テーマを語り終えて。
ああ。冬が待ち遠しい。天気予報の追加地域を設定しました「南極」の気温は本日マイナス51度。最低気温はマイナス53度の氷の世界を想像しながら、毎日の暑さを凌ごうと目論んでおります猫目です。皆さん。こんにちは。日本ときたら今日もお暑いですね。
10人の友人の声から出発した『テーマを語る』。先週で無事に10つのテーマを語り終えることができました。皆さんのおかげです。
テーマを語る目的としては以下の3つがありました。
① 思考を高めるため
② 友人のお役に少しでも立ちたい
③ 二代後半の自分の考えを記録するため
突端は思考のゆるみを感じたからです。自分の話したいことを話すのは案外まとまっているものです。日頃から頭の中で思考しているが為に。しかし他者から貰う『テーマ』はこれまで自分があまり考えてこなかったことも含まれます。それだからいつも以上に頭を使うと考えたのです。
はじめに
「最近いちばん関心のあることは何?」という猫目の唐突な質問に対して快く解答してくださった十名の友人に感謝いたします。そして大切な読者である皆様に心からの「ありがとう」の気持ちを届けたいです。
最後まで見守ってくださった方も。
ふと立ち寄って下さいました方も。
誠にありがとうございました。
以下にこれまで綴ってきましたテーマをまとめさせて頂きます。
① マッサージ師さんの関心ごと
記念すべきはじめのテーマは『幸せ』について。このテーマは以前より猫目も思考を巡らせていたことだけあってnoteという場に綴ることが出来て嬉しかったです。ただ、スケールが大きいだけに難しいテーマではありました。人は誰しも幸福になりたいと願っています。望んで不幸になりたい人はまずいません。人類共通のテーマとしての意識をもって挑んだ記事です。
また、各記事の最後に著名人の名言などを記載させていただきました。個人的にはこちらの名言を読むだけでもかなり関心を惹かれます。
イギリスのことわざ
②(a)ダイビングインストラクターさんの関心ごと
二回目のテーマは『海の環境』。ダイビングインストラクターさんから頂いたテーマです。海洋環境のことは日頃より思うところはありました。が、こうして実際に調べてみると知らないことだらけ。信じがたい現実に胸を打たれました。今回は「海洋」のことを中心に取り上げましたが、次回は「陸地」のことも記事にあげていきたいです。
とりわけ大好きな動物たちがこれ以上「絶滅危惧種」に指定されないことを祈っています。しかし祈ってばかりでは何にもならないので自分で行動できることを実践していきたいです。
シャトー・ブリアン(作家)
②(b)ダイビングインストラクターさんの関心ごと
同じくダイビングインストラクターさんから頂いたテーマ『否定する人の心理』についてです。否定する心理を「保身」「クセ」「疑問」「ひねくれている(天邪鬼気質)」の4つ項目にわけて記事をまとめてみました。
こちらの記事を書いた際とくに記憶に残っているのは頂いたコメントです。コメントへの返答を含めて頭を使った思い入れのある記事です。
流 音弥(作家)
③ 役者兼プロデューサーさんの関心ごと
続きまして『正義』を問うテーマ。これはこれで難しかったです。難易度高いですね。正義は個々の人の中に存在しているからこそ一つのテーマとして枠組みをつくり、まとめていくのは困難を極めました。結論は書き記したもののほとんど問いかけの記事となっています。タカチ(実態)をつかみにくいのが正義という事実を再認識させられた貴重な記事となりました。
芥川龍之介(作家)
④ アパレルショップ店員さんの関心ごと
『人はなぜ譲り合うことをしないのか』
『なぜ人は譲り合うことをしないのか』
「なぜ」を前にもってくるか「人」を前にもってくるか。タイトルで随分悩んだ記憶が残っています。電車やバスでの譲り合いを中心に据えて文字を綴っております『譲「ら」ない人』と『譲「れ」ない人』のお話です。こちらの記事では日常に近い物事から人の心理を探っています。
ゲーテ(劇作家・小説家・自然科学者・政治家)
⑤(a)助監督さんの関心ごと
こちらのテーマは本当に頭が痛くなりました。(笑)なにしろ関心ごとを聞いたのに逆に『どうして人は感心もてるの?』との言葉が返ってきたのです。正直予想をはるかに超えた解答(テーマ)に面食らいました。しかも一日で記事を書き終えることが出来ずに、まさかの【前編】【後編】にわけて投稿。まさに予想外の連続でした。途中頭が熱するのを感じ、冷えピタが欲しかったくらいです。いやあ。熟考するのは楽しいですね。
ゲーテ
⑤(b)助監督さんの関心ごと
『なぜ人は物事に関心をもつことが出来るのか』の【後編】です。短く端的に記事にまとめていきたい。そう思えば思うほど綴りたいことが湧き出てくるので困りました。とくに記事中に出てきます『環世界』は興味深いものとなっています。
この記事にて『先を読みたくなる内容でした。』とのコメントを頂きました。涙が出そうになりました。今でもあの時のうれしさを覚えています。コメントは書くためのチカラです。エネルギーの根源です。コメントをくださる皆さまには感謝が尽きません。本当にありがとうございます。
岡潔(オカ キヨシ)(数学者)
⑥ 保険外交員さんの関心ごと
『なぜ物語には終わりがある?』これは好評でした。猫目も満足とは言いませんが、自分で読み返して馬鹿のように「なるほど」とかなんとか。ぷつぷつ呟いていたりしました。丁度この記事を書く頃に『妖怪ウォッチ』というアニメにドハマりしていました(現在進行形)。殊に『ジバニャン』という地縛霊の猫のキャラクターが可愛いのなんの。自然と口角がゆるみます。
皆さまは物語に終わり、あると思いますか?
