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育成理念(ミッション・ビジョン・バリュー)#16
「バレーボーラーの一貫育成メソッド」 制作の第16回です。
前章までは、LTADモデルの各発達段階におけるトレーニングの在り方について第一ステージから第七ステージまで詳しく解説してきました。
本記事では、本メソッドにおける育成理念(ミッション・ビジョン・バリュー)について解説を進めていきたいと思います。
育成のあるべき姿を言語化する
まず育成理念という言葉を一言で表わせば「育成のあるべき姿」ということになりますが、それだけでは抽象度が高すぎて、机上の空論と化してしまうでしょう。
そこで、私たちが掲げる育成理念が育成に携わる人々にとっての原点であり、かつ行動指針となるように「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3つの視点から育成理念を定義していきたいと思います。
ミッション・ビジョン・バリュー
ミッション(果たすべき使命)
ミッションとは果たすべき使命を指します。5W1Hにおける「Why」に該当するのがミッションです。
「何のために」この育成メソッドが存在し、社会に価値を提供するのかといった育成メソッドの存在意義を表現する言葉、それがミッションとなります。ミッションは過去・現在・未来とすべての時間軸において揺らぐことのないものとなります。
ビジョン(理想とする未来の姿)
ビジョンとは理想とする未来の姿を指します。5W1Hにおける「What」に該当するのがビジョンです。
具体的に「何が」理想とする未来の姿なのかを表現する言葉、それがビジョンです。理想とする未来の姿を具体的に言葉で表現することで、育成の未来の姿をクリアにイメージすることができるようになります。普遍的なミッションとは違って、社会や環境の変化に応じて変化していくことが前提となる中期的な目標にもなります。
バリュー(価値基準)
バリューとは価値基準を指します。5W1Hにおける「How」に該当するのがバリューとなります。
そして、その価値基準を明文化したものが行動指針となります。育成に携わる人々が「どのように」行動していけばよいかの優先順位を具体的に示してくれる指針、それが行動指針となるのです。
ミッション・ビジョン・バリューの関係性
先述した通り、ミッションは「果たすべき使命」、ビジョンは「理想とする未来の姿」、バリューは「価値基準」を意味します。そして、それぞれの関係性は次のようになります。
ミッション(果たすべき使命)を全うするためにビジョン(理想とする未来の姿)が存在し、そのビジョン(理想とする未来の姿)を実現するためにバリュー(価値基準)が存在している。
ミッション・ビジョン・バリューはそれぞれの時間軸を意識することにより整理して捉えることができます。次のようになります。
ミッション:現在・過去・未来
ビジョン:未来
バリュー:現在
ミッション・ビジョン・バリューに対する考え方が整理できたところで、次からは私たちの育成メソッドにおける育成理念について、ミッション、ビジョン、バリューの順番で見ていきたいと思います。
育成理念
ミッション
プレーヤーの「今」と「未来」の人生を豊かにする
ビジョン
すべてのプレーヤーが
・バレーボールを心から楽しんでいる
・日々の成長を実感し、もっと成長したいと感じている
・10年先もバレーボールのある人生を送りたいと思っている
バリュー
すべてのコーチは
・プレーヤーがバレーボールを心から楽しめる環境をデザインします
・プレーヤーがチャレンジできる環境を提供し、そのチャレンジを応援します
・プレーヤーの10年先を常に想像しながら、目の前にいるプレーヤーと関わります
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