見出し画像

9.スペイン④

この投稿は私達がYou Tubeチャンネル👉セーリング風神を立ち上げるまでの旅の記録である。

 ジブラルタル

 アルメリマルの史さんから、ジブラルタルに住む日本人女性のマリさんを紹介して貰った。 マリさんのパートナーはイギリス人の方で、仕事は写真のようなセーリング本を執筆してる方だった。

画像1

 セーリング本は、ヨット旅をする人達には欠かせない大事な情報が沢山詰まっていて、専門書扱いになるからなんだろうけど、フランスで購入してもそこそこの値段はする。(50€位とフェフェが言っていた) 以前、日本で同じような本を本屋さんで探してみた事があるけど無くて、アマゾンで調べると有った… 予想よりも遥かに高くて目が飛び出そうになる👀💦

 ジブラルタルには2つマリーナがあって、“ロック”と呼ばれる大きな岩がある方のマリーナにご縁によって、マリさん達が予約してくれた❤ 到着して直ぐにご対面。挨拶した後ディナーへ。お礼も兼ねてディナーをご馳走しようと思ったら、逆にご馳走になってしまった。(感謝感謝) 

画像2

クリアランス

ジブラルタルは、スペインではなくイギリス領になる。次の日、マリさんがクリアランスの場所まで案内してくれた。

ヨーロッパのシェンゲンから私は開放される。

空港でクリアランスしたのは初めてだし、マリーナから徒歩でも行ける距離にある。

ビックリしたのは、飛行機の滑走路内を人々が横断出来る事!
飛行機の離陸や着陸時は、係の方の指示に従い、踏み切りのように待つ。

画像3

画像4

昔、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが結婚した場所としても有名らしい。

帰りに、マリさんとスーパーに行ったり軽く呑んだり、他愛もない話をしながら、女子だけで話せる幸せを噛み締めた。

嬉しいのはここには税金がない事。お酒やタバコは、ヨーロッパ内で買うより遥かに安く購入出来る。ジブラルタルで働くという方に話を聞くと、給料も税金なしで企業するのも、そこまで大変ではないと言っていた。

その魅力的な話を聞いて、一瞬「ここで企業するのも良いね!」なんていう話をフェフェとしたよね(笑)

ある程度、ジブラルタルの位置的な事が解って来ると、気づいたのは2つのマリーナでは、かなり気温や天候の差があるという事。

画像5

ロックがあるから、朝晩はかなり冷え込むし、天気もどんよりなのもあって、もう1つのマリーナに移動した。

画像6

写真で解るように、ロケーションもこちらの方が好みだったし、近くにはバー&レストランも並んでる。買い物なんかの立地条件も良く華やかさもある。

これは好みの問題だと思うけど、静かな方が好きな人はロックのマリーナがオススメ!私達は、人がいる方が好きなタイプ❤

2つ目のマリーナに移動して直ぐに問題が発生。

離婚裁判

フェフェの離婚裁判がフランスで行われる為、1週間程帰国しなければならなくなった。

経験者だからこそ「離婚」するだけでも精神的ストレスと共に、色んな手続き等があるのに、「離婚裁判」は更に輪をかけてストレスが大きい。

そんな状況で彼はフランスへと出発し、私は…初めてヨットで1人過ごす事になった。

丁度その頃は、マリさんもジブラルタルにはいなかったので、本当に1人ぼっちになった。

不倫から始まった恋

不倫関係は特に堂々と話せる内容ではない。頭では解っていても、彼との写真を投稿出来ない事や、話せない事、いつも彼の電話がなる度に、静かにしていなきゃいけない日々が本当に苦しかった。

でも、人を傷つけて今の人生を選んだんだから、それは当然の報いだと思える。そう理解は出来ても心は苦しい。

「歳を取ってからの不倫ほど、タチの悪い事はない」

昔、誰かが言ってた言葉は、その当時の私そのものだった。

明るい未来なんて想像も出来ないくらい、最悪な毎日を過ごしてた時期もある。

お互いに諦めて離れた時期もあったけど、細〜い糸を少しずつ太く強くするように、後退した足を一歩ずつ前へと歩み出した私達。

未来なんて誰にも予測不可能

人は移りゆくもの。約束をしたからといって、必ず守られるとは限らない。特に恋愛は…。

絶対の保証なんてないから、自分の生活を精算して、相手に飛び込むって凄いパワーだと思う。

お嫁に行くって正にそんな感じよね!私はパスポート1つ。何の保証もないけど、婚姻届ってある意味マジックに掛かったかのように、そこにあぐらをかいてしまう自分になりそうで、お互いに「ん〜ん、まだ要らない」状態。

もっと自由で良いと思うし、保証が何もないから、お互いに頑張れるような?相手に尽くせるような?気がしてる。

あの時、一歩を踏み出せて良かった。

悔いの残らない人生を✨

皆様から頂いたサポート金は、大切にヨット生活に使わせて頂きます⛵✨