頼れるベトナム人パートナー。
■2024年ベトナムGDP成長率。
・最近のニュース、「2024年ベトナムGDP成長率7.09%、経済規模70.1兆円に増加、GDP/人は69万円(昨年比で5.5万円増)に上昇」。
・2024年のベトナム経済は「引き続き力強い成長を遂げ、GDP成長率は前年比7.09%を記録した。これにより、経済規模は70兆1148億円に達し、一人当たりGDPは69万1310円に上昇した。これは2023年比で377ドル(約5万5490円)の増加」となった。
・「企業活動の活性化や外国投資の増加、貿易拡大といった明るい兆しが見られる一方で、一部の企業が厳しい状況に直面しており、課題も残る状況」である。
■経済成長を支えた主要部門。
・2024年第4四半期のGDP成長率は「前年同期比で7.55%増加し、四半期ごとの成長率は安定的に加速している。第1四半期は5.9%、第2四半期は7.2%、第3四半期は7.4%、第4四半期は7.5%の成長率を記録した」。また「2011年から2024年までの期間で、この7.09%という成長率は2018年、2019年、2022年に次ぐ高い水準」であった。
・同年の経済成長を支えた主要部門は「農林水産業が3.27%、工業・建設部門が8.32%、サービス部門が7.38%成長を遂げた。これらの部門のGDP全体に対する寄与率はそれぞれ5.37%、45.17%、49.46%となった」。
・企業活動も活発化し「新規設立企業は15万7200社、登録資本金は9兆6008億円に達した。また、休業から再開した企業は7万6200社に上り、新規設立企業と再開企業を合わせると23万3400社となり前年比7.1%の増加」を示した。一方「一時休業企業は前年比12.4%増の10万100社、解散準備中の企業は16.3%増の7万6200社、正式に解散した企業は20%増の2万1600社と増加傾向」にある。
■大きな分かれ道。
・余談、その他活動としては「貿易活動の活発化」、「外国直接投資(FDI)総額は5兆6277億円に達し、国際観光客数は1760万人で前年比39.5%増加。観光客数は新型コロナウイルス以前の2019年水準の97.6%に近づいている」等が挙げられる。
・2024年国際観光客数の政府目標は1800万人だったので目標値には未達成だが、コロナ禍前の状態に戻りつつある事は大変に嬉しく、素晴らしい結果と捉えている。
・私のベトナム人仲間でも「昨年よりも2025年は徐々に景気が回復してくるだろう」と見立てる人も多い。この流れに乗って資産のポートフォリオを組換え、不動産への投資割合を引き上げる人々も多くなるはずだ。実際、私のところにも「美味しそうな話」がベトナム人から届く。
・それでも外国人がベトナムでビジネスを行う際は言葉の壁や商習慣の違いがある事を忘れてはいけないし、感覚の異なる考え方を持つベトナム人とやり取りするため彼らのクセや行動様式をある程度理解しておく事がリスクヘッジとなる。いずれにしても頼れるベトナム人パートナーとめぐり会えるか否か、ここが大きな分かれ道となる事は間違いないのだ。