❤️‍🔥開幕直前！宇都宮戦を吾輩がプレビューする記事🐱🏀

どうも、🐱（吾輩）である。

天皇杯も2次ラウンドまでを終え、次の公式戦はいよいよBリーグ開幕戦となった。

新たなホーム、ララアリに迎え撃つのは昨シーズンにリーグ最高勝率で東地区優勝した宇都宮ブレックス。

そう、奴らは強い。

ロスターはほぼ据え置きで、ニュービルと比江島を軸とするオフェンスの破壊力と佐々前HCの元に構築したディフェンスの組織力の高さは攻守ともにスキがなく、強豪とされるチームの中でもさらに強い部類だ。黄金聖闘士でいえば山羊座（カプリコーン）のシュラくらいはある。

一方の新生ジェッツはここまで数試合のプレシーズンマッチと3試合の公式戦（天皇杯）を消化し、実戦経験を通じてオフェンスとディフェンスの連携を急速に高めていっているとはいえチームの完成度はユニコーン邪武程度しかない。ここから1シーズンかけて小宇宙を黄金の位まで高めていくのだ。

昨シーズンは宇都宮からのボコられ方がひどすぎて乾いた笑いしか出てこない有り様だったわけだが、今シーズン開幕戦ではどのような結果となるのか？

両チームの戦力分析をしながら、吾輩が勝敗を予想してみたい。開幕節を楽しむ味つけとして御覧いただけると嬉しいのだ。

（1）⚡️お互いのライバル関係⚡️

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ここまでに至るジェッツと宇都宮とのライバル関係については、以下の記事をぜひご覧いただきたい。

（ブースター歴の浅い皆さんに吾輩がこっそり耳打ちすると、両チームはバチバチのライバル関係だ。悟空とベジータとか思ってもらえれば間違いない。）

（2）✏️スターター予想📓

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ここまでの両チームの試合を見ると、恐らくスターターとマッチアップはこうなる。

　◯ 富樫 vs 鵤（or 遠藤）
　◯ 原 vs 比江島
　◯ 渡邊 vs ニュービル
　◯ ホグ vs エドワーズ
　◯ ムーニー vs ジェレット

比江島＆ニュービルの理不尽ハンドラーコンビによる被害を最小限に食い止められるかどうかが全てのチームにとっての課題となる中で、今シーズンに加入した渡邊雄太がジェッツにもたらす恩恵は相当大きい。

比江島に対して原、ニュービルに対して渡邊という想定し得るリーグベストディフェンダーをぶつけることで宇都宮のオフェンスの起点を潰すことができるからだ。

ここをうまく守れれば過剰なヘルプに行く必要がなくなり、キックアウトからのスリーといった派生にも対応できるようになるはずだ。

（3）ジェッツのアドバンテージ✈️

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 ①オフェンスエントリーの刷新

ジェッツのスターターは掛け値なしにどこからでも得点ができるので、モーションオフェンスの脅威がフルに発揮されるだろう。

昨シーズンのジェッツはまず富樫のピックアンドロールありきで、そこからオフェンスが派生していく形だった。そして、その潰し方を他のどのチームよりも研究し実践していたのが宇都宮だ。

分かりやすい例が前回第99回天皇杯準決勝なのだが、富樫のピックアンドロールから攻めたい場所を宇都宮がことごとく潰しているので、ジェッツは無理なオフェンスをひたすら強いられることとなり、1Qを6-24という船橋アリーナがドン引きするようなビハインドで終えることとなってしまったのだ。

今シーズンからはここのオフェンスの入り方そのものがガラッと変わっているため、宇都宮にとってはこれまでのように的を絞ったディフェンスがしにくくなるのではないだろうか。

そして、そうなるとたまに出す富樫＆ムーニーのピックアンドロールがむちゃくちゃ刺さる可能性もある。

 ②ホグのオフェンスバリエーション

外国籍はクックス⇒ホグへと入れ替わったわけだが、宇都宮戦では多分ここが大きなプラス要素になると吾輩は睨んでいる。

実は昨シーズン、宇都宮はクックスをそれほど苦にしていなかった（速攻とアーリーオフェンスの状況は除く）。クックスはドライブは強いがスリーが全くないので、宇都宮は露骨に離してインサイドを厚く守り、無理なドライブからのタフショットを誘発していたのだ。

実際、クックスはシーズンを通して14.2得点、2P成功率は64.2%という抜群の安定感を誇っていたものの、こと宇都宮戦4試合に限って言えば7.8得点（2P成功率42.9%）と大きく数値を下げていた。

また、１試合平均0.7本というスリー試投の少なさでありながら宇都宮戦4試合では計7本（平均1.8本）のスリーを放っている。このどれもが、攻め手を欠いて無理なスリーを撃たされたものだ。

この点、新加入のホグはスリーを高確率で沈めることができるし、仮想マッチアップのエドワーズとはスピードのミスマッチが期待できるのでカウンタードライブも効果が高いだろう。

宇都宮が「引いて守ればOK」というディフェンスを敷くことができない点は、ジェッツにとって大きなアドバンテージになるはずだ。

 ③渡邊のボールプッシュ

さすがに渡邊も宇都宮の強靭なインサイドにドライブを仕掛けてフィニッシュまで持っていくだけのフィジカルは持ち合わせていない。

しかし、これまでの試合でも分かる通りリバウンドを取ってそのままボールプッシュする速さは渡邊ならではだ。相手ディフェンダーはストップファウルに頼る場面が多くなるので、早い段階でボーナスフリースローの状況に持ち込むことができる。

 ④ 宇都宮は「できあがっている」

そう、宇都宮は昨シーズンとほぼ同じロスターを敷いており、チームとしてすでに出来上がっているのだ。

それは、チームとしての新しい引き出しを生み出す伸び代がほぼ期待できないということの裏返しでもある。となれば、他チームは昨シーズンの宇都宮のスカウティング結果を今シーズンもそのまま使うことができるというわけだ。

烈海王と戦う前の刃牙のように、試合展開をリアルに想定しながら準備できるということは宇都宮の対戦相手にとって大きく有利に働くし、逆に宇都宮にとっては「最初から完全にスカウティングされた状態」で試合に臨まなければならない点の不利はシーズン中ずっとついてくるはずだ。

これがシーズンの中盤から終盤なら、宇都宮も若手にある程度まとまったプレイタイムを与えて成長を促す選択肢（佐々HCのもとではほとんど見られなかった動きだが）はあるかもしれない。しかし、少なくとも開幕戦の段階で宇都宮が積極的に若手を起用するというのは考えにくい。

（4）宇都宮の脅威とジェッツの不安材料

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しかし、だからといってジェッツの楽勝にはたぶんならない。

それは宇都宮の脅威であり、ジェッツの不安材料でもある。

 ① 比江島&ニュービル

先にも書いたように、この凶悪コンビに対して理屈上はベストディフェンダーをぶつけることができるジェッツだが、それでも止めきれない可能性は十分にある。この二人はそれだけ脅威なのだ。

来るとわかっていても、コート上で実際に対応できるかどうかはわからない。タッピングの能力で心を読めても幽助に右ストレートで真っ直ぐぶっとばされた室田だと思えばいい。

なおうっかり2人揃ってシュートタッチが良いときはコート上の自然災害と言っても過言ではなく、ただ過ぎ去るのを待つしかない。あとに残されるのはズタズタにされた相手チームだ。

それに、渡邊と原のどちらもフル出場というわけにはいかない。ドライブに対するディフェンスでファウルがかさむこともあるだろう。

交代でコートに入ってくるであろう金近は、オフェンス面ではかなり思い切りよくプレイできているが、ディフェンス面ではまだまだ不安材料と言わざるを得ず、宇都宮のオフェンスを凌ぐにはやや心許ない。

 ② ムーニーのクソデカ負担

ジェッツのここまでの試合を見る限り、ペイントゾーン内の争い、特にリバウンドで宇都宮に対して優位に立つのはかなり厳しいと思う。

ここまでの試合を見た感じ、ホグはそこまでリバウンドに強い選手じゃない（この点においては明確にクックスの方が上だと思う）。渡邊雄太も宇都宮の外国籍相手にリバウンドで五分の争いができるとは考えにくい。

とするとムーニーの負担がどうしても大きくなるわけだが、ムーニーを休ませるために荒尾orオウ君が出場する時間はリバウンドが一層苦しくなるだろう。

ふたりとも、バックダウンに対して押し込まれないフィジカルはあるものの、ことリバウンドに関しては強くはない。身長とウイングスパン的に荒尾はアンダーサイズだし、オウ君はファウルがかさむのとボールが手につかず自分のところにこぼれてきたボールをファンブルしてしまうことが見受けられる。

リバウンドで宇都宮にセカンドチャンスを許すポゼッションゲームは、ジェッツにとっては絶対に避けたい展開の1つだ。

 ③対富樫決戦兵器：鵤

宇都宮ならではのオフェンスパターンとして、フィジカルに優れたPG鵤が富樫とのミスマッチを徹底的についてくるというのがある。

単純にして効果的なオフェンスであり、他の誰かが富樫のカバーに入るとそこからディフェンスがズレていくし、かといってそのまま1on1させておけばバックダウンで押し込まれて得点を許してしまう。

リーグ内でここまで露骨に富樫のところを突いて攻めてくる人間は鵤と並里（現FE名古屋）しか吾輩は知らない。

ここをどう処理するかは、ジェッツにとって悩ましい問題だ。

 ④ エドワーズの仕上がりがガチ

宇都宮の帰化枠：エドワーズがなかなかいい仕上がりになってるのが怖い。天皇杯の島根戦でもコティ・クラーク相手にペイント内で押し込んで得点を決めるなど全然当たり負けしていなかった。

さらに、もともとスリーの成功率は低くない選手だったが昨シーズンのCSあたりからポップからのスリーもグサグサ刺してくるなど、厄介さが増している印象だ。

 ⑤ スミスのシュートタッチが怪しい

プレシーズンマッチから天皇杯にかけて、スミスのスリーの確率が上がってきていないのが結構気になる。

ソウルSKナイツ戦を観に行ったときも、シューティングの段階からスリーがあまり入っていなかった。さすがに開幕までにはある程度仕上げて欲しいところ。

ここまでの試合をみると金近とのセット出しでお互いにユーザーとスクリーナーになってポップからスリー撃ってくるという新しいオフェンスパターンがあるので、ここが機能してくると宇都宮にとっての脅威になれそうだ。

（5）勝敗予想

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いろいろと彼我戦力についてあーだこーだ言ってみた吾輩だが、ここで勝敗予想をしてみたい。

ジェッツの連勝だ。

いや、もちろんジェッツブースターなんで贔屓チームに勝って欲しい気持ちというのはあるんよ。

しかし、吾輩は勝敗予想においてはそういった願望は捨て去り、純粋に分析した結果としてジェッツの連勝を予想する。

それだけ「手の内が分かっているチーム」と「新しいチーム」の情報量の差が大きいし、少なくとも最初の2連戦の結果を大きく左右すると睨んでいるのだ。

まとめ

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いかがだっただろうか。吾輩も偉そうにジェッツ2連勝予想をブチ上げてしまった手前、緊張感をもって試合を観戦したい。

なお飼い主は早々にチケット獲得をあきらめたようなので、吾輩は飼い主の膝の上でテレビ観戦することにしている🐱