竹安佐和記の世界へようこそ「El Shaddai」クリア感想
倉庫漁ってたら出てきて、なんかまたやりたくなったのでやりました。
たしか発売後2ヶ月経った時に新品を2000円で買った記憶。
当時は少しやって合わなくて辞めてました。
アートワークは圧巻の一言では無いでしょうか。
キャプチャーごとに見た目がガラッと変わるので視覚的には飽きませんでした。
ホドロフスキーの世界みたいなシュールな世界観。
初めての作品でここまで妥協しないで作ったのはスゴイと思います。
しかも音楽がモンハンとかの甲田雅人。
音楽からシステム音やらシチュに合わせてあり全部良い。
ゲームは長い距離をジャンプしながら移動して、竹安佐和記の個展を観ていく感じですかね。
だからかたまに眠くなった。
ジャンプもシビアなんですよね。
距離感掴めなくてクラッシュバンディグーかってくらい落ちてた。
飽きてきたなぁと思ったらレースゲームとかマイケルジャクソンみたいなのが出てくる演出は良かった。
バトルもシンプルで武器を奪ってタコ殴りは個性があって面白いと思いました。
適当にやっても倒せるが、ラスボスはやたら強かったです。
話も宗教臭くてなんか聴き入っちゃいます。
大体意味分からないけどキャプチャー終わったらルシフェルが大まかな説明してくれるからなんとなく分かった。
最近コスパコスパってやたら聞こえてウンザリするんですが、ここまでお金を気にしないで自由にゲームを表現して作れた事は竹安さんは幸せだったんじゃないでしょうか。
最後までやって儂はそこまで好きにはなりませんでしたが、個性があって自由にゲームを表現しているのは感じる事が出来て、新鮮にゲームをプレイする事が出来ました。
その点はとても評価出来ます。
イグニッションは結局この一本で力尽きちゃいましたが、竹安さんの絵を違和感無く3Dにしてるしユルユル動くので良い環境で作られたんだろうなぁとはプレイしててヒシヒシ感じます。
イグニッションのゲーム参入の本気度が伺えるだけに、残念でなりません。
次がドラゴンズクラウンだったけど、この作品はお蔵入りになりそうなのをイグニッションに見せたら面白そうだからやりましょうってなったらしいから、イグニッションってホント良いゲームならお金に糸目をつけないで動いてくれた会社なんだろうなぁとは思います。
結局出る前にイグニッションが無くなったけど、アトラスが引き継いだから役目は果たしたとは思いますね。
どこかの海外サイトの「この年のカルトなゲーム」で2位がシャドウオブザダムドで1位がエルシャダイだったんですよね。
須田さんのゲームにカルト具合で勝ったのは、かなり誇らしい事だと思いますね。
竹安佐和記の2作目の監督作やってみたいですね。
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