ウォルト・ディズニー(実業家・エンターテイナー)
宮崎駿(映画監督・アニメーター)
⑦ ホテルマンの関心ごと
これまで多くの接客業に携わってきました。その中でも『お客様との距離感』はとても大切だと感じていました。距離感一つでお客様への信頼度も変わってきます。しかしこの距離感を適度に保つのがまあ難しい。こちらの記事では猫目の経験も踏まえて、接客について語っています。
松下幸之助(実業家・発明家・Panasonic創業者)
⑧ 子犬ブリーダーさんの関心ごと
なんでしょう。この記事がいちばん怖かった。何が恐怖というとそれは「誤解」を生じる可能性です。ミックス犬を悪く思うなんてとんでも無いですし、もちろんそのような内容でもありません。本テーマをくださったブリーダーさん同様に心配の念から書かせていただいた記事です。
『増え続けるミックス犬・子犬たちのその後』では悪質ペットブリーダーの記事や写真を取り上げています。これには怒りがこみ上げてきます。しかしそういうブリーダーが居るという事も実態です。事実として受け止め、今後どのように進んでいくべきなのか。そのことが肝心です。
アルバート・クナップ(ドイツの牧師)
⑨ キャバクラ嬢の関心ごと
当初記事を綴る前に『お金』のことを重点的に考えていました。どのように記事にまとめていこうかと大好きな動物コラムを目にしていたその時・・・愛くるしい画像と一緒に胸を射貫く一文が載っていました。ラッコです。ラッコの貝殻事情についてです。その文章を目にしたとたん猫目は思いました。
「あれ。お金ってたしか昔は貝殻だったよな」
それからふと思います。全国共通であるところの金銭もラッコにとってはただの紙切れではないか。ラッコにとっては貝殻の方が何倍もの価値がある。お金の最大の特徴は「共通認識をもっている」ところ。とすると、どうしても価値認識が必要となる。『価値』の方が問題だ。やはりお金と価値の両面から見ていく他にありませんでした。
エミール=オーギュスト・シャルティエ(フランスの哲学者・評論家)
アルベール・カミュ(フランスの小説家・劇作家)
⑩ 機械技師さんの関心ごと
『健康』は誰もが気にかけている事柄です。それと同時に昨今では「健康」を主軸にした書籍やネット記事が世にこんこんと溢れています。そこでこの記事では『自分に合う』という部分を重要視して筆を進めていきました。最後の名言が胸どころか全身にぐさっと突き刺さります。
ルートヴィヒ・ベルネ(ドイツの作家・評論家)
以上が4月から始まって7月に終わりを迎えた『テーマを語る』の10(12)つの記事になります。
結びに
最後のテーマを書き終えてから一週間が経ちます。計10本のテーマを投稿するのに約4カ月を要しました。感覚としては短かったです。
毎週金曜日までにテーマに沿った「目次」を決めて、執筆に取り掛かる。もはや習慣づいています。記事を綴っているあいだは出来るだけ「テーマをくれた友人」を思っていました。
それでも書くことに熱中すればするほど、読者の顔はぶれていきます。常に頭に読者を浮かべて書くのは難しい。記事に限らず、小説やシナリオでも同じことが言えると思います。いつの間にか読者でなく物語の中の主人公の顔がぱっと浮かんでくる。おもしろいものです。
しかしその根底に居るのは読者のみんな。
猫目は今後もそういう読者を想う物書きとして、日々文字を綴っていきたく思っています。思っているのではなく断言いたします。読者の皆さまを想って文字を綴ってまいります。
今回の『テーマを語る』は猫目にとって貴重な経験となりました。言うまでもないですが、自分が関心のあることよりも、他人の関心ごとの方が思考が働きます。多面的に考える必要がありますし、自分では思いもつかなかった事柄が隠れている場合もあります。何よりも。
楽しかったです。
わくわくしました。
誰かに反応していただけることも、友人から感謝のメッセージや疑問の言葉が届くことも全部ひっくるめて楽しかったです。そういう一つひとつの声が書き手を支えてくれます。それは文章という枠を飛び越えた領域です。
もともと文章は文章であり続けることを嫌っている質があります。文章は動きたいのだと思います。ただ紙面や画面に綴られるだけではなく、躍動したい。物語という世界や詩という楽園で呼吸をしていたい。
そういう文章の性格(性質)こそが文章を
綴ることに対する最もたる魅力のように猫目は感じています。
文章を越えて躍動し、世界を創り、
誰か知らない方のもとへ届いていく。繋がっていく。
それって、なんだか、ほっこりしませんか?
今回の経験を生かすも生かさないも自分次第です。
なので時間が経った頃にもう一度自分の書いた記事を読んでみようかなと思います。きっと忘れた頃に読み返すのが一番効果的なので。
もしかすると
今とはまた全然違った考えになっているかもしれません。
今回の目的である3つの目標
思考を高める
友人のお役に立ちたい
二代後半の自分の考えを記録する
は目出たく達成されました!
と、
言いたいところですが、ふたつ目の『友人のお役に立ちたい』は未だ不明慮です。しかしいろいろと思考出来たこと、記録をすることに関しては成功です。頭は大活躍してくれました。ありがとう。脳細胞。
それではここらへんで失礼したします!
また、あなたにお会いできるのを楽しみにしております!
ありとあらゆる読者の皆さまへ。
ありとあらゆる感謝を込めて。
猫目 2022年07月23日