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「男性不要論」を回避せよ。

■女性意識の解放や個人主義の進展。
・最近のニュース、「女性意識の解放や個人主義の進展目覚しく、若いベトナム人女性、結婚出産の回避傾向と社会的影響」。
・専門家曰く「ここ数十年でベトナムの結婚や家族の形態が伝統的モデルから現代的モデルへと変化している。背景には1986年のドイモイ政策以降の急速な社会変化があるが、結婚や家族はベトナム人の重要な価値観の1つとして依然として根付いていることも強調」した。
・また「平均初婚年齢が27.2歳であり東アジア諸国と比較して結婚意欲は依然として高い水準を維持している」、一方「出生率の低下が新たな課題として浮上。2019年には女性1人当たりの合計特殊出生率が2.09人であったが、2023年には1.96人、2024年には1.91人にまで低下する」見通しである。

■独身やシングルマザーを選択。
・この現象は「特に都市部の若い女性の間で顕著であり個人主義の拡大により結婚や出産を先送りにする傾向や、独身やシングルマザーを選ぶ選択肢が増えていることが影響している」と分析されている。
・女性の家族観における変化も見られ「従来の家族内での役割を重視する価値観への回帰が一部で進み、女性の労働市場参加率はパンデミック前の70%以上から2023年には63%に減少。特にハノイ市やホーチミン市といった都市部でこの傾向が目立つ」。
・同記事は「若い女性の結婚や出産に対する意識の変化や家族観の移り変わりは、ベトナム社会全体の価値観や政策に影響を及ぼす可能性がある」と締め括られた。

■神様は男性に唯一『力』を残した。
・余談、私は長年ベトナムで暮らし働いてきた。シングルマザーとして、また平均初婚年齢27.2歳を迎えても結婚しない女性を何度も見ているので本報道内容は非常に腑に落ちるし、多くの女性が自分のために時間とお金を使いたいと考えるようになったと感じている。
・現代では男性がいなくても人工授精などを選択すれば女性は子供を授かることが出来、ひとりで生きることを選択する女性が増えていくとすれば、『男性不要論』というタイトルの書籍がそのうち書店に並ぶかもしれない。しかし、家庭内での父親の役割は掛け替えのない存在であり普遍的なものであり、また男性が社会に果たす役割や貢献も変わらないだろう。
・それでも時折、男性の存在意義が薄れていくのではないかと感じることがあるのだ。だからこそ、神様が唯一男性に残したものは『力』なのではないか。ここで言う『力』とは、男性が女性に対して力を行使するという意味ではなく、強さの象徴としての『力』です。もし男性からこの『力』を奪ってしまえば、『男性不要論』に行きつくことを神様は知っていて、男性に唯一『力』を残してくれたのではないかと考えている。これは、私の母をはじめ、日本、東南アジア、そして世界の女性たちの力強さを見て感じた私の空想だ。

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