Tokyo 7th Sisters LIVE 「DIVE TO YOUR SKY!!」の読書感想文
まえがき
Tokyo 7th Sisters LIVE 「DIVE TO YOUR SKY!!」2日間とも現地で参戦してきました。1日目はB2ブロック、2日目はC1ブロックでした。
めっちゃ疲れたけど、それ以上に楽しかった。これに尽きます。
ライブ中は半ばトリップしている状態というか、音を聴くというより浴びている時間がほとんどで、自分でもよく分からなくなって普通に天井とか床みている時間とかあります。正直に言うと細部まで覚えていません。席としてもメインステージが遠かったというのもあり、演者さんの一挙手一投足もかなり見逃していると思うので、おそらく表面的でなんとなくの感想になります。アーカイブを見ねば。
辛気臭さは置いておきまして、というわけで。雑感な読書感想文を書いていきます!ポエム!
10年経っているのにちゃんと文章にした事がなかったので、時々過去を振り返って書いておりますのでご容赦を。それと、結構な長文になってしまいました。
以下、DAY1ベースの順番で、DAY2のみのユニットを混ぜながら書いていきます。
ー 開幕 - 777☆SISTERS
ライブ開始!!ナナシスの夏が始まりました。
全体ライブの最初は『MELODY IN THE POCKET』からメドレー。10年経った今、やはり多くの出来事を経験してきた支配人それぞれが拡げてきた空へ、上昇気流にのった歌が会場のボルテージとともに飛び込んてきます。同時に、ポケットに溜まっていたメロディに再び耳を傾け始める時でもあるかと思います。
開幕は、これまで777☆SISTERSが引っ張ってきたナナシスという世界がありありと映し出されているようで、すでに胸がいっぱいになりつつありました。
DAY2の『STAY☆GOLD』、曲も歌詞も振り付けも文脈も全部好きなのでセトリ組み込んでくれて嬉しかったですね。黄金のライブになりました。
……振り返るとそんな事に思いを馳せたりするんですが、ライブ当時は音を浴びるのに精一杯で、その実あまり冷静じゃないです。常に「ライブたのしい~~~ありがとう~~~!!」と高揚しているので深い事はあまり考えられていません。仕方ないですね。
ー Asterline
ライブの勢いを決めるという意味では1組目はもちろん2組目も重要な位置ですが、飛ばしていきますよという熱気を引き連れて登場したAsterlineには、この波を決して失速させない力強さがありました。2053組で2回ライブを経た今、その意思をなんとなく感じられたかなと思います。まさに時代と空を超えて、一気に宇宙まで行ってしまうような盛り上がりでした。
初披露の『Contrail~for the Summer~』。これまでのAsterlineとはまた違う、まっすぐで爽やかな夏のAsterlineでした。これまでのビビッドな色が輝いていた曲とは違い、太陽光の下でタイトル通り飛行機雲のようにまっすぐ走っていく3人をイメージしたりしました。清涼飲料水のCMとタイアップしてそうですね。
ー OFF White
DAY1、こんな序盤でもう来るかアリナ・ライスト……と瞬間思いましたが、Asterlineとの流れは順番が逆とはいえエピソード準拠でもありますし、AsterlineとのMCもエピソードを見ているようで楽しかったです。
両日ともにセンステから、まさにアリナ様降臨という存在感でした。『白昼夢』でメンバーによる布を使ったダンスが美しく、アリナとして、OFF Whiteとしての優雅さがありました。信望して尊びたくなるような気持ちも分かります。「Leukothea」の Lalala で揺れる振り付けも好きです。
専門的な言い方は勉強不足で申し訳ないのですが、シンセのデジタルサウンドによるロック曲だったり、『白昼夢』のようにピアノが混じっていたり、少し古いけどもポップさもあったりと好きな音ばかりで、会場の大音量で聴けたのも嬉しかったです。
今回初参加だった佐々木李子さん、私自身もパフォーマンスをライブで聴いたのは初めてだったんですがインパクト強烈でしたね……凄かったです。
オフショットもありがたく拝見させていただいているのですが、写真でもアリナが入り込んでいるような雰囲気で、しかも全員とお写真撮っていたそうですね。初めての参加というのもありますが、こうやってライブの中で演者さん達の中でも広がりがあるのを見るとなんだか心穏やかに温かくなりますね。
