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2月23日 ⚫︎待ち人:来たる、便りあり ⚫︎失せ物:出る、安心せよ  写真=本の帯の言葉に誰かに手紙を書きたくなる

 今日は天皇誕生日。2月の天皇誕生日にも大分慣れてきた。玉音放送じゃなくって、天皇陛下の誕生日のコメントをイヤホンで聴きながら桟にはたきをかけ箒ではく。平和だ。
 天皇陛下が「雅子」と言われる時、初々しくて、はにかんだように聞こえるのは私だけかな。こんなに純情な愛を忘れない64歳はあんまりいないなと思いながら、モップかけに移る。

 映画になったらみてみたい。外国の映画監督がいいな。(詳しくないだけに大雑把すぎるイメージ)

 一昨日本屋さんで買った本を併設のカフェで読んでいたら起き忘れてきた。帰りの電車で気がついて連絡はしておいた。ただ、最近の個人経営のお店は電話番号が書いてないことが多くって、どうしたら良いか分からずSNS宛に連絡。衆目に晒すことになるんだろうなあ、と思いつつ本の行方を早く知りたかったのだ。小津夜景さんの。素敵な作家だ。初めて彼女を知った時、昔、川上弘美を読んだ時に生まれた恋みたい気持ちが蘇った。川上は初恋、小津には初恋を思い出させてくれるような秘めた恋みたいな。

いやいや、何言ってるんだか。

ラインで友達申請して、店主から「取ってありますよ云々」の優しいお言葉。店主に会いに行くために通うような書店ではある。
カフェに並ぶ選書に毎回驚く。素敵。

 12月末に知り合いから「清水みちこ」さんの新春ライブはとても面白いと言う話を聞いた。もう何年も通っているそうだ。私は、「笑わせてもらいたい」と思ってたところだった。
 ともすれば、私は道化役を買って出るところがある。それはそれで楽しくもあり、周りが喜んでくれたら満足もする。だけど今は、なんの配慮もなくただただワッハッハと笑い転げたい。
 私はすぐに検索した。2月24日に開催されるところは行けない距離ではない。sold outの会場が多い中、これから抽選と書いてある。

 妹の家との中間地点でもあるから誘ってみたら二つ返事。ちょうどラジオで清水みちこがモノマネ芸を披露したのを聞いたばかりで、それがとても面白かったそうだ。
 一緒に行けたら、倍楽しそうだ。嬉しい。

 その後、当日の前日もライブで都内に来てるから、泊まらせてもらうかまたは友人宅に泊まるかすると連絡が来たのが一月ほど前。それから連絡はなしの礫。前泊をどこでするのは皆目わからないまま、今日となった。来るか来ないかはわからないけれど、お夕飯の用意はしておくことにした。というか、私の常備菜でもある。白もつの鍋と妹の好きな酢蓮根と牛ごぼうはたっぷり作った。ご飯は麦ご飯、鮭の炊込みご飯(牡蠣といくら乗っけ盛り)、鶏ごぼう炊込みご飯と選び放題。夕方4時半頃「泊まっていい?」とラインが届く。

 来てくれると嬉しいと待っていたのだけど、悟られないように「いいよ」とそっけない返事。あっさりくらいがちょうどいいのだ、と言う美学。なんちゃって。

 深夜23時着になるらしい。来るのがわかってるなら待つのは楽しみばかりだ。塩抜きしていたベーコンを燻さなきゃって思ってたら、友人からのライン。19時半頃だ。これから行ってもいい?とのこと。
 数日前、別な人からの預かり物を受け取りに23日の17時以降に来るとの連絡があったまま、これまた連絡がなかった。まあ、急ぐ用事でもないから、日を改めるつもりかなーとは思いつつ、うちに来るのは久しぶりなので、やはりちょっとソワソワワクワクしながら野菜を刻んだりして待っていたのだ。

 私は、今日でもいいし、明日なら午前中、明後日なら仕事帰りによってもいいよと返す。今日ならコーヒーでもいれてちょっとはおしゃべりできるけどなあと思いつつ。
 今から行く、との返事。コーヒー豆を挽く。広口で口当たりの薄いティーカップ兼用のものをソーサーと一緒にテーブルに置く。頂き物の焼き菓子をお皿に入れる。まもなく彼女が登場。
 ベーコン作りは後にすることにして、彼女とおしゃべり。彼女は話すのも聞くのも上手。あっという間に21時半になる。愉快な時間だった。
 程なく妹から、状況報告ライン。1時間くらいで着くなと踏んで、最寄駅隣のスーパーで待ちわせることにする。猫の餌を買い忘れていたのだ。

 そして、深夜の晩御飯。
と言うわけで、待ち人も失せ物も無事、ハッピーエンド終わった、天皇誕生日の1日である。

塗り物の食器は軽くて大好き。


紅鮭は焼いて冷凍しておくとすぐしゃけご飯ができる。
昆布と酒を入れて炊けばOK
紅鮭だよ。奮発すべし。1合に1切れという贅沢さ推奨。
3合炊いて冷凍しとけば、お茶と妥協してないおにぎりで上機嫌になる。

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