浄土真宗本願寺派星野山西法寺

〔大阪/豊中〕のまちなか 城山町に佇む浄土真宗本願寺派(西本願寺/お西)のお寺です。 …

浄土真宗本願寺派星野山西法寺

〔大阪/豊中〕のまちなか 城山町に佇む浄土真宗本願寺派(西本願寺/お西)のお寺です。 毎月発行の読みもの 寺報(じほう)『世間解(せけんげ)』や、コラム『和而不同(わしてどうぜず)』のほか、西法寺にまつわる記事を掲載しています☺

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「掃除機で頭を吸う⁉」とあるヘアカット専門店にてそんな体験をした。正しくは『エアウォッシャー』。シャンプー洗髪の代わりに、吸引ブラシで頭部の残髪をきれいにする仕組みだ▼ もちろんはじめは不安である。自分の常識にはないからだ。しかし、これが意外とサッパリ心地良い。散髪後なのに水もドライヤーも使わない。ものの見方がまたひとつ広がった▼ 《新発売》と聞くと、つい手が伸びる。そこに深い理由は無い。ただ、何気なく試すことができるのは、仮にそれがイマイチでも「いつものやつ」に戻ればい

    • いまのわたしのために

       十月であります。年々「秋が短くなくなっていくなぁ…」と感じながらも、澄んだ空に時々「秋やなぁ…」と思うことであります。  皆さまにはご本願のおはたらきの中「なんまんだぶ、なんまんだぶ…」と お念仏ご相続のことと存じます。 ちからなくしておわるときに、、、  さて、先月は「お浄土」のことをお聞かせをいただいたのであります。  「お浄土」とは私が“いのち”終わってから往くところ。だから〈今は関係あらへん〉とお考えいただかないことであります。 『歎異抄』というお聖教のお言葉

      • 聴く_せけんげ_世間解_2409

        〔毎月発行〕さいほうじの読みもの 寺報『世間解(せけんげ)』を、住職のやさしい語りでお届けしています👏今月のテーマは「お浄土(じょうど)を想う」。

        • 【コラム】〈 縁 起 -えんぎ-〉ということ~『和而不同(わしてどうぜず)』9月号

          紙面版ダウンロードはこちら>>>

          【短編法話】お浄土を想う-〔毎月発行〕さいほうじの読みもの『世間解』9月号

           皆さまにはご本願のおはたらきの中、爽やかな季節を感じつつ「なんまんだぶ、なんまんだぶ…」とお念仏ご相続のことと存じます。以前にもお聞かせをいただいたことでありますが、お彼岸のご縁に改めて…。  さて、我々のご宗旨は“浄土真宗”と申します。  阿弥陀さまが、「お前さん、必ず私の浄土に生まれてかえってくることが出来ると欲って、それまでの日暮らしはお念仏を称え聞きながら生ききってくれよ」と願い、その通りにおはたらきくださっている本願力のことを“浄土真宗”とおっしゃってくださった

          【短編法話】お浄土を想う-〔毎月発行〕さいほうじの読みもの『世間解』9月号

          聴く_せけんげ_世間解_2408

          〔毎月発行〕さいほうじの読みもの『世間解(せけんげ)』を、住職のやさしい語りでお届けしています👏読むより聴く派!な方にオススメです☺

          聴く_せけんげ_世間解_2408

          音色が報(しら)せるもの

          ▼「あ~涼し」。コンビニのドアが開いて一言。発したのは私だが、そこに意図はない。「涼しい」と言わしめたのは、他ならぬ冷房のはたらきである。何気ない言葉のちょっとした奥行きを伺ってみるのも案外悪くない。 ▼「涼をとる」アイテムのひとつに風鈴がある。ルーツは中国。音色によって吉凶を占う『占風鐸(せんふうたく)』と呼ばれる占いの道具だったそうだ。 ▼日本伝来の後は「邪気払い」としてお堂の屋根に吊るすといった習わしも。当時、疫病は強風が運んでくるとされており、風鈴の音色が届く範囲

          音色が報(しら)せるもの

          〔短編法話〕〝たのみもせんのに〟

          八月。厳しい暑さが続くころです。皆さまには決してご無理のないよう暑さをコントロールなさっていただきたいと思います。 『仏説無量寿経』というお経さまには とお浄土のようすが説かれています。そんな事に思いをはせながら「あっついなぁ~」とういう独り言の合間に「なんまんだぶ、なんまんだぶ…」とお念仏さまをお聞かせいただく日暮らしであります。 私がどこにいてどんな状況であろうとも、私を取りまく環境がどのように変わっても「必ず支えている、お念仏称えながら日暮らししてきてくれよ、めぐ

          〔短編法話〕〝たのみもせんのに〟

          あの人はもしかしたら、わたしが仏法に出遇うために、お浄土からわたしのそばにおでましくださった「権化の仁」なのかもしれない —『聴く!せけんげ。』2024/7

          #仏教 #法話 #浄土真宗 #お寺 #星野山西法寺 #世間解 #せけんげ #日常 〔大阪/豊中〕のまちなか城山町に佇む 浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお寺 西法寺(さいほうじ)が毎月発行している寺報(おてらの読みもの)『世間解(せけんげ)』を、住職のやさしい語りでお届けします😄 7月号のテーマは、「 権化の仁(ごんけのにん) 」。 どうぞお聴きください。 【記事で読む>>>】 https://note.com/saihouji1534/n/ncf1071570ef4