ー サンボンリボン
『ネオンテトラ』はヨンホンリボンでとなって少しびっくりして、なんなら最初はおもしろとすら思ってしまったけども、「不器用な音で」今までの世界から飛び出していこうとする表現とも見て取れて、これからどんどん進んで大人になっていく3人は、今日でまた少しだけセカイへ泳ぎ出したのかなとも思えました。
サワラさんからの不意な「いつもありがとうね」は効きます……。
今これを書きながら、1stライブ特報の発表後の映像が蘇りました。数行のメッセージだったんですが9年経った今でも頭に残っていて、その時に感じた「これからのナナシスをもっと見たい」という感情が、今でも好きでいられる原動力のように感じます。あの時の邂逅が、間違いなく自分の人生に一つのまっすぐな道が現れた出来事でした。
ー Le☆S☆Ca
『ミツバチ』で鼻グスグス泣きました。
これまで目に見える形で色々ありましたが、5thがあって、単独もやって、そしてまた、Le☆S☆Caにとって特別な幕張という地で10周年を迎えられた事に対して安堵に近い嬉しさが沸き上がってきて。バイバイカメラでも手で10を作ってたのが印象的でした。
個人的には『ナノハナパレット』がやっぱり好きですね……。この黄色い春があって、3人は今夏を迎えられたんだなと勝手に感慨深くなっています。
やっぱり5thが思い出されます。Le☆S☆Caが登場した時の異様な雰囲気とともに、自分もどのように観ていいのか少し戸惑っていた覚えがあります。そんな中始まったMCが始まり、心配は後に杞憂と分かりました。声が似ているとかではなくて、確かにキョーコがいて、レナがいて、もちろんホノカもいて、変わったけど、変わらないLe☆S☆Caがいたと感じ、同時に異様な雰囲気も無くなったような気がしました。あの時の会場からの拍手は今でもはっきり覚えています。
セトリには無かったですが、このライブの後で聴いた『cross road』で感傷的になってしまって、また鼻をグスグスさせてしまいました。
「大丈夫」
ー Roots.
橘さんのオフショット、Roots.とハヤオンニが一緒に写ったものがありました。そうです、そういうのです。オタクはそういうので軽率に幸せになれますありがとうございます。
ステージはとにかくかっこよかったですね。DAY1は『New Age』、DAY2は『WONDEЯ GIRL』を引っ提げての登場が本当にかっこよくて。Roots.はやっぱり大きなステージが似合うなと思いました。
トロッコを挟んでのMC、フラナが一人の方でなんかこれもRoots.ぽくて良いですね。ライブのたび解像度が上がっていくので、エピソードもはよ読みたい!という気持ちです。
ー WITCH NUMBER 4× SiSH
過去に代演や別撮りの映像もあったんで、メンバーが不足している今回も何かしらやってくれるだろうとは思ってたんですが、まさか一緒に来るとは予想していませんでした。
盆と正月その1。
ロナがいないからな~と思っていたら『Wanna Be♡』のイントロ、モモカのChu♡でうおおおおおお!!! 何なら嫌がりそうなのに、やってくれるんだね・・・やっぱりモモカだよ。
SiSHの曲、直接的でなくとも夏が似合いますね。そしてやっぱり振り付け良すぎ。魂レベルで踊れる。そんな気がします。気がするだけ。
「頑張りまっせ」
ー はる☆ジカ(ちいさな)
ごめんなさい、白状しますがタオル回してしまいました。トロッコで目の前にハルがきてタオル持ち出したので自分も気づいたらで手に持っていました……。『SHAKE!!~フリフリしちゃえ~』からの『くるくる☆CYCLE!!』の流れ、はる☆ジカ(ちいさな)らしい溌剌のパワーで自然に体が動いてしまいますね。
ユニットとは別になりますが、コ連とのMCはアツい……アツいというかぬぐぬぐです。
ー 七花少女
良かった。とにかく良かった。全員揃って良かった。
MCも短いながらも、曲中含めて心なしかみんな嬉しそうで楽しそうで。そして「おかえり」も込めていたであろう観客の『花咲キオトメ』のフリも。全てが幸せに満ちていました。
そして新曲も!! 何ならミニアルバムとか出して、単独とかやってもいいんですよ?
