共感できるキャラクターを!(9月14日刊行漫画演出技法書『カタルシスプラン』外伝120)
漫画ではキャラクターが一番大事と言われるし、ほとんどの場合において間違ってないとは思いますが、それだけでは読者には受け入れられない場合があります。
それはキャラクターが読者と少しもシンクロしない場合…『共感』がない場合です。どんな個性的なキャラクターも読者が嵌れないようなら失格です。
共感とは何でしょう?アドラーは「相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じる事」と定義しています。わかりますでしょうか?相手の身になって考えるのとは似て異なることが。読者が「キャラクターの目で見、キャラクターの耳で聞き、キャラクターの持つ能力の範囲で感じる」演出が共感となります。
そして、共感を描けというのはキャラクターの内面を描けと言うことでもないのです。悟空だってルフィーだって内面をモノローグで語って見せたりしません。共感は心を見せることではないのです。
好きになれなければ心をモノローグで説明されても共感はできないのです。
読者がはまれる、愛せる魅力を描きましょう!
ここまでは入り口。もっと共感させるための詳しい話は『カタルシスプラン』で〜!
カタルシスプラン 面白いと確信して描ける漫画演出 樹崎 聖 https://www.amazon.co.jp/dp/4907965087/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_e711xbFAD8GSX