          あの人はもしかしたら、わたしが仏法に出遇うために、お浄土からわたしのそばにおでましくださった「権化の仁」なのかもしれない —『聴く!せけんげ。』2024/7

          あの人はもしかしたら、わたしが仏法に出遇うために、お浄土からわたしのそばにおでましくださった「権化の仁」なのかもしれない —『聴く!せけんげ。』2024/7

          権化の仁(ごんけのにん)-短編法話-

          『世間解(せけんげ)』2024年7月号-〔毎月発行〕さいほうじの読みもの-  七月になりました。今年も半分がすぎたのであります。皆さまには、雨の中、暑さの中、いろいろな思いと共に、ご本願のおはたらきによって「なんまんだぶ、なんまんだぶ…」とお念仏ご相続のことと存じます。  さて、先月は「権化の仁」ということを少しお聞かせいただいたのであります。  権化の仁について親鸞聖人はお手紙で、 このようにおっしゃっています。 権化の仁とは 聖道門の人たちは権化の仁である。とおっ

          権化の仁(ごんけのにん)-短編法話-

          無常だから花が咲く

          若院コラム『和而不同』(わして どうぜず)2024年7月号-〔毎月発行〕さいほうじの読みもの- 四季折々にいわゆる旬の花があるが、梅雨の時期といえば、やはり「紫陽花」が代表的だろう▼あのカラフルな色彩は土壌の性質によって決まるそうだ。酸性なら青色、アルカリ性ならピンク色へと移ろうことから、花言葉は〝七変化〟。別名「無常の花」とも呼ぶらしい▼無常といえば、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。」という、『平家物語』の有名なフレーズがある。しかし、ここでの悲嘆/詠嘆的イメージ

          【音声】【短編法話】『 恒 と 常 の味わい』-聴く!せけんげ。2024/6

          〔大阪/豊中〕のまちなか 城山町に佇む浄土真宗本願寺派(西本願寺)のお寺、西法寺が毎月発行している寺報『世間解(せけんげ)』を、住職のやさしい語りでお届けします👏 テーマ『恒と常』 【記事で読む】>> https://note.com/saihouji1534/n/n359e33f052de 【読む・聴くを一度に味わう】>> https://youtu.be/vaMOMW3Wm9A 公式YouTubeチャンネル『西法寺ラボ-SAIHOU-JI Lab.』

          【音声】【短編法話】『 恒 と 常 の味わい』-聴く!せけんげ。2024/6

          【音声】【短編法話】『 恒 と 常 の味わい』-聴く!せけんげ。2024/6

          【若院コラム】出会いが縁ならば、別れもまた縁である。

          〔毎月発行〕おてらの読みもの 若院コラム『和而不同(わして どうぜず)』2024年6月号ー 浄土真宗本願寺派星野山西法寺- ▶『人はひとり。だからこそ、ご縁を見つめたい。』― 西本願寺のいわゆる【タグライン】と称される言葉である。「今後、西本願寺の社会的な役割を広く内外に伝えるため」(公式見解より)、場面に応じて用いられていくとのこと ▶とある本に『孤独とは独りの時に感ずるよりも、人がいるときに感ずることの方が多いと私は考える』とあった。〈朝のリビング。「おはよう」に返事

          【若院コラム】出会いが縁ならば、別れもまた縁である。

          【短編法話】「恒」 と 『常』の 味わい

          〔毎月発行〕おてらの読みもの 寺報『世間解(せけんげ)』2024年6月号ー 浄土真宗本願寺派星野山西法寺-    六月であります。この月が済むと今年も半年過ぎるのであります。毎日、毎日いや、一時、ひととき、一呼吸、一呼吸の積み重なりであります。  その間一瞬も途切れることなく、阿弥陀さまのご本願は私を支え、育て、護り続けてくださっておるのであります。そのご本願のお力が先立たれた方をお浄土に生まれさせてくださり、阿弥陀さまと同じお覚りをひらかせてくださっておるのであります

          【短編法話】「恒」 と 『常』の 味わい

          【音声】おてらの読みものを住職のやさしい語りでお届け『聴く!せけんげ。』2024/5

          〔毎月発行〕さいほうじの読みもの 寺報『世間解(せけんげ)』を、住職のやさしい語りでお届けします👏 【記事版】も公開していますので、そちらもあわせてどうぞ💡 https://note.com/saihouji1534/n/ne7270b5e0e97 ――――――――――――――――――――――― 文字と音声を一度にたのしみたい方には、YouTube版がオススメ☝ https://youtu.be/Yt6dPjyB2mQ?si=nUnMwkn5utqsiw3x

          【音声】おてらの読みものを住職のやさしい語りでお届け『聴く!せけんげ。』2024/5

          【音声】おてらの読みものを住職のやさしい語りでお届け『聴く!せけんげ。』2024/5

          若院コラム『和而不同』2024年5月号

          四月某日、たまたま乗車した阪急電車の中吊り広告が、大阪・関西万博一色となっていた ▼開催(二〇二五年四月一三日~)まで一年を切った頃から、SNS界隈含め宣伝を目にする機会がグッと増えたように感じる。いわゆる気運なるものはこうして醸成されてゆくのだろうか ▼街で行列を見かけたら、どんなお店か確かめたくなる。何かを指さす人だかりがあれば、ついそちらに目が移ってしまう。「気になる」を生む仕掛けは実に単純だ。無論、そこに深い理由はない ▼幼い子どもたちを見ていてると、例えば他の

          若院コラム『和而不同』2024年5月号