椎名林檎好きの私が、宮本浩次よりトータス松本コラボを気に入った理由
高校の時、派手な子はみんなバンドをやっていました。
勉強と部活と恋愛と、プラスでバンド、というハードワーク。
よくやるな〜と思いながら、私自身はバンドはやっておらず。それでも高校のライブにはよく行きました。
当時(10年前くらい)は、
マキシマムザホルモン、ELLEGARDEN、銀杏BOYZ、 Hawaiian6
なんかが流行っていて、定番でした。
で、
高3くらいの秋に、季節モノのイベントでシャッフルライブがあり、椎名林檎を崇拝していた女の子を中心としたバンドが椎名林檎ばっかりやってたのを見て、椎名林檎を聴き始めました。
それが椎名林檎との出会いだったかなと思います。
ほんと、キラキラしてました。
高校生なんて、年頃だから好きな人はできちゃうし、大学受験あるから将来のこと考えるようになるし、でも思春期で反抗期だし。
グラッグラな時期の女の子にはマッチしていたんだと思います。
で、
当時聴いてた椎名林檎や『メロウ』とか『丸の内サディスティック』とか『ここでキスして。』とかは
「あなたのことが好き好き大好き絶対離れないで」
みたいなメンヘラ曲だったのですが(自分がメンヘラ気味だったのもあってそんなんばっか聴いてた。)
今、椎名林檎が出している曲ってそうじゃないですよね。
『獣ゆく細道』とか『人生は夢だらけ』とか
「他人なんて気にせずに自分の道をゆこう」
って感じ。
それはでも、人生迷子中の自分にはわりとマッチしていて、
この頃また椎名林檎をめちゃくちゃ聴いてます。
高校の時が第1波だとして、今が第2波。
でで、
アルバム『三毒史』に入っている
『獣ゆく細道』(feat.宮本浩次)
『目抜き通り』(feat.トータス松本)
はめちゃくちゃリピしています。
YoutubeでPVも観たりして。(休職中で時間があるからこそできること・・・。)
それで気づいたのが、
普段はミヤモトが好きなのに、今回はトータス松本が好きだぞ・・・
ということ。
私自身、エレファントカシマシは5年くらい前からずっと好き。
大学時代、バイトの帰り道に『今宵の月のように』を聞きながら夜空を眺めるなんてクサイことも、何遍もしました。
宮本さんの、おっさんのくせに少年のような風貌と、細身黒スーツも大好き。
対して、ウルフルズは小学生の頃に『明日があるさ』がヒットしてたから知ってるってレベル。
『ガッツだぜ』も『バンザイ』も、フルで聴いたことない。
なのになんで・・・
でもすぐ気づきました。
これは「使い方」だなって。
椎名林檎の術中にハマってるんだと思います。
『獣ゆく細道』の宮本さんって、私たちが想像できる宮本さんなんです。
GOING MY WAY で、突っ走ってて、狂ってて。
こういうゴチャゴチャしたメロディを歌っているのは聴いたことないけど、それでも、曲の中の役どころもPVのビジュアルも宮本さんのキャラクター通りというか。
それを観たい・聴きたいから『獣ゆく細道』をリピしちゃうのです。
でも、
『目抜き通り』のトータス松本を、私は知らなかったんです。
「なんだこのイケてるおじさんは!」
と思ったんです。
抱かれたいとも思うくらい、かっちょいい。
冒頭の低音ボイスからして、イイ。
普通トータス松本にフランス語歌わせますかね?
椎名林檎に
「こんなイケてるおじさんだって知らなかったでしょ?」
と囁かれてる感じ。
というわけで、
今回は『目抜き通り』(feat.トータス松本)の勝ち。
(でも、じゃあウルフルズ聴こうかなという気持ちにはならないんだよな・・・もっとイケオジのトータス求む!って気持ちです。)
記事の画像、椎名林檎だから新宿にしちゃったけど(安直)、もう銀座ですね。
椎名林檎、これからのコラボ、何考えてんだろ。
楽しみです。