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【プレビュー】第8節vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズの展望を吾輩が語る記事🐱🏀

水曜ゲームを終えて息つく間もなくホームで迎え撃つのは、中地区で荒ぶるイルカなのだ🐬🔱これはシーシェパードに反対されたとしても狩らねばならない。




◯ 名古屋どんなチーム?


1.カタログ戦力的には昨シーズンをほぼ維持

琉球の主力選手だった今村を獲得するという、リーグが震撼する補強を成功させた名古屋だったが、一方で帰化/アジア枠の優秀なシューターだったレイ・パークスジュニアを放出したこともあって、結果的に戦力の上積み幅はそこまで大きくない。

同様に、茨城のオフェンスマシーンだったルーク・メイを昨シーズンの主力だったロバート・フランクスと(結果的に)トレードする形で獲得している点も、オフシーズンの評価としては「戦力の維持」に留まっていると吾輩は考えている。

ところが今村が早々に離脱してしまっているため、帰化アジア枠がいないぶん名古屋は厳しい戦いを強いられている。

前節までで6勝6敗と五分の勝率に甘んじているのも、その影響が大きいと思う。


2. 両チームの共通点


ジェッツと名古屋は、「アシストもスコアリングも超一級のPGがチームを牽引する」という点で似たタイプのチームと言える。ザ・ワールドとスタープラチナみたいなものだ

そして、名古屋を牽引するDIO齋藤拓実は「リーグ屈指の」という陳腐な枕詞で修飾するのも憚られるほどの超実力派PGだ。なぜ毎回日本代表に招集されないのだろう。

広いコートビジョンとパスセンスを持つかと思えば、ドライブから芸術的なフローターを決め、離して守ればスリーを刺してくるという石仮面でもかぶってんのかという能力とスキルを持っており、ある意味あのサイズのPGの一つの完成形ではないかと吾輩は思っている。

全国のバスケキッズたちが手本にすべき選手だ。ただし人間を辞めてはいけない。

名古屋を攻略するということは、齋藤をどう攻略するかとほぼ同義と言っても過言ではない。

昨シーズンのCSでは広島戦で無念の途中交代となって優勝の夢が絶たれただけに、今シーズンに懸ける思いは強いと思う。


3. 武蔵坊エサトン


ジェッツが富樫とムーニーのコンビなら、名古屋は齋藤とスコット・エサトンのコンビが鉄板だ。

齋藤とのコンビで繰り出すピックアンドロールから得点を量産しつつ、セブンフッターでありながら平均2.0本撃って50%の確率でスリーも決めてくるストレッチ5ぶりで対戦相手をウンザリさせている。

アシストも平均2.8を記録するなど、インサイドにディフェンスを引きつけてからのパスアウトで味方の得点を演出することもできるオールラウンダーであり、平均EFFはリーグ3位の26.3を叩き出す(ちなみに2位はムーニーの27.4)。

この巨躯で八面六臂の活躍ぶりは、齋藤とのコンビも相まって牛若丸と弁慶のようだ。

ぶっちゃけこの2人を完璧に抑え込むのは無理だ。ここである程度やられたとしても、他のところで自由に得点されることのないようにしたい。


4. メイおみくじの吉凶


昨シーズンは降格の窮地に陥っていた茨城をB1残留に導いた救世主スコアラーのメイが今シーズンはなんと名古屋に。

チートやんけクソが!という他チームからの羨望と怨嗟の声のなかでシーズンが開幕したわけだが、現状のメイはなかなか微妙な評価だ。

ここまで平均15.2点は昨シーズンに在籍していた茨城ほどのスタッツではないにしろ、当時の茨城と今シーズンの名古屋では加入時期といいチーム順位といい、事情が違いすぎるので単純な比較はナンセンスだ。

実際、昨シーズンのメイはかなり奔放なプレイで得点を量産していたが、当時B2降格が色濃かった茨城ではチームのルール云々などと言ってられなかっただろう。

対照的に、すでにチャンピオンコンテンダーとしてある程度完成されたチームの名古屋では、以前ほど自由なプレイができないのは仕方ない。

仕方ない…が!

いかんせんFG%が安定しない。
出場試合数11試合のうち6試合が30%台、さらにそのうち2試合では20%台を記録している。スリーポイントに至っては軒並み30%を下回っており、トータルでも26.2%にまで落ち込んでいる。

さすがにこのまま低調に推移するとも思えないが、もう少しアップダウンの幅が小さくないと、チームとしては計算しにくいかもしれない。

ジェッツ戦では、メイの出来がどうなるかが勝敗を決めることになるのかもしれない。


5.野獣ちーたむ

「ちぃたむ」とかいうひらがな表記だったならサンリオの人気投票3位以内に入ってきそうな名前の愛くるしさからは想像もつかない野性味あふれるペイントアタックでチームに勢いを与える新加入の外国籍選手がチータムだ。

ここまであまりスリーは撃たずペイントアタックに徹してきており、獲得するフリースローの数も多いが成功率はここまで50%を切っている。

インサイドが弱いジェッツにとっては積極的にドライブしてくる外国籍は相性が悪いが、フリースローが苦手とあれば終盤に競った展開となったならハック作戦を仕掛けるのもありかもしれない。


◯ どう勝つか?


名古屋Dはリーグ1アシストを決めてくるチームだが、スリーポイントの成功率は30%を切っている。司令塔の齋藤を封じるのはあまり現実的ではないので、あえてダブルチームにいくなりしてパスを出させる先を誘導して、できるだけ確率の悪い選手にショットを撃たせるようにしたい。

須田がいなくなった名古屋は、計算できるシューターがいないのが泣き所のはずだ。ただシュートタッチは水物なので、たまたまジェッツとの試合でタッチがアゲアゲだったりしたらそれはしゃーない。
こないだの群馬戦でのジェッツと同じようなもんだ。

  

◯ おわりに


ぜひバイウィーク前を連勝で締めくくってほしい🐱

Go, Jets!!


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