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【Tableau】On/Offスイッチの作り方

Tableau ダッシュボード上で表示/非表示の切り替えのOn/Offスイッチの作り方を解説します。

前月比の表示/非表示

あるホテル運営会社のKPIダッシュボード上で今月の売上、予約数、予約者数をカードで表示しています。前月比の表示/非表示をon/offスイッチで切り替えれるようにしています。

ON状態
OFF状態

作成手順

1. on/offパラメータ

onとoffを文字列型でパラメータを作成します。

on/offを文字列型で作成したパラメーター

2. on/offボタン

on/offを切り替えるためにダッシュボードに表示するワークシートを作成します。

列と行をダブルクリックして直接「MIN(0)」を記入し、マークを円か形状を選択します。行列に(0, 0)の地点を作ることでマークをシートの中央に表示できます。

続いて「色」と「ラベル」に1で作成したパラメータを配置し、
ラベルの配置で水平方向を「右」に、垂直方向を「中」にします。書式設定から線のゼロラインを「なし」に変更し、MIN(0)の「ヘッダーの表示」のチェックを外すしてon/offボタンの完成です。

線のゼロラインをなしに
ヘッダーの表示のチェックを外す

3. on/off切り替え

先ほど作成したボタンをクリックすることでon/offが切り替わるように設定します。

計算フィールドで論理関数であるIIF関数を使用して作成します。
(構文)
IIF(<条件文>, <条件が真のときに返す値>, <条件が偽のときに返す値>)
条件文として1のパラメータが"On"である時を指定し、OnであるならOffに、Onでない(=Offである)ときにOnになるようにします。
参考:https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/functions_functions_logical.htm

on/off切り替え用の計算式

この計算式を2のボタンの詳細に追加してください。

4.  前月比にon/offを設定

on/offで切り替わって前月比を表示する計算フィールドを作成します。
先ほどと同じIIF関数にon/offパラメータが"On"のときを条件として指定し、真のときは前月比を、偽のときはNullを指定します。

今月の売上、予約数、予約者数を表示しているワークシートのラベルに先ほどの計算式を配置してフォントサイズや色を調整します。

5. パラメータアクションの設定

ダッシュボード上にon/offで表示変更するワークシートとボタンのワークシートを配置します。(ボタンは浮動で配置しています。)

ON状態

上部のタブのダッシュボード>アクションから「アクションの追加」でパラメータアクションを追加します。
ソースシートにボタンのワークシート、ターゲットパラメーターには1のパラメータを、ソースフィールドに3のon/off切り替えの計算式を指定します。

以上で作成完了です!
ぜひ使ってみてください。

参考: Icon Buttons & Their Applications in Dashboard Design (#Data24) by Kevin Wee
本ブログで解説しているViz:https://public.tableau.com/app/profile/.78632452/viz/1_17223461918550/KPI


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