【カメレオンと呼ばれた女】
私の素顔は…
…
…
地味である。
自分で書くと、何だか悲しくなるんだけど「ブス」と「可愛い?」の両極端なタイプ?だと思っている。
だから決して美人さんの部類には入らないとも自覚している(ノ≧ڡ≦)テヘッ
子供時代から親の口紅を勝手に拝借したりするような、女の子ならよくあるパターンのおませさんだった。
【目覚めの時】
高校へ進学してから、女の子から女性へと身体も心も成長し、彼氏が出来た事でメイクに興味を持ち始める。
「可愛くなりたい」
「綺麗になりたい」
「格好良い女性になりたい」
と女性性が芽生え始めていた。
ただ、私は色んなタイプの女性になりたかった。
日替わりでアイシャドウを変えて試し、メイクをしながら鏡に写る自分が、普段と違って「別人」みたいで面白くて。
当時は今のようにアイプチや、沢山のつけまの種類、カラコンといったアイテムが無かったから
「アイシャドウさえ変えれば別人になれる!」と勝手に解釈する。
そして、その加減も全く解らなくて、顔が地味な分、色味をガッツリ?いや、ボッテリ?入れハッキリした顔立ちを作る事を心掛けていた。
それはまぁ、恥ずかしい間違えよね…
ブルーアイシャドウをすれば
「誰かに殴られたの?」
赤いアイシャドウをすれば
「泣いてるの?」
と散々バカにされながら、色んな事を言われても、自分の顔を実験するかのように失敗を繰り返していた。
【覚醒】
ヘアーメイクの仕事をするようになってからは、1つずつ技術を身に付けたのもあり、メイクの奥深さを知ると共に整形をしなくても、整形したかのように色んな自分を表現出来るのは楽しいと思った。
誰でもメイクをすれば素顔以上の効果が出る。(私のような間違えをしなければ)
もしも「私だって可愛くなりたい!」と思っていても、どうして良いのか解らない人や諦めてる人でも、今はYouTubeで簡単に学べるからお試しあれ。
私の仕事時と休日のお出掛け時のメイクは…
全然違う。
仕事時はノーマルにブラウンのアイシャドウで無難に纏める。
お出掛け時は、
可愛くするのか?
綺麗にするのか?
格好良くするのか?
上品にするのか?
若く見せるのか?
セクシーにするのか?
色んなテーマの中から、その日の気分やイベントによって選ぶ。
テーマが決まったら、それに合う洋服を選び、メイクをし、髪のセットが必要ならセットして出掛けてた。
【カメレオン女】
そんな風にして色んな自分に変身するのが楽しいから、よく行くお店では
「ゆきえちゃんてカメレオンみたいだね」と言われていた。
私にはこの「カメレオン女」という言葉は、異なる自分を表現出来た事の証明であり、褒め言葉のようで嬉しかった。
誰でも望めば「カメレオン女」に変身出来るのだ(笑)
因みに↑このフルコースメニューにすると、ちょいと時間は掛かってしまう。
所要時間はだいたい
メイク20分〜30分
ヘアセット5分〜30分
洋服や小物選びに
10分〜30分
くらいだと思う。
これが早いのか?遅いのか?は解らないけれど。
例えば、デートの際なら男性の方には、この時間が掛かる事へのご理解を頂けると、女性は益々美への探究を楽しめる事が出来るのだと思う。
「おーい!まだかー?!」
と急かされると
折角のやる気も失せてグレてしまう可能性もあるのでご注意あれ。
ただ男性の方は、恋人や奥様には、いつまでも出来るだけ綺麗にする努力を忘れないでいて欲しい…と思っているのではないだろうか?
女性もそうかもしれないけど、一緒にいる時間が長ければ長くなる程、あんなに頑張って恋人や旦那さんの為に綺麗にしていた自分が、手抜き工事になったり、育児などがきっかけで、それを理由にサボるようになってしまっている人もいると思う。
そんな事書いてる自分も、ノーメイクの顔を散々晒してるのだから
「軽い呑み位ならノーメイクのままでもいっか。どうせ2人だけなのだから…」
とか
化粧を落とすのに水を沢山使うのでヨットでのアンカー時は「水が勿体ない」等を言い訳にサボる事も増えていた。
パートナーであるフランス人のフェフェはストレートにそれを伝えてくれる。
【魔法を掛けてみよう】
フランス人女性は、美に対して厳しく自己管理している人が多いので、少しでも体重が増加すると、お酒を呑まない日を作ったり、少し運動をしたりする。
子供がいてもパートナーには「お母さん」にならないよう気を付けている。というのを聞いた。
メイクに関しては眉毛だけ、口紅だけの人もいるし+チークやマスカラと基本はナチュラルメイク。
(フランス人に限らず西洋人は骨格から違うので、物凄いパーティーでもない限り5分で終わります)
勿論、ノーメイクの人もいるけれど。
「美を怠るな!」とサボっている自分に尻を叩き中です(笑)
メイクは魔法。
自分に魔法を掛けて、有効活用してみて下さいね。
新しい自分が発見出来るかもしれません。
※今回は「美」だけにフォーカスした内容になっております。
「中身より外見を磨こう」というお話ではありません。
誤解のないようにご注意下さいね。
皆様から頂いたサポート金は、大切にヨット生活に使わせて頂きます⛵✨