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横川の「保食神社」とイチイガシ。
遠くから見ても、一際、目を引く巨大な木。
「イチイガシ」の巨木で、樹齢は400年を越えるという。
ここは佐伯市直川、横川地区。
保食(うけもち)神社です。(ほしょくじゃないよ!)
「保食神社のイチイガシ」は昭和57年3月20日、直川村の文化財(天然記念物)の指定を受け、市町村合併後の現在も、佐伯市指定文化財に登録されています。見事な大木です!
「霧深い幻想的な風景」も素敵ですが、「夏の青空」も良い。
ともに2020年で「3月」と「7月」に撮影したもの。
(みなさんは、どちらがお好みですか?)
さて、保食神社は室町時代の1570年~1572年頃に勧請(かんじょう)されている。(ここでの勧請とは、「神様を分霊して、新しくお迎えをした」ということ。)
遡(さかのぼ)れば、もともとは長く「牛王(ごおう)宮」と称していたとあります。しかし、1875年(明治8年)に「保食神社」と改称されたとのこと。
牛王とは、正式には「牛頭天王(ごずてんのう)」というらしい。
そして、牛頭天王は日本における「神仏習合の神」とあります。(もしかして、明治に改称したのは、その時代の廃仏毀釈と関係があるのでしょうか。)
系統を辿っていくと、京都祇園の「八坂神社」にルーツのある神様にあたると思われます。このパターンは、神社に結構よくあるものだと想像します。
ちなみに、保食神社は「五穀の神」、そして「牛と馬の守護神」という。
なるほど、直川に「最高の神様」がここにいます。