あと毎回言っているんですが、宝木さんのトモエっぷりがどんどん凄みを増している気がして、毎回感動しています。suki。
ナナシスのライブに行く度にずっと「どうやって本物を連れてきてるんだ」と常々思っているんですが、トモエに限らず、確かに「彼女たち」がステージにいるんですよね。
演じられる舞台があって、演じようとしてくれている声優さん達がいて、支配人が享受する。曲だけではなく、キャラが生きている事を感じさせてくれる世界があって、愛がどんどん膨らんでいく事を感じられるのが、リアルイベントにおけるナナシスの好きな点の一つです。
ー CASQUETTE’S
初めて観たとき曲やビジュアルはもちろん、楽屋MCが面白すぎまして一発で心射抜かれました。推しユニットです。
1日目のお姉さん連合も、2日目のキャラと素が混ざっているようなトークもやっぱり好きです。ずるいわぁ。ミミさんのトークの立ち位置が好きです。
夏だけど『HOLY QUEEN』!めっちゃ嬉しい!もっと周り喜んでいいんだぞ!!??
「やったぜ」と心の中で、ではなくてめっちゃでかい声で「やったぜ!!」言ってしまったんですが、目の前トロッコだったのでメンバーに聞こえていた可能性が。恥っずい。
バイバイカメラめっちゃ遊ぶやん。それでこそなのよ。
ー コドモ連合
『ドギマギクッキング』の衣装可愛すぎない?!ダンスも!!!!お腹すいてまーーーーーす!!
片足ヒーローポーズを決めたい北さん、ナナシス放送局でもMCでも言及されていて、凄くコ連を大切にされているのが伝わったと言いますか。金髪ツインテ最高に可愛い。びっくりした。
それと初声出しありで「GAO!!」がみんなで言えてえがったです。
ー SEASON OF LOVE
コドモ連合とで歳月を跨いでいるSOLならではというか、MCの時にコドモ連合時代の曲を歌っちゃおうか!みたいなことを話していて、「おおお!? ん、いやでもそりゃ話題にしてもおかしくないよなぁ」と変な思考になっていました。これまでのライブで観てきて、同じだけど異なるユニットだと思い込んでいたんですが、人は同じなわけで。コドモ連合からのSoLへの歴史が垣間見えた気がします。
SOLが歌うコ連の曲っていうのも面白そうですね。
ー ジェダ・ダイヤモンド
初登場だった678は某流行り病にかかってしまい現地に行く事ができなかったので、ジェダを現地で観たのが初めてでした。
あんなにも会場を掌握するのかと。ペンラがマジで真っ赤。MC含め、伊波さんは伊波さんでした。 新曲。これからもナナシスのライブに於いてどんどん存在感が大きくなっていくきますね。
他のソロ組もなにとぞ新曲をなにとぞ。
余談ですが、新曲のときペンラの振りの拍が表裏混じってて面白かったです。(自分は裏でした)
ー Ci+LUS
2人もおかえり、ですね。3年は短いようで長い。
センステに見覚えのあるシルエットが現れた時のあの歓声よ。初対面の支配人、ちゃんと心臓叩いておいたかどうかが心配です。私は武道館で叩き忘れたので無事ではありませんでした。
そしてやはり黄色い声援も凄かったですね。ナナシス放送局で山崎さんが思い出の一つとして語るだけはあります。
「Don! Kan! Boy!」はフルと思いきやメドレーに組み込まれてて、ここでまさか新曲くるとは思いませんでした。鈍感でした。振り付けにペンラが用いられていましたが、ライブにおいてペンラはある意味愛を伝え合うアイテムなのかもしれません。ところで、数多く生産されているペンラの中でどれだけ徳を積めばCi+LUSの手に納まる2本になれるんでしょうか。
『シトラスは片思い』のくるっと回る振り付け、あるはずの無い神視点の映像が頭に浮かんできました。武道館の天井カメラに今でも心を奪われています。
ー KARAKURI
メドレー、Day1もDay2とも新旧織り交ざっていてすごくバランスが良じく、その中での1日目のフル曲が『Mirai Konzert』というのがライブのテーマに合っていたというか、今回のライブで伝えたいメッセージの一端が表現されていたのかなと思います。
(もちろん、ライブ中はそんな事を考えている余裕はありません)
2日目、SOLからカウントが2034に戻ると思ったら・・・サプライズでした。SOLからの繋がりセンステで歌われる『アイノシズク』はあのエピソードのあのシーンが自然と浮かびます。
ー RiPoP
カレンちゃーん!!「うるさ~~~い!!!」
このコーレスがヤバすぎました。これ一発で会場がRiPoPワンダーランドになってしまう呪文。なんでしょうね、この耳で聞いているはずなのに脳を直接くすぐられているような感覚。めちゃくちゃ悔しい。
『キュート・アラモード』音程が低くて(低くて?)歌唱が難しいという話をしていたかと記憶しているんですが、もしかしたら新曲もそうなのかなぁと考えたりしました。RiPoPに限らずですが、難しい歌でも披露してくれるのはありがたいですね。
その新曲『Dreamy-Go-Round』、RiPoPの夢というか表に出さない心が見えるような曲でまた2人の違った印象を受けるものでした。その真意はまたエピソードで見れるかもしれません。
ー The QUEEN of PURPLE × 4U
盆と正月その2。というかもう新しい行事ができてません?
