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「人好きの人見知り」って言葉がいい

2歳を過ぎた姪っ子は、とても大きくなっていた。成長を動画や画像で共有できるアプリ「みてね」の中には、いちごを頬張ったり、ジャンボリミッキーを踊ったり、天真爛漫な姪っ子のデータでいっぱいである。

ただ、「みてね」に載っている姿とは裏腹に、半年ぶりに会った姪っ子は、右手で父親の手を握りしめ、左手は親指以外全て口の中に入れて立ち竦んでいた。

なにがなんでも絶対に目を合わせないゾと言わんばかりに強張った顔をしていた。(母親である姉いわく、指を咥えるポーズは緊張している証拠らしい)

叔母の私からすると、めちゃめちゃギャップがあって可愛いのだけれど
姪っ子は今いわゆるザ・人見知りの真っ只中にある。

自分の3倍くらいある大人にたくさん囲まれるんだもん、こわいよな。しかも、〇〇ちゃん!と言いながら、にこにこ擦り寄ってくるし、こわいよな。緊張する気持ちはめちゃめちゃわかる。

人見知りとは

子供が見馴れぬ人を見て泣き、はにかみ、または嫌うこと。「―する子」

広辞苑

そもそも人見知りとは、本来子供につかう言葉らしい。
だから、大人であれば、内気、照れ屋、恥ずかしがり屋などが適切な表現らしい。

大人だって初めては緊張するよね

でも、大人だって、いつになっても初めてのことは少し緊張するよね。その人に「会う」という行為が初めての経験だもん、人によっては転職活動の面接くらいに行くくらい緊張するかもしれない。

しかも、一方的な初めての行為や行動ならまだしも、「人と顔を合わせる」ってことは他人とコミュニケーションをとらなくちゃいけないので、その人に合わせて臨機応変に対応しなきゃいけなかったりもする。

そう考えると、「自信がないから人見知りをする」とか、「内向的だから人見知りをする」のではなく、一定緊張するのは、ごくごく当たり前のことのような気がしてくる。

「人見知り」≠「人が嫌い」

また、「人見知り」って言葉は、一般的に、ネガティブなイメージや弱みとして使われるようなことが多いけど、人が嫌いなわけではなく、スロースターターなだけである気がする。

むしろ、人見知りの人の方が、その場の空気を読んだり、周りに気を遣ったり、人をよく観察していたりする。

そんなふうに考えていたら、素敵な動画を見つけた。

「人好きの人見知り」は距離感を保つのが上手

新R25の動画で大島麻衣さんが、こんなことを言っていた。

「人好きの人見知り」は相手が心地よい距離感を保つのが上手だから、いい人脈を持っている人が多い。


まさに相手のことを気遣い、距離感を考えて接することができるのは、「人見知り」だからこその強みである。

確かに、思い出してみれば、「人見知りなんです〜」っていう人は接し方が丁寧な人が多い気がする。大抵がちょっと自虐的だったりするけど、別に悪いことじゃなくてその人が丁寧な人であることの証拠だ。

逆に、人見知りじゃないという人は、たまに「初対面でそれを言う?」的な失礼な発言とかもあったりする気もする。笑 

人見知りの人は、「私は人好きの人見知りなんです」といって自分の強みに使ってほしい。

まあ、結局みんな違ってみんないいよね。



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