長野県の紅葉は日本一だと思う
紅葉を楽しむことを目的に作られた山や庭園も美しいですが、長野県の山は別の美しさがあります。
山には広葉樹と針のように細くチクチクする葉を持つ針葉樹がありますが、多くの広葉樹は紅葉して落葉し、多くの針葉樹は紅葉しません。
日本全体でみれば、広葉樹と針葉樹の比率は針葉樹が少し多め。針葉樹で多いのが杉やヒノキです。杉やヒノキは常緑針葉樹で、年中葉っぱは緑のままで、紅葉しません。大雑把に言えば、山の木の半分は紅葉しないことになります。
齋藤木材工業がある長野県東部(東信地区と言います)も針葉樹は多いのですが、カラマツが多い地域です。カラマツは紅葉します。広葉樹と針葉樹を合わせると、東信地区の上田地域では約7割の木が紅葉しますし、佐久地域では約9割が紅葉します(民有林の樹種の割合から計算しています)。そのため、東信地区の山々はあっちをみても、こっちをみても紅葉しています。
あっちを見ても
こっちを見ても
あっちを見ても
色付いています。
遠くを見ても
緑色は杉かヒノキでしょうか
中腹の黄色い木はカラマツです。
長野県の山は赤が少なく、黄色が多いです。派手さはありません。
山の上の方に行くとだいぶカラマツの葉が落葉していました。
キチンと手入れがされているカラマツの山は気持ちがいい
長野県から東京の郊外に引っ越した時、東京の山は冬になっても緑色で、長野に比べれば紅葉が遅いなと思っていたら、そのまま春になっていました。ずっと後になってから、私が見ていたのは山の樹種は杉で、杉は常緑針葉樹なのだと知りました。なるほど、スギ花粉にやられた訳です。
長野県と言っても、南北に200キロありますので、地域差はあると思いますが、やっぱり紅葉は長野県が一番綺麗だと思っています。
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