そしてなんというかですね、言いにくいんですけど、あんまり覚えてません!!ごめんなさい!!!
息つく暇もない怒涛で感情の洪水みたいなライブで、最後にこのユニットのセッションはダメですって。いや体力。それこそ消し炭にする気満々やんけ。
QoPはやはり『I AM』が好きです。ラストの歌詞の「「僕」になるって」という部分、上げている右腕が震えるくらい力を込めて掲げてしまうんですよね。曲調もそうなんですが、自分が自分であるために此処に居てもいいと肯定してもいいんだと、レゾンデートル/存在意義を顕示してしまうのかもしれません。
4Uはメドレー後に単独で新曲の『Rockin'On!』。いやもう死ぬかと思いました。4Uは言ってしまえば全部いわゆる体力曲なんですが、この曲なんなんですか。ずっと高出力状態。ほんとに「全てを出し切」らせようと煽りに煽って、体力なんて残っていないはずなのに何故か手を挙げて飛んでいる自分がいました。
ー Stella MiNE
今回はDAY1のみでした。そして、セトリ的には他の2053組と離れ後半の方に配置されていました。他のユニットとかぶっているからというメタ的な理由もあるのでしょうが、やはりStella MiNEは他の2053組とは居場所が異なるユニットなんだと改めて感じました。
セトリのメドレーも、Stella MiNEの歩みを感じられるような並びでした。そして新曲の『Ever since』。もう一度映像を見直したいのですが、トロッコでそれぞれで移動する二人の動向を確認したいなと思っています。歌詞のように、二人はなんだか違う方向を向いていたような気がしました。
『Ever since』に限らず2053曲は歌われた時期が曖昧にされているので、エピソードはよ!とも思うし、Stella MiNE解散しないで!とも思ったりします。あり寄りのありを観たいし、なし寄りのなしでも観なくてはならないと、2053への浸り方を改めて見つめ直せたような気がします。
ー 閉幕 - 777☆SISTERS
4Uで倒れかけて呼吸を整えていた時に聴こえた『リボン』のイントロ、情緒の急旋回でどうにかなりそうでした。体力的な意味と『リボン』だと理解した時の二重の意味の「やべぇ」が口に出てしまいました。ノイズ出してしまって周りの人ごめんなさい。
開幕と違い、閉幕の『リボン』はナナシスの【これから】を込めた選曲だった気がします。ステージ上には【これまで】のたくさんの酸いも甘いも携えて、それでも風を掴んで空へと飛んでいこうとするシスターズがいました。それはEP6.0の像を背負った、紛れもなく今を生きているシスターズであったように思います。
変わっていく明日は理想とは違うかもしれない。9人のシスターズ達はネイルやアクセサリーと共に12人で歌い、また飛び立てるように手を握ってくれました。彼女達は、開幕では支配人たちの【これまで】の空へと飛び込んできて、閉幕は【これから】の空へと飛ぼうとする支配人たちの背中を押してくれましたように感じます。
これが出来るのは777☆SISTERSの歴史があってこそだと思います。もうなんだか、賛歌の域ですね。
ー Along the way
「Along the way」がリリースされてから約2年。その間、Team7thは愚直に走ってくれました。その走り方は全支配人に必ずしも支持されなかったかもしれませんが、兎にも角にも走ってくれました。それに併走して、私たちは今回のライブへと至りました。
当初は支配人にとって賛否があった曲でもあります。全てが詳らかにされていない2053も含めた「とりあえずの」全体曲として捉えられていた支配人も少なくなかった。
678thから2年。2053のエピソードも順次リリースされ解像度が上がってきている事、コンテンツとしてナナシスが続いている事で、確かに【これまで】の想いが付随されました。そして、徐々に鮮明になっていく覚悟のような意思を感じられた、少なくとも私自身はそう振り返りたいです。今回のライブで抱いた感情と立ち会った経験は、これからもナナシスの世界へと浸るために鞄に詰め込んでいきたいと思います。
【これまで】と【これから】をもってこの曲をもっと噛み締められるような、そうして咀嚼された大切な想いをもっと吸収して膨らんでいくような、そんな曲になってくれればいいなと思います。
