夏を かき分けて
虹の 岩瀬を 下るとき
しぶき 白玉が
太陽 ひとつ
月 ひとつ
桃源に おちる光の いく千年
生まれた星を わすれて
浮かべた 夢世の 釣り舟
帰る家の なき

 
【鎌倉】
 赤い帆の たゆたいて
 朝焼けにすべる 潮はさびしき


 ▲ 雪男の記事一覧

いいなと思ったら応援しよう!