【ポケモンWordle】カイリキーチャート
■イントロ
みなさん、こんばんは。ポケモンWordle50連鎖RTA、ポケモンWordle100連鎖RTAの自称チャンピオン、みらいやまさると最強の生活です。ポケモンWordleの記事が多くなってきたので、カテゴリーを新設いたしました。
noteの機能「マガジン」でまとめ読みすることができます⇩
■目次
■カイリキーチャート(2024年7月現在)
色々とすっ飛ばして、まずはチャートを紹介します。
➀緑色の背景は「文字と位置が一致している」状態です。
➁橙色の背景は「文字のみが一致している」状態です。
③水色の文字は「一択のポケモン」です。
④橙色の文字は「N択のポケモン」です。
⑤水色の背景は「遠回りをした方が期待値が高くなるポケモン」です。(ちょっと説明が必要な概念なので、この記事の後半で説明します)
*「B」はバイト(文字位置一致)「H」はヒット(文字一致)です。
■使い方
まずは、下記のページを見てください。
たとえば「カイリキー」のように光ったとします。その場合はリザードンへ派生するので、まずは「リザードン」と入力してください。次はリザードンの光り方によって派生します。「➡」に沿って右側を見てください。
「リザードン」のように光った場合は、右上の辺りを見てください。バリヤードとデリバードが橙色で書いてあります。橙色は2択なので、好きな方を試してください。もし光り方が違ったらドードリオ確定(水色)です。
上記のように、派生が多い場合は➡を書いて個別の光り方をすべて解説しています。派生が少ない場合は「まあわかるやろ」ということで「/」(スラッシュ)で表記しています。橙色の場合は複数択、水色の場合は1択です。
■チャートについて
ポケモンWordle RTA走者のほとんどが、独自の「チャート」を基にポケモンWordleを攻略しています。自分の場合は初手を「カイリキー」に固定し、「ランクルス」や「ルナトーン」に派生することで効率化しています。
初手ポケモンとして有名なのは「ジーランス」や「ランクルス」、「レントラー」「ルナトーン」辺りのポケモンです。これらのポケモンは「頻出の文字を多く含んでいるから」という理由で、よく初手として使われます。
詳細なデータはまた別の機会にご紹介しますが、これらの「強ポケ」は「最善の一手目は誰か」というアプローチで分析されていることが多く、「二手目との組み合わせ」で分析すると結果が変わったりするのです。
あまりポケモンWordleに詳しくない方でも「ランクルス」が強そう、というのは何となくイメージできるのではないでしょうか。五文字とも頻出文字なので、強いて欠点を言うなら「ー」が入っていないことくらいです。
逆に言えば、事前に「ー」さえ埋まっていれば「ランクルス」の強みを最大限に引き出せるのではないでしょうか。換言すれば、「すべて一匹のポケモンで探す必要はなく、二匹で手分けして探す方が効率がいい」のです。
この辺りの話は、また別の記事に書くか、もしくはDiscordの「ポケモンWordle RTA鯖」内のチャンネルにまとまっているので、ぜひ読んでください。RTA勢以外でも参加自由・閲覧自由なので、気軽に参加してください。
色々と理論ぶったことを書いてきましたが、自分もカイリキーにたどり着いたのは偶然で、経験から「なんとなくこのポケモンが良さそうだな」と思ってたら理論的にも本当によかった、というだけでした。運命的ですね。
それから、「二匹以上の組み合わせ」という観点で見ても、別に最強はカイリキーじゃない気がしています。現状は自分が最強プレイヤーであり、その自分が使いこなしているポケモンなので最強ということにしてください。
結局のところ、「思い出す」ゲームなので、「思い出しやすいかどうか」は大事な要素だと思っています。たとえば、「カイリキー」の答えは「アリゲイツ」一択なのですが、これを思い出すの結構負担だと思うんですね。
あるデータによると、最も「二手目で答えが確定しやすい初手ポケモン」は「ランドロス」らしいんですが、それはつまり、上記のような理不尽な暗記も多い、という意味なので、プレイヤーの負担が大きいと思います。
いずれにしても、ポケモンWordle RTAがもっと盛り上がって、そして自分の記録に肉薄するようなプレイヤーが出てくれば、チャート同士の優劣も研究が進むんじゃないかと思います。みんなも世界記録に挑戦しよう!
