記憶が戻ったら即終了!恋人のフリをして彼女を騙せ!今さら「雪割りの花」をやった
PS1のやるドラはこれだけやってなかったのでサクッとやってみた。
物語は恋人持ち女性の花織が恋人の記憶だけ無くして、その女性に片思いだった主人公の事を恋人だと思い込んでしまった話。
全3作の画風が萌えタッチだったが、実写に近いのっぺらーな顔なのでラブコメ展開は期待できない。
当時映像を見た時はすごいビックリした。ロトスコープの手法をこの時代に用いてるのは斬新。アニメの悪の華見た時「あ、雪割りの花だ」って思ったし。この頃のIGのアニメはクオリティ高いし攻めてるよなぁ。
ゲーム的には花織の記憶が戻ったらゲームオーバー。だから花織の家に行って恋人の痕跡を探して隠滅していったり、恋人の親友や花織の友達から恋人の情報を聞き出して恋人になりきらなければならない。病気の為とはいえ簡単に親友の個人情報を教えてくれる親友の勇一はなんも疑問に思わないのかと思って笑えた。
最初正直にやってたら花織の部屋の固定電話を隠さなかったから勇一の電話で恋人の事を聞いてしまい主人公の正体がばれるバッドエンドになったが、その時の花織の「あなた誰なの…!」って迫真の演技は怖い!
もうこんな事してるから罪悪感、背徳感でいっぱいでいたたまれない気持ちになる。
後半はリアルな展開になって、勇一から「このまま誤魔化しても前に進めないぞ」とか今さらゆーなよって思った。最後に選択肢を間違えると花織が屋上から飛び降りるからツライなー。
3つのグッドエンドやったが話のオチは大体予想した通りかな。バッドエンドは大体花織が酷い事になる終わりだったなぁ。
今の人がやるのはキツイかもだけど、PS1ド直球ユーザーにはオススメ。