「佐伯神楽」と五所明神社の冬季大祭。
806年に創立の「五所明神社」では、毎年12月15日に冬祭がある。
そこでは綱切神楽、湯立神楽が舞われる。
400年以上の伝統をもつ「佐伯神楽」である。
災厄の象徴として、綱をヤマタノオロチに見立てて、
面をつけたスサノオノミコトが退治するシーンが綱切神楽という。
そして、湯立神楽。
釜で湯が煮えたぎる。
いわゆる禊(みそぎ)のひとつ。
そのしぶきを浴びると無病息災になるという。
伝統行事の意義が、今こそ分かる気がする。
先人たちは、疫病との戦いをどう乗り越えて来たのだろう。