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ベトナム人の世界進出。

■世界長者番付にベトナム人5名。
・最近のニュース、「世界長者番付、ベトナムから5人・ビングループ会長は資産6400億円で839位13年連続リスト入り」。
・米経済誌『Forbes』発表・最新の世界長者番付より「ベトナムより名を連ねた5名」は以下の通りとなる。
 -839位:コングロマリット(複合企業)ビングループのファム・ニャット・ブオン会長(男性・56歳):資産6400億円。
 ー1215位:格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエアのグエン・ティ・フオン・タオ社長(女性・54歳):資産4400億円。
 -1415位:鉄鋼メーカー国内最大手ホアファットグループのチャン・ディン・ロン会長(男性・64歳):資産3740億円。
 -1842位:テクコムバンクのホー・フン・アイン会長(男性・54歳):資産2800億円。
 -2420位:自動車組み立て生産大手チュオンハイグループのチャン・バー・ズオン会長(男性・65歳)と一族:資産2030億円。

■『マサングループ』はランクから外れた。
・ベトナム勢トップのブオン会長は「2024年4月の712位から839位へと大幅に順位を下げたが、2013年に初めてフォーブスの世界長者番付にランクインして以来13年連続で名を連ねている」。
・なお「今回の世界長者番付では前回リスト入りしていたマサングループのグエン・ダン・クアン会長(男性・61歳)が姿を消した」。
・『マサン』がランク外の主な理由として、「株価の下落」によるもので、2024年初頭にかけて大幅な価格下落を経験しクアン会長の資産評価にも影響を与えた」ようだ。
・この下落に関してもう少し掘り下げると「マサングループは消費財、鉱業、金融サービスなど多岐にわたる事業を展開、特定の事業セグメントでのパフォーマンスが期待に応えられなかったことが影響した」と言われている。

■『ビングループ』の存在力。
・また一部の投資家やアナリストは「同グループの経営判断に対して懸念を示す。特に、新規事業への過度な投資や既存事業のリストラがうまくいかなかったことが、株価に悪影響を与えた」と見解を示した。更に「ベトナムの経済状況や市場環境の変動も影響し、特に2024年初頭には外国人投資家の売り圧力が強まりこれがマサングループの株価下落に寄与」、そして消費財市場では「競争が激化しており、これが収益性に影響を与えた可能性がある」と分析する。
・余談、いずれにしてもベトナムから世界の長者番付ランク入りする方々はこの国で多大な影響力を持つ。また国内に留まらず特にビングループ会長は国際会議に参加し米国大手自動車メーカーと北米市場進出に向けた話合いを行い、またフランス大統領とは経済協力について会談する等そのプレゼンスを更に高めグローバルで活躍する。昨年比で順位は下げたもののまだまだ彼の存在力は国内外で健在だ。

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