【創作大賞感想】チョコミント
読書感想文は下手です。
という逃げ道をここに記します。
こんにちは。
彩夏です。
ゼリ沢梨さんの作品
チョコミントを拝読した。
主人公サチノは、親元を離れ東京で一人暮らしをしている17歳の高校生。援交で財布を潤わせ、同級生とは表面上の付き合いだ。
サチノはブログをしていて、プロフィールにはセックス依存症、援交、という言葉のエサを記し、そこに寄りつく人間からのミニメールを排除していく。
ただそのミニメールを送ってくる相手の中には真造がいた。この小説はサチノと真造と関わりで進んでいく。
サチノの虚無感はどこからくるものだったんだろう。誰からも必要とされていないと感じる寂しさからなのか、愛されたいという願望なのか。
ただ、きっと人は誰しもカタチは違えど少なからず心のどこかに虚無感を抱えている。
ある日それが突出してしまうことは何も特別なことではないのかもしれない。
どこまでも真造を試すような行動をするサチノ。
ずっと寄り添い続ける真造。
女子高生を物のように扱う中年男。
サチノに対し無慈悲な行動をする先輩。
全文通して、色んな感情が押し寄せてくるのだけれど、サチノの安否を知った時のサチノの両親の姿に、私は心が締め付けられて涙した。
それだけ感情移入してしまった「チョコミント」
きっと私の心の中に残り続けるだろう。
いつもブロッコリーなんて言ってごめんなさい。
でも言います。
ナイスブロッコリー🥦
(本当にごめんなさい)
画像は《菜月糸美》さんからお借りしました。
それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら