再生医療のイッシー

理学療法士 再生医療・脊髄損傷を専門に現在もリハビリを行なっております。 今後、再生医療に関して学会や実際に再生医療を受けられた方々の生の声をお届けします。

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理学療法士 再生医療・脊髄損傷を専門に現在もリハビリを行なっております。 今後、再生医療に関して学会や実際に再生医療を受けられた方々の生の声をお届けします。

最近の記事

私が何者かご紹介させてください

先日、開業届を出し。晴れてフリーランスとして一歩を踏み出したのでここで自己紹介をさせて頂きます。 名前:石河直樹 愛知県出身で、現在は関東に住んでいる理学療法士です。 愛知県では、理学療法士として5年回復期病院に勤めておりました。 元々、専門性に特化した理学療法士になりたいと考えていたところ、私のターニングポイントとなった脊髄損傷の患者様と出会い。 脊髄損傷専門の理学療法士を目指しました。 そして、東京の脊髄損傷専門施設に入職するために上京しました。 私が脊髄損傷の機能

    • 第21回再生医療学会総会

      今回は、第21回再生医療学会総会に参加させて頂きました。今回も興味深い内容が多かったので何回かに分けて投稿させて頂きたいと思います。 亜急性期脊髄損傷に対するiPS細胞移植 今回は、注目度が高い【亜急性期脊髄損傷に対するiPS細胞移植】の進捗状況をわかりやすく記載させて頂きたいと思います。 これまでの流れ昨年、慶応義塾大学病院から亜急性期脊髄損傷者に対するiPS細胞移植の開始されると報道されました。 私が最初に聞いた治験開始の目安が2019~2020年頃と聞いていたためコ

      • 再生医療・脊髄損傷学会報告

        先日、第3回日本再生医療とリハビリテーション学会学術大会と第56回日本脊髄障害医学にオンライン参加してきました。 そこで仕入れた、再生医療の可能性と脊髄損傷についてお伝えさせて頂きます。 再生医療学会IPS細胞と脊髄損傷先日、亜急性期の脊髄損傷者に対してIPS細胞が投与されました。✨✨ その効果や反応に関しては、次回の学会で発表される事を期待しましょう。😊 今回は、IPS細胞と脊髄損傷に関してと学会情報をお伝えしていきます。 まず、大前提にIPS細胞をそのまま体の中に入れ

        • 再生医療のデメリット

          物事には必ずメリットとがあれば、デメリットも存在します。 そのため、今回は再生医療のデメリットに関してお伝えしようと思います。 再生医療のデメリットの中で、知っておかないといけない事が2つあります。それは【拒絶反応】と【腫瘍化】です。今回は、その2つに関して詳しく書いていきたいと思います。 【デメリット1】 拒絶反応 再生医療は、一度身体の外に出した細胞を再び身体の中に入れるため、必ず拒絶反応のリスクを伴います。 ここで、再生医療の拒絶反応を理解する上で自家・他家につい

          再生医療の効果(実体験を聞いた話)

          私は、再生医療の悩み相談をお答えする活動をしております。 その中で、再生医療を行なった当事者からも相談を受ける事があり、その中でとても考え深い話を聞いたためお伝えしようと思います。 Aさんが、ある再生医療を行なっている病院に入院している時の話です。 状況として ・Aさんより、一週間早く入院しているBさんという方がいました。 ・Aさん・Bさん共に脊髄損傷で損傷部位や手術方法などは、偶然同じとのことでした。 ・年齢は、Aさん20代・Bさん30代です。 Bさんの方が早く入院し

          再生医療の効果(実体験を聞いた話)

          再生医療の効果

          今後、有料記事が増えてくるかと思います。 その収益を学会参加資金にして、有益な情報を常にアップデートして皆様に提供させて頂きます。そのため、ご理解の程よろしくお願いいたします。 第2回目のテーマは、「再生医療の効果」は? 再生医療学会は、【再生医療とは、機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、細胞を積極的に利用して、その機能の再生をはかるものである。】と明記されております。 つまり、受傷原因の部位に再生能力を持つ細胞の力を利用して治していく医療になります。 そ

          再生医療のつぶやき①

          最近は、再生医療を身近に感じるようになってきました。 数年前までは、治験を受けた方・かなり高額な再生医療を受けた方のリハビリ・トレーニングを担当しました。 しかし、最近は〇〇クリニックで再生医療を受けました。 〇〇治験を受けに行きます。など頻繁に再生医療が聞かれるようになってきたと感じます。 再生医療が身近に手が届く範囲まできたんだ〜。 いいことだなぁ〜と思います。 しかし、良いと思う反面。身近と言っても保険適用外なので医療費は数100万。 それに対して、効果が出て

          再生医療のつぶやき①

          そもそも再生医療とは?

          第一回目は、そもそも再生医療とは何か簡単にお話したいと思います。 【再生医療】このワードは、最近多く聞かれるようになってきました。 美容業界の再生医療で肌が若返りますよ! 膝の軟骨のすり減りには再生医療!など巷でよく聞かれるものから。 脳卒中で、再生医療を受けたら麻痺した手足が前より動くようになった。 脳卒中とは、脳出血や脳梗塞など脳に血液が届かなくなり、脳の神経が障害される病気の総称を言います。 脊髄損傷で、再生医療を受けたら感覚が前より戻った!など今後の人生に大き

          そもそも再生医療とは?

          再生医療情報を読む際に注意点

          はじめまして! 理学療法士のイシナオと申します! 病院に勤務後、脊髄損傷を専門に50名以上の方にリハビリ・トレーニングをさせて頂き、さらに最近は再生医療を受けられた方を中心にリハビリ・トレーニングを提供させて頂いております。 【再生医療分野に関しての実績】 ・3年前から再生医療に特化した学会に参加。 ・再生医療相談窓口として、これまで10名以上実施。 ・再生医療後のトレーニングを5名以上実施しております。 さて、私の紹介はここまでにさせて頂き、本題に入りたいと思います。

          再生医療情報を読む際に注意点