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淡路島バイク初上陸。淡一はほろ苦く・・・。「あぁ、吸い込まれて。編」

50歳を超えた女性初心者ライダーが、出会えた最高の相棒、Ninja250に乗って、ソロツーリングの冒険を通して人生を再起動していく記録です。

2020年2月15日。明石海峡大橋をNinjaちゃんとともに渡るという目的を一つ達成した私は、大鳴門橋を見にいくことが次の目的ですが、途中の立川水仙郷でビビってしまい、次の灘黒岩水仙郷で水仙を見ようとNinjaちゃんとさらに走っていきました。

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ワインディングを楽しんだあとは、海沿いの一直線な道を楽しみ、途中二人の男性ライダーさんの後ろについて、傍から見たら3人のツーリングみたいな感じになって(あの時の男性お二方、勝手について行ってしまいすいません~~~。)快走をしていたら、灘黒岩水仙郷の看板が。

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男性たちはそのまま行ってしまったのですが、私は「ここか~~」と右ウインカーを出し減速したら、駐車場案内の男性たちに、「バイクはこちら~~~。」と誘導されました。立川水仙郷ほどお爺さんたちではなく、ふつうのお兄さんともいえる世代の人たちもいましたが、とりあえず誘導されてそのままNinjaちゃんは止まりました。

そしたら、
「入園料はあそこで払って、その奥の入り口から入ってあとは、道順通りに。」と説明されて、私は「え、まだ入園するかどうかも決めてないし、入園料っていったいいくらいるの?しかも水仙殆ど咲いてないし。」とは思ったものの、なんだか特別席に停めさせられたようなNinjaちゃんに、すぐに跨るなんてことは恐ろしくてできる雰囲気ではありませんでした。

「・・・うん、入園料を見て、高かったら帰ろう・・・。
いや、水仙なさそうだから帰りますねって、絶対に言おう。」

そう思って入園チケット販売場所に行って「水仙ほとんど咲いてないですね。残念ですが帰り・・・」と言った私に、中からおばちゃんが
「はい、600円。あそこから入って上がっていくんですよ。そうね~~。水仙は今年はダメだったわねぇ。」と私の言葉を遮るかのようににこやかにチケットを差し出し、私はまんまと吸い込まれてしまいました。

チケットを手にした私は、ほとんど咲いていない水仙の斜面を見上げ、
「これが満開だったらさぞかし綺麗だろうなぁ。けど、水仙郷って、なんで人を吸い込んでいくんだろう。あそこで、右ウインカーを出した時点で勝負ついてたわ・・・。Ninjaちゃん、怖い思いしてないかな。」と思いながら、展望台と言われるところまで、登っていきました。

ちなみに私は普段トレッキングをしているので、全然走ってでも上がれる展望台でしたが、他のおばさまがたは、ひぃひぃ言っておられました。なんか修行の多い所や・・・。

それでも展望台から水仙がまばらにさいた斜面越しに見る海はとても綺麗で、さわやかな風が私の後悔を吹き飛ばしてくれて「これはこれでありかな?冒険やもんね」と笑ってNinjaちゃんのもとへ戻りました。



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途中、「搾りたての生オレンジジュース」を勧められましたが、そこはやっとこさ断ることができました。うん、吸いこまれなかった。

私「Ninjaちゃん、ただいま~~~」

Ninjaちゃん「おかえり。背中から諦めの姿が見えたわ(笑)」

私「怖い思いしなかった?」

Ninjaちゃん「快適に女王様席におったよ」

私「それはよかった。そしたら鳴門大橋に向かおうね」

Ninjaちゃん「さ、走ろ」

ということで、人間ブラックホールのような水仙郷をあとに、Ninjaちゃんと私は次なる目的地の鳴門大橋に向かうのでした。

Oh~~, that was scary.

バイクのインスタやってます。


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姫とNinja|50歳女のバイクデビュー
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