見出し画像

育成における留意事項#22

「バレーボーラーの一貫育成メソッド」 制作の第22回です。前章では、標準化成長速度曲線を用いてプレーヤーの身体的成長プロセスについて解説をしてきました。本記事では改めてLTADにおけるプレーヤーの成長段階を包括的に理解できるようにしていきたいと思います。

LTADの成長段階を理解し、活用できる準備をする

本シリーズの「#8」から「#15」まで8回に渡り、LTADの各段階におけるトレーニングの在り方についてまとめてきました。少し時間が経っているかと思いますので、改めて各段階における総合的なゴールや焦点、技能発達の特徴などについて確認作業をしてもらえればと思います。下記に全8回分の記事を貼り付けていますので、それぞれお読みください。

本記事においては、同じ内容の繰り返しを避けるためにも各成長段階における詳細な解説は控えます。

ただ、ここで私が強調しておきたいことが一つだけあります。それは、前章で標準化成長速度曲線を用いてプレーヤーの身体的成長プロセスを包括的に理解してもらったように、コーチングの対象となるプレーヤーが今、成長段階のどこに属していて、そのプレーヤーにとって必要な環境やアプローチは何なのかを知る手掛かりとしてLTADを積極的に活用してほしいということです。

育成カテゴリに関わるすべてのコーチたちがLTADにおける各成長段階について正しく理解し、それらをいつでも活用する準備をしておくことはすべてのプレーヤーの健全な成長に必ず寄与すると考えています。

▶︎雑賀雄太のプロフィールへ


バレーボールに関する記事を執筆しています。バレーボーラーにとって有益な情報を提供することをコンセプトにしています。