■パーティ
前回の記事でも書きましたが、チャートを作ると、まったく文字が被らないポケモンの組み合わせが生まれます。「カイリキー」「ランクルス」「ポッチャマ」「フシギソウ」「ニョロトノ」「ドレディア」のように。
どうでもいい話ですが、ポッチャマはタスキでなんやかんや戦えるし、フシギソウは輝石で固いので、この六体で実際にパーティ組みたいなって思ったんですが、SVにはカイリキーが実装されていないので断念しました。
■順序決め
チャートを見ればわかるように、最短で解こうとしても二択や三択が生まれることがあります。これは完全に運なのですが、運だからと言って最適化を怠らず、どの順番で取るか決めておくのがタイムの短縮につながります。
➀五十音順
たとえば、ニドリーナとニドリーノは完全に二択ですが、自分はニドリーナから取るようにしています。これは、ポケモンWordleには「一度出たポケモンは出ない」というシステムがあり、記憶しておく必要があるからです。
あらかじめ「特に優劣がない場合は五十音順で取る」という自分ルールを決めていれば、二回目に「さっきどっちを取ったっけ?」とならずに済むからです。細かい話ですが、徹底することでタイムを縮めることができます。
➁入力しやすい順
たとえば、ミミッキュとズルズキンの二択について考えます。前者はミミが連続しているので入力が早いです。一方で、後者は濁点ページと通常ページを切り替える必要があり、若干ではありますが入力するのが大変です。
仮に、ミミッキュを入力する時間を3秒、ズルズキンを入力する時間を5秒とします。ズルズキンから入力した場合、ズルズキンを試すのに5秒、ミミッキュを答えるのに3秒、次回のズルズキンを答えるのに+5秒かかります。
上記を合計すると5秒+3秒+5秒なので、13秒かかります。逆に、ミミッキュから入力するルールにすると、3秒+5秒+3秒なので、11秒になります。このように、入力しやすい方を先に試すことで、総合的に短縮になります。
③光る順
たとえば、ムチュールとパッチールの二択について考えます。この二択は、ムチュールでもパッチールでもなかった場合に、シビビールとハガネールの二択へ派生します。つまり、「チ」の有無が重要になってきます。
この場合は、ムチュールから先に取ります。ムチュールの方がパッチールより先に「チ」の有無がわかるので、パッチールが答えなのか、シビビールとハガネールの二択へ派生するべきか、判断するのが少し早くなります。
この例だと、一文字差なのであまり違いがないように感じますが、かつては「ダーテング・ボーマンダ」「ムーランド・ジーランス」の択でこの理論を使っていました。この場合は「ダーテング」で「ダ」を確認します。
※なお、ダーテング系は別の理論でタイムを縮めたので後述します。
④近い順
入力しやすい順、と近い話になりますが、マウスの移動が激しくないポケモンを優先して取るケースがあります。たとえば、「ウインディ」と「ライチュウ」の二択では、後者の方がマウス移動が激しいので後に取ります。
⑤忘れそう順
これはおまけですが、ポケモンWordleをRTAプレイしていると「このポケモン、今は覚えていられるけど、後になったら忘れそう」と思う時があります。ハーデリア・ハリボーグ・オニゴーリの三匹一組は未だに苦手です。
そういう時は、仕方がないので優先順位とか抜きにして、忘れる前に入力してます。配信で世界記録を出したことは何度かありますが、完全にミスのなかった回はありませんでした。やっぱり人間なのでミスしちゃいます。
なので、ミスしそうな時には、ミスしないように予防線を張る、みたいなプレイングはまだ必要かなと思っています。優先順位も、本当はきちんと決めるべきですが、思いついた順番に入力していることも結構あります。
裏を返せば、この辺りのミス対策とか、順序決めとかは、まだまだ詰められる部分で、伸びしろだと思うので、ポジティブに捉えて記録更新を目指したいと思います。なにかオススメのテクニックがあれば教えてください。
■ヤバソチャとの出会い
さて、後回しにしてきましたが、いよいよヤバソチャについて説明します。まずは、カイリキーチャートの次のページをご覧ください。「カイリキー」の後、いきなり「ヤバソチャ」が出てきているのがお判りでしょうか。
通常、チャートとは最短経路を想定して作ります。この場合、「ヤバソチャ」が答えになる可能性はゼロパーセントなので、完全に遠回りですよね。今までは「ヤナッキー」を入力して、ヤとッの有無を確認していました。
「ヤナッキー」の場合➡「ヒヤッキー」確定
「ヤナッキー」の場合➡「バチンキー」確定
「ヤナッキー」の場合➡「バオッキー」「ブラッキー」「ウソッキー」
しかしながら、この解き方だと、バオッキー・ブラッキー・ウソッキーはどうしても3択になってしまうので、もっと手順を縮められないか、と考えていました。そこで登場したのが、DLC前編で追加されたヤバソチャです。
ヤバソチャは、なんと「ヤナッキー」「ヒヤッキー」「バオッキー」「バチンキー」「ウソッキー」「ブラッキー」の6択を一匹で判別することができます。すごすぎる! そんな都合のいいポケモンが居ていいんですか?!
