関西将棋会館ルポ
初めて関西将棋会館に行ってきました!
軽くルポを書きましたので、暇で暇で仕方がないという人だけ読んでください。長文のわりに面白くないという文句は受け付けません。
ちなみに僕の棋力は、将棋ウォーズ10分切れ負け初段(昇段したて)ですが、最近は3切れの負けが嵩みまくって、棋力の低下が止まりません。
将棋道場は2階にあり、恐る恐る受付へ。
受付に行くと、対局カードを渡されて氏名を記載するよう言われました。
ツイッターの名前で登録したら怒られるかなと思いましたが、よく考えたら大声で「セイントクッキーさん!」と呼ばれる方が恥ずかしいですね。
棋力を尋ねられたので、小声で「ウォーズ初段です。」と回答。その結果、道場初段の人との対局が多めになり、苦戦する羽目に(道場初段はウォーズ初段よりハードルが高いと言われています。)。
登録が終わると、対局が決まるまで待っててくださいと言われたので、エレベーターの狭いエリアで待っていました。空いている席に座って待っていてもよいそうです。小学生の親御さんがずっと対局が終わるのを待っていましたが、8局やったのを待っていたという人もいました。子どもが将棋やるのは嬉しいけど、忍耐力が必要になりますね。
そうこうしているうちに名前を呼ばれて、対局者と初対面。50代か60代くらいのおじさんでした。
棋力は道場初段(カードに記載されています。)。
ウォーズと違ってどんな戦型かわからないので、とりあえず角道を閉じてノーマル四間飛車を目指すことに。
おじさんは、飛車を三筋に振って三間飛車の構えに。
相振り飛車になりました。
おじさんは穴熊に囲って守りを固めます。
こちらは金無双。
桂馬がぴょんぴょん跳ねてきて、歩で捕獲しようとしたら、端を絡めて攻めてきて、飛車と桂馬(こっち)、香車と桂馬(相手)の交換になり、優勢になったかなと思ったところ、めちゃくちゃ暴れられ、最後は小駒と角をうまく使った攻めで見事に討ち取られました。
穴熊が固すぎて全然攻めが届きませんでした。
穴熊の暴力よくない。
次の対局相手は、20代くらいの爽やかな青年。
棋力はウォーズ1級40%くらい。
戦型はまたしても相振り飛車。
こちらが三間飛車、お相手が向い飛車。
再度端攻めをまともに食らって馬を作られて窮地に陥るも、お相手が浮き飛車の効きを見落とし、馬を捕獲。
そこからなんやかんやうまく粘られて手数はかかったものの、最後は詰みに討ち取り、念願の初勝利。
お相手のうっかりがなかったらおそらく負けていたでしょう。最近、1級に上がったばかりとのことでしたが、1級はやはり強いですね。
3局目の対局相手は、おじいさん。
棋力は道場初段。
棒銀対ノーマル四間飛車の対抗形に。
途中までは定跡通りの進行ながら、仕掛けの部分でこちらにミスが出て、やんわり苦しい展開に。こちらの攻めの糸口はあまりなく、おじいさんだけ攻めているような状態。おじいさんの5五の馬が光り輝いており、まさしくペガサス。
今回はこっちが端を攻めようとするも、銀を投入されあっさり受けられる。
向こうの飛車をどかすためになんやかんやしているうちに、こちらの龍を5五のペガサスに当てる。
よく見ると、龍をブッチすると王手龍取りのラインに入るということに気づき、龍切りを決行。おじいさんも龍をぶっちして、龍と馬、龍と金の交換に。そこからふんどしの桂を2回食らわせて、この局面。
詰めろ飛車取りで勝ちかと思ったら、この後詰まされて負け。詰めろではなく、4三金から入って飛車を抜いておけばよかった(なお、ぴよ将棋の推奨手は8六角)。
最終盤での怒涛の攻撃を食らってこちらの場面。
この時、上に逃げるか下に逃げるかの運命の2択。
時間を使って考えるも、下を逃げる選択をして即詰み。
上に逃げていたらまだなんやかんや続いたみたいです。
この将棋は勝てていたなぁと悔みました。
以上、3局やって1勝2敗。
棋力は道場2級と認定されました。
同じ棋力でもっと下の級で認定された人の話も聞いていたので、思いのほか良い級がもらえてよかったです。
知り合いの話だと、態度の悪いおじいちゃん(駒を打つふりをして、反則負けを誘発させる)、マナーの悪い小学生などがたくさんいると聞きましたが、今回対局していただいた方はまともな方ばかりでよかったです。
感想戦もじっくりやっていただき勉強になりました。
もしかしてこっちが勝ってたら機嫌悪くなってた可能性もあるのかな(笑)
そのうちまた挑戦して、道場初段を目指したいと思います!
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