あっという間の1週間。あっという間なのに長い1週間。
そんな風にしか言いようがない1週間が終わった。
ムスメの人生初の手術後、予後が安定していたこともあり、
28日、29日と病院に行かず、少しだけ自分のスケジュールをこなす。
心配する気持ちが大きくなると、不安な気持ちを認めるような、
つとめて普通の心持ちを感じると、それで大丈夫なのか?の疑問。
なんだこれと夜な夜な結局は苦しい気持ちを抱えて過ごす。
それでもやっぱり普通に過ごすことの方が、少しだけ未来が見える気がして
29日は少し飲み過ぎた。
きっと、それもいい。
30日の昼には東京に戻るつもりが、まさかのスマホ完全破損。
道路に落として車に轢かれるという・・・
新幹線やら支払いやらスマホがないと身動きが取れないからもう大変。
急いで代替えの機種を中古で購入し、夕方に東京へ。
病院に着くと31日大みそかに退院が決まっていた。
よかった。
30センチほど切ったキズを見せてくれる。ただただ痛々しい。
「このキズ、キレイになるかな・・・」不安気な顔で言葉にするムスメ。
「ダイジョウブだよ」
これ以上にもこれ以下にも、この言葉以外を僕は見つけられないでいた。
ムスメは本日無事に退院。次は1月28日。
摘出した卵巣の検査結果をもとにちゃんとした診断が出る。
腫瘍マーカーの数字は、高いもののそこまでじゃない。
摘出した卵巣も大きくなっていたものの、ひび割れも破損もなかった。
そんな小さな希望的観測につながる事実を積み重ねて
とにかく祈り信じるだけの1か月が始まる。
そんな気持ちで見た空。
【ダイジョウブ・・・君の上の空も世界の真ん中の空】
17歳の僕が紡いだこの言葉が、46歳の僕を少しだけ助けてくれた。
皆さま、よいお年を♪