※しかも、「ヤ」が一文字目なおかげで「緑色ならヤナッキー」「黄色ならヒヤッキー」がチェックできる他、おあつらえ向きに「チ」も入っているので「バオッキー」と「バチンキー」も区別できる、驚きの性能です。
従来の手順で解く場合、ヤナッキーは1手、ヒヤッキー・バチンキー・バオッキーは2手、ブラッキーは3手、ウソッキーは4手かかります。合計14手を6択で割ると、期待値は2.333…手になります。2手より少し多い。
でも、「ヤバソチャ」を使えば、絶対に2手で解くことができます。以上のことから「ヤナッキーで1手の上振れを引くよりも、下振れを少なくして確実に2手で解けた方がタイムが安定するのでは?」と考えました。
そして、この理屈は4択以上なら成立するのでは、とも考えました。たとえば4択の場合、1手+2手+3手+4手で合計10手を4択で割るので、期待値は2.5手になります。やっぱり2手で解いた方が少し早いのです。
ヤバソチャの効能は他にもありまして、それは「答えかどうかが確実にわかっている」という点です。ヤバソチャを経由して絶対にバオッキーだとわかっている状態と、たまたまバオッキーを当てた状態には差があります。
上述の「光る順」とも近い話ですが、ポケモンWordle RTAは脳のリソースが重要です。N択を試している最中は緊張状態にありますが、これから入力する回答が正解だとわかっていれば、気持ちの切り替えが早くなります。
38分50秒を達成して以来、タイムを大幅に更新するアイデアを探していたので、ヤバソチャとの出会いは嬉しい事件でした。このアイデアは、チャートの中の4択以上がすべて伸びしろになる、という意味でもありました。
そういう訳で、他の4択以上もチェックしてみました。
5文字のポケモンは「レジ」で始まるポケモンが最も多く、「ラー」で終わるポケモンが最も多いそうです。有名な「ランプラー」「レントラー」「シンボラー」「ユンゲラー」の4択も、ラフレシアでチェックできます。
ライボルトでもチェック可能ですが、ラフレシアの方が好きなのと、濁点ページの切替がなく入力しやすいのでラフレシアを優先しています。好きなポケモンが活躍して嬉しいです。優先している理由はもう一つあります。
なんと、ラフレシアは別の4択もチェックすることができました。おれの好きなポケモンが、こんなに頑張り屋さんだったとは、感激です。注記している他のポケモンも候補になります。好きなポケモンを選びましょう。
他にも、ジャローダ、メガニウムといったポケモンが、N択を潰すのに役立つことがわかりました。偶然なんですが、ヤバソチャ、ラフレシアといい、なぜか草ポケモンの最終進化系で統一されているのは不思議ですね。
(トドゼルガは、ボルトロス・トルネロス・ゼルネアス・ウルガモス・アルセウスをチェックできるのですが、レパルダスをチェックできないのが本当に惜しかったです。でも覚えておきたいので薄い字でメモしてあります)
■アウトロ
いかがでしたでしょうか。とりあえずチャートを公開したくて、特に何も決めずに書き始めたので、まとまりのない記事になってしまいました。カイリキーチャートの特徴など、詳しい話はまたいつか別の記事に書きます。
ちなみに、チャートはすべて手作業で制作したものなので、記載のないポケモンが居たら教えてください。(一応、全勝RTAしたこともあるので、解けないポケモンはいません、いないポケモンは単に忘れているだけです)
ご意見とか、アドバイスとか、いつでも募集しています。
みらいやまさると最強の生活でした、あでゅー
■追記
2024/08/20 追記
ゴチルゼル・ルチャブルのパターン(タルップルのルHルB)と、デンリュウ・ベロリンガのパターン(アブリボンのリBンH)が抜けていたので修正しました。とり氏にご指摘いただきました、ご確認ありがとうございます。