中戸山 西光院 常敬寺のあゆみ【3】
当山常敬寺の歴史をまとめています。
(タグ: #常敬寺のあゆみ )
●常敬寺の寺号および天文期のこと
第四世善栄は西光院の院号に続けて「本願寺」※1の寺号を名乗りました。しかし第六世の善鷲が本願寺蓮如上人(1415~1499)に帰順すると、長禄三年(1459)、旧暦八月十二日に 「常敬寺」の寺号を蓮如上人より受け、本願寺教団に一家衆として迎えられました。
また天文期(1532~1555)に、下総国関宿から信濃国山田郷に「西光院 浄蓮寺」※2が寺基を移しました。
このお寺の由緒には当山の事が書かれ、院号を同じとする事から何かしらの繋がりを感じさせます。
※1……宗誓による『親鸞聖人御直弟散在記』(1694)。
実悟の『当流諸国坊々事』には【常敬寺 昔ハ号弥陀本願寺為帰参略之】
とある。
※2……「浄蓮寺」は永禄年間に兵乱で寺勢を失い、寺名は中絶したという。寛永年間、中野に再建されて、「蓮光寺」と寺号を改めた。
◎……また、当時の当山の次男、正善が応安二年(1369)に
「久遠山 乗善寺」を建立したという。(乗善寺縁起)
乗善寺(浄土真宗東本願寺派)は現在、富山県射水市に寺基を構える。
#常敬寺のあゆみ #新潟県 #上越市 #お寺 #寺院 #浄土真宗 #真宗 #親鸞聖人 #唯善上人 #親鸞 #唯善 #常敬寺 #寺史 #弥陀本願寺 #真宗史