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至高の読書

読書で問われるのは、まず、姿勢です。「こころのあり方」といった比喩表現ではなく、カラダの体制そのもの。

ヒトのカラダは長時間イスで過ごせるようにはできていません。寝転んだ姿勢が最も負担が少ないのは言うまでもありません。当然、本も寝た姿勢で読むのが最も合理的です。「本は寝て読め」というノウハウを学んだのが、こちらの本になります。

著者は、「寝て読む読書術」を身につけ、東大の医学部に現役合格。のちに、英語・フランス語・ドイツ語を使いこなす評論家となりました。効果は実証済みというわけです。

寝ころんだ姿勢であれば、読書は何時間でも継続できるのです。が、仰向けになると、両手、両腕に負担がかかるのが難点となります。疲れている場合には、顔面に開いたページが落下するといった事故(?)もありえるのです。

そんな寝ころだ姿勢での読書家を救済するツールが存在します。「読書スタンド」という名称で呼ばれています。こんな感じのモノです。

以前から存在は知っていたのです。が、何となくこれまで手がでませんでした。しかし、先日、全く期待していなかった幸運に恵まれ、高額のアマギフに当選したのを機会に、発注することになった次第です。

何が良いと言って、「本は寝ころんだ姿勢で読むのが合理的である」という思想を前提に設計・製造されているわけです(笑)。一見して外見が物々しく、取り扱いにくそうに見えるのです。が、すべては本を空中に浮遊させるための創意工夫の結果です。上記のモノよりもシンプリで扱いやすそうな類似品もあるようなのです。が、レベルが違います。ページをめくる作業もカンタンにできるように設計されているのです。信じ難いかもしれません。が、読書のスピードは落ちないのです。

寝転んだ姿勢による読書生活は長いものの、両手が自由に使えるというのは過去に経験がありません。そこで、自由となった手でスマホを持つことにしました。とはいえ、四六時中、持ち続けるわけではありません。必要に応じて、です。

スマホには、文章の抜き書き、感想、コメント、メモを音声入力で残すようになりました。必要に応じて、生成AIのアプリも使います。インプットとアウトプットが同時並行で出来るようになりました。インプット時には、たくさんの着想、思いつき、アイデアが生まれてきます。

結果、寝転んだ姿勢でありながら、それなりのコンテンツがいくつも生み出されているといった状態となりました。

過去には体験したことのない至高の読書を体験中です。


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金子幸嗣
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