海外トップ・コーチとの会話から日本の育成システムを考える
日本の育成システムに対する違和感
これまで育成カテゴリー(主に小・中・高校)のコーチングを実践してきました。その中で、日本のバレーボール界の育成システムに対する違和感を様々な局面において感じながらも、具体的なアクションを起こすことができないままにここまできてしまいました。
しかし、海外のバレーボール事情を知れば知るほど、日本の育成システムに対する違和感はますます積もるばかりなのでした。
そして、今回。
その大きなきっかけとなったのが2018年10月1日から5日間の日程で、フィリピン・マニラ市内にて実施されたFIVB公認コーチレベル1の研修会。
ここで出会う様々な経験を積んだコーチとの会話から、私の見える世界は一気に広がっていくのでした。
圧倒的なアウェイ感の中で
参加者は私を含め総勢47名。
国際的な資格だからもちろん。国際色豊かで・・・。ヨーロッパやアジア、さらにはアフリカからも・・・。
え。。。はい。。。
私以外はすべてフィリピン国内からの参加(1名のみアメリカ出身のコーチ)でした。この圧倒的アウェイ感の中、私のバレーボール研修会は始まったのでした。
研修講師はセルビア人のモーロー氏。各国を渡り歩いている方で国際経験も大変豊かなコーチ(研修終了後、分かったことですがヴォレアス北海道のエド・クライン監督と過去に働いたことがあるということで非常に盛り上がりました。※エド・クライン監督はクロアチア出身世界は広いと言いますが、バレーボールの世界は狭いのかもしれません。)
今回参加した研修の内容はレベル1ということでバレーボールのベーシックが詰まった内容となっております。まさにバレーボールの基本中の基本。バレーボールの起源からFIVBの歴史、基本的なルールなどについて。
研修中の講義で学ぶべきことも多くありましたが、そちらの内容についてはこちらのマニュアルを読んでいただければ十分ご理解いただけるかと思います。
こうして5日間の研修は始まったわけですが、基本的に人見知りな私は不安と孤独感に苛まれるところからスタートしました。しかし、陽気で優しいフィリピーナ(フィリピン人のことをちょっとかっこよく言ってみた)のおかげで少しずつリラックスして楽しく学ぶことができるようになっていくのでした。
バレーボールに関する記事を執筆しています。バレーボーラーにとって有益な情報を提供することをコンセプトにしています。