やま眠る

骨と おつる
花芽 あたらし
森の にほい
枯れぬまに
のこした 蛙の経も 聞こへず
石うつ 鶯や 一つ
藪に からめた 夏のあと
暫く と、
背に つめたき声の 誰もゐず

 
【鎌倉の天気】
 あらしほの 鯛のうろこと 風さむり


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