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【プレビュー】第9節vs琉球ゴールデンキングスの展望を吾輩が語る記事🐱🏀

どうも、🐱(吾輩)である。

バイウィークを明けて久々の試合は、2シーズン前と昨シーズンのCSでいずれもジェッツに立ちはだかった金色のファルコ王者:琉球をホームに迎え撃つ。

吾輩のハートは震え、燃え尽きるほどヒートしている。山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)を叩き込んでもおかしくない。

絶対に勝ちたい。絶対だ。

腹立たしいことに吾輩は11月30日に出張が入ってしまい、リアルタイム観戦ができない。くそ。





◯ 琉球どんなチーム?


1.圧倒的なアテンプト数

琉球はとにかくオフェンスの手数が多い。FGアテンプト数は68.0でリーグ2位(1位は仙台の68.2)だが、FTアテンプト数もリーグ2位の平均22本であることを考えると、オフェンス機会の数は多分リーグでダントツに多いと思う。

このオフェンスの手数を支えているのが琉球最大の武器であるリバウンドで、平均リバウンド数43.2はリーグトップ、さらにオフェンスリバウンド数14.9も2位の三遠に1.0本の差をつけてリーグトップに立っている。

そしてこのオフェンスリバウンドの要がジャック・クーリーだ。その屈強なフィジカルでリバウンドポジションから相手を弾き飛ばしてプットバックするというムーブは相当対策をしないと好き放題ペイントを荒らされてしまう。

しかもクーリーはフリースローも75%もの確率で決めてくるため、イージーバスケットをさせないためにあえてファウルをするという作戦があまり奏功しなさそうなのも厄介だ。


2. ピックからのスリーを軸にする戦術がクソ面倒くさい


琉球はピックを使って多少のスペースを作れれば、岸本や松脇が即スリーを放ってくる。

そしてスリーをおとりにしてのカウンタードライブも多用するし、そのまま自分で決めることもあれば、ロールマンにディッシュパスして楽に2点をとるというパターンも多い。

自分でドライブからフィニッシュする場合にビッグマンがブロックに飛んでしまうと、インサイドでポジションをとるクーリーやカークがこぼれ球を楽々とプットバックしてくるという地獄が待っている。

これを止めるのはマジで厄介だ。


3. 困ったらローとアルマが打開してくれるチート感


さらに琉球への対応を難しくしているのは、ローとアルマの4番コンビだ。
セットオフェンスがうまく行かずショットクロックが少なくなってきたならば、琉球はこの2人が個の能力で打開してくる。

この手札を持っているというのは味方にとっては死ぬほど心強いし、相手にとってはやってられっかクソが!と吐き捨てたくなるようなチート感だ。

うーむスキがない。


4. 今村の穴がない⋯だと?


奥さん見てください、ここに空いた穴。

大きくて深いでしょ?

これね、今村がいなくなった分の戦力の穴なんですよ。

こんなの、普通はすぐになんて埋められないでしょ?

でも、チームにこんなに目立つ穴は空いたままにしたくないし、なるべく早く埋めたいですよね?

そんな奥様に今日ご紹介するのは、こちら。

脇真大。

脇のすごいところはですね、白鴎大卒ルーキーなんですけど、ドライブも力強いしエナジーに溢れてるし、日本代表にも招集されるくらいすごい新人なんです。

この脇をコートに22分出場させるとですね、ほら!
今村の穴がきれいになくなってるんですよ。
すごいでしょ?


5.帰化カークが馴染んできている

昨シーズンはいまいちチームに馴染んでおらずビッグ3ラインナップがそんなに効果的な感じではなかったが、ここにきてようやくチームの歯車としてしっかりと噛み合ってきている感じがある。オフシーズンにエジプトかどっかに行ってジョセフの血を吸ったのかもしれない。

よく考えたらBリーグ開幕当初のリーグナンバー1ビッグマンが帰化選手として在籍してるってヤベーのだ。


◯ どう勝つか?


・クーリーとカークへの対応が命
琉球に勝つこととリバウンドを取らせないことはほぼイコールと考えていい。五分のリバウンド勝負だとフィジカル面で不利になるので、大事なのは「リバウンドを『取り』にいかないこと」だ。

矛盾しているように見えるが、こちらがリバウンドを取ることを考えるのではなく、ペイント内でリバウンドを取らせないことを最優先に考えるという話だ。チップアウトしたりボードに当てるなりして少しでもリバウンドのタイミングをずらし、五分以上の勝負に持っていくことで試合をかなり優位に進めることができると思う。

・ドライブでペイントに絶対に侵入させない
クーリーとカークへの対応にもつながる部分だが、岸本や脇などにドライブで縦に割られると、そのままフィニッシュかペイントに待ち構えるクーリーやカークへのディッシュパスかの後出しジャンケンへの対応を強いられることになってきつい。

なので、まずはピックの処理とインサイドへの侵入を許さないカバーディフェンスが大事だ。幸い、琉球はチームでのスリー確率がそこまで高いチームじゃない。

クラッチにめっぽう強いイメージがある岸本でさえ、今シーズンのスリー確率は31%あたりで落ち着いている。

とはいえ当然ワイドオープンにさせていい選手ではないので、全体的にドライブを中心に警戒し、ローテーションが間に合わなければ脇や小野寺など少しでも確率の悪い選手にスリーを撃たせるようにしたい。

  

◯ おわりに


未だホーム無敗を守っているジェッツ。そのうち破られるものというのは分かっているが、この2連戦ぜひ連勝を飾ってほしい。

Go,Jets!!

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