残念ながら。悪かった、可哀想な僕は此処にいるんだね。

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