ー DIVE TO YOUR SKY
「あなたの空へと飛び込んでいく」
今回のタイトルに用いられた【空】とは何か。これまで何度か書いていますが、それはその人が持つナナシス像であるように思います。このキャラが可愛い、この曲が良い、このエピソードが泣けるなど、それぞれの支配人がナナシスが好きになったタイミングがあった筈です。そのタイミングを中心として、支配人たちは自分だけが持つナナシスの【空】を拡げていきました。
限られた時間の中で、メドレーという形式を採用してでも多くの曲があったのは、支配人の【空】にある琴線に触れさせる意味があったのかなと考えています。現に自分も「この曲やってくれて嬉し~~~」が多々あったので、そう感じている人がなるべく多ければいいなと勝手ながら思っています。同時に、自分がまた築いていくであろうナナシスの【これから】の【空】へと飛び込んでいく事への期待感も増えていったように感じます。
ー 天堂寺ムスビ
※EP6.0の内容を含みます
出演は全体曲だけでしたが、そこには凛とした存在感を持ったムスビがいました。
EP6.0の中で、ハルの到着を信じて客席に向かってムスビは滔々と語りかけるシーンがありました。ムスビの目の前にはいつもハルがて、ハルの背中をムスビはいつも見てきました。
ムスビはその語りの中で、この世界や人、ハルを含めた仲間達から学んだ事を伝えます。
「Along the way」でムスビは一人センターステージに残り、メインステージに向かうメンバーを見ていました。
そして少し遅れて、メインステージへと走り出します。かつてハルは「虹の上でも歩けるんか」と称されましたが、今回のライブではムスビも虹の上を走っていたのかもしれません。それはもちろん、仲間と一緒に空の向こうまで飛んでいこうとしていたからだと思います。
前述で【空】を支配人たちがそれぞれ持っているナナシスの世界と捉えましたが、あの場にいたのは支配人だけでありません。立場も時代も次元も超えて、キャラクターの、演者の、スタッフの、色んな【空】があの【空】間にはありました。その様々な【空】が出来上がりはじめたのは、ハルがナナスタに所属し、後にムスビがナナスタに所属し始めてからなのではないでしょうか。それぞれの【空】が一堂に会し10周年の歴史が結実したものが、舞台裏カメラでのハルとムスビ、篠田さんと高田さんの抱擁だったのかもしれません。
スースが不在、NI+CORAの披露も無かったのは正直寂しかったです。もしかしたら、私たち以上に本人がそう感じていたかもしれません。それでもムスビがステージで歌ってくれて、ハルの隣にいてくれた事が、今回のライブで何より嬉しかった事でした。
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あくまで今回のライブ後の読書感想文という事でダダダダダっと勢いのまま書きました。これまでに抱いた感情を思い出しながら少しずつ書いていたんですが、仕事で疲れすぎて消し炭だった体がさらに地面に埋まってしまった結果、随分と時間がかかってしまいました。
駄文散文をつらつら書いた今、自分のナナシスに対する気持ちが少し纏められたかなと思います。
とにかく、久しぶりの全体ライブめっちゃ楽しかった!!
新曲の予定もあり、来年もどうやらライブをやるらしい特報があったりで、ナナシスの世界はまだ続いていきそうです。贅沢を言えば次のライブではあの曲を聴きたいとか、あのユニット/キャラにも新曲をとか、単独とか諸々期待してしまうんですが、ま、その辺りは追々ですね。
コンテンツが10年も続くと色々な支配人をお見かけします。今回も、開演前のホールでも楽しそうな支配人がたくさんいて、自分も勝手に嬉しくなったりしています。時々、もしかしたら自分はそんなにナナシスのこと好きじゃないのかもしれないと考える事もあるのですが、アプリを起動したり、グッズを眺めていたりすると、「やっぱりナナシス面白いわ」と思えます。
そうじゃなきゃね、10年もいっしょにいませんから。
悲喜交交、おもしろ可笑しかったり、時には強い言葉も飛び交っている場面をみかける事もありますが、自分のペースで笑っていたいと思います。
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