時間帯別の最適な仕事
前回の「いつ寝るべきか」
にも書きましたが、人には
クロノタイプという体内時計の
タイプがあります。
朝型のヒバリ型、
夜型のフクロウ型、
そして昼型のスズメ型。
『完璧なタイミングを科学するWhen』
の著者、ダニエル・ピンクは、
スズメ型のことを
「第三の鳥」と呼んでいます。
まあ、なんでもいいんですけど、
クロノタイプによって
「いつ何をすべきか」
が異なってくるんです。
たとえば、
夜型の人が早朝、車を
運転すれば、
夜よりは事故りやすいわけです。
そんな違いを
表にしたのがこちら。
フクロウ型の人以外は、
分析的な作業や決断などは、
午前中にしたほうが良いです。
洞察的作業
とは何か、というと
「ひらめき」みたいなものです。
ロジカルな経路で帰結するものではなく
「あ!こうじゃね?」と
いうような知的作業が
これに該当します。
収支報告も
午前中のほうが良いようです。
アメリカのビジネススクールの研究
(Jing Chen Elizabeth Demers and Baruch Lev)
によれば、朝一番に行われる収支報告は
ポジティブで楽観的になるそうです。(※1)
しかし、時間がたつにつれて
「ネガティブで、決然としなくなった」。
彼らの論文では、このようなアドバイスまで
していました。
「企業幹部に本研究から学び是非とも考慮してもらいたい点は、投資家とのコミュニケーション、およびその他、重要な経営判断や交渉は、1日の早い時間で行うべきだということである」
株価にも影響を及ぼす話ですものね。
また病院にいくなら午前中が良さそうです。
デューク大学医療センターの研究者が行った調査によると
麻酔科医によるミスや患者に及ぼした危害の発生は、
午前9時では約1%でした。しかし午後4時だと4.2%。
4倍も失敗の確率があがるんです。
ポリープの発見の可能性も、午前には高く、午後には低くなります。
4倍ですよ。
車の運転なんかも
午後おそめは気をつけたほうが良さそうですね。
自分がどんな時間帯に
元気かどうかをもっと詳しく知るには
ピンク氏のこのシート(英語ですけど)
を使うとわかるそうです。
さて時間割は
まったく更新がありませんが、
この状態です。
そして習慣については、こんな感じです。
【最高の習慣】
•できるだけ階段を使う
•コーヒーは起きてから1時間経ってから。(理由はこちらを)
参考:
https://www.cnbc.com/2018/04/30/daniel-pink-how-to-time-your-day-for-peak-performance.html
※1
https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=2186862
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