ホームコンサートを始めることにした。
noteを始めた2019年7月。
おなじタイミングで、
ホームコンサートシリーズを立ち上げた。
これから、noteで
・ホームコンサートにかけた思い
・準備や運営、集客のこと
・毎回のレポートや感想
を書き留めていこうと思う。
第1回の今日は、なぜホームコンサートを始めるのか？について。
いつも、演奏する「場」を探していた。
ピアニストにとって、演奏する「会場」は大問題。
・グランドピアノがある
・できれば気に入った楽器・響きの会場
・30人〜100人くらいの会場
を、いつもパソコンで検索して探していた。
（200〜500人のホールでリサイタルすることもあったけど、集客や準備の規模も大きくなるので、わたしには頻繁にはできないことを感じている）
でも、ピンとくる場所も少なく、あったとしても1回きりで終わってしまったりそもそもの出演機会がなかったり・・・素敵な場所だけれどピアノの響きがイメージに合わなかったり。
結局なんとなく日にちが先送りになり、依頼されたコンサートや日々のレッスンの仕事・日常で精いっぱいの日々もあった。
自分自身の積極性の無さも、原因だったかもしれない。
わたしの音楽は必要とされてないんだ、演奏機会が多い人とのあいだには大きな差があるんだ・・・と劣等感を感じることも、何度もあった。
演奏を【日常】にできるのか？
もちろん、ときどき大きなホールで演奏することには大きな魅力や意味があった。
でもそれは、「ハレ」と「ケ」の「ハレ」のようなもので、わたしにとっては【非日常】だった。
「ふだんどういう「場」で演奏していけるのか」
「演奏を【日常】にできるのか」
というのは、わたしにとってとても大きな問いであり課題だった。
ずっと、ホームとなる場所がほしかった。
それから、「ホーム」となる場所を探してきた。
気軽に音を出せる。人が集える場所。日常の延長線上にある場所。
大きなコンサートホールじゃなくていい。かならずしも、大勢のお客様じゃなくてもいい。
「もっと日々の音楽を、スッと出していける場所がほしい。」
「自分らしく、大きな無理はせずに定期的にコンサートをしたい。」
「周りの人といっしょに育てていくコンサートをしてみたい。」
2〜3ヶ月に1回、ミニコンサートをできる場所。
このスパンは、コンサート運営をしながら新しい曲や新しい試みをするのにちょうど良いから。
慣れてくれば、それを拠点にして広げたり、回数を増やしたりすればいい。
小さな自宅のスペースで、やってみる。
わたしは今、京都市北区の小さな家で、パートナーのマリンバ奏者・中田麦（@BakuNakata）と日々音楽に取り組んだり音楽談義を繰り広げたりしている。
その1室で
「コンサート、やってみよう」
と思い立った。
なんでも思い立ったら、小さくからでも始めてみることだ。
・小さい部屋で、お客さん狭くない？
・近すぎて、音量、うるさいんじゃない？
・お客さん来てくれるのかな？
・空間を整えたり受付したり・・・ちゃんとできるかな？
いろいろ、気がかりなことはある。
でも、やってみる。
あたたかなホームコンサートの記憶
これまで、いくつかの知人のお宅で何度かホームコンサートに出演してきたし（20回くらい）、この秋も知人宅サロンでのコンサート予定が入っている。
それぞれのお宅でのコンサートはちがう個性があるけど、どこもとても温かみがあって、お客様と演奏者の距離も近く、素敵な時間を体験させていただいた。
これはオーナーの方の努力や音楽への愛情、そして人への愛情があってのことだと思う。
自分たちがどこまでできるかわからないけど、これまで出会った素敵なホームコンサートを思い出しながら、そして自分たちの音楽と、そこにある出会いを大切にしながら、進めていこうと思う。
これからのこと
これから、このnoteで
・ホームコンサートのタイトルに悩んだ話
・第1回コンサートの準備・運営記録
・これからやりたいこと
を、あまり肩に力を入れずに書いていこうと思う。
まだ、「うまくいくのかな」「ちゃんとできるのかな」という気持ちはある。
もしうまくいかないことがあっても、ここで書きとめてシェアして、次につなげていこう。
では今日はここまで。
お読みくださってありがとうございました！
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ホームコンサート「第1回 リチェルカコンサート」
2019年7月27日（土）14：00〜／15：30〜
会場：京都市北区（最寄り：地下鉄北大路駅／予約時に詳細お伝えします）
入場料：1,000円
出演：中田麦（マリンバ）・崔理英（ピアノ）
詳細はこちら
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