
大入島の「初観音」数珠繰り。
佐伯市大入島は、ひょうたん島。
船着き場「堀切」を降りて、島の反対側、北東に「日向泊」地区はある。
日向泊の「普該庵」では、
1年に3度、観音様の前で「数珠繰り」が行われます。
この日は2020年1月18日、年の始めの「初観音」。
そして、土曜日ということで人もいつもより多めとのことでした。
大きな数珠をみんなで回します。
なんと1000回です。(中央にいる方がカウント役です。)
鐘の音に合わせて「南無阿弥陀仏」と唱えながら。
宗派も何も関係なく、世代を越えてみんなでただ一緒に数珠を回します。
1000回まわし終えると、
その数珠を背中にポンポンと当てて、「無病息災」を祈念します。
そして、佐伯市の大手前にある「潮谷寺」のご住職がお越しになられ、お経があげられます。その後は、餅まき。直会です。
これが年3回、400年続けられています。
ちなみに、潮谷寺の二代目住職の隠居先が普該庵であったということ。
それ以来の関係性と思われます。
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それにしても、この日はよく回しました。笑
数珠繰りは、人数が集まらないと大変ですね・・・。
輪が和となって、地域を支え続けてきたことを実感します。
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これこそ先人からのおくりものなのかもしれない。