
願いを乗せテイクオフ。
■ベトナムへの韓国人観光客が減少。
・最近のニュース、「ベトナムへの韓国人観光客が減少、韓国の航空事故がダナンやフーコック島等の観光業に影響」。
・例年「韓国人観光客がベトナムを訪れるピークは12月から4月にかけてであるが、12月29日に全羅南道のムアン空港でチェジュ航空の航空機が着陸失敗を起こした後、観光業界では予約キャンセルが相次いだ。事故以降、観光業への影響は大きい。
■ダナンやフーコック島の観光業は大打撃。
・フーコックを拠点に韓国人向けツアーを運営するタインバッハ運輸社は「事故前は車両をフル稼働させるほどの需要があったが、事故後は観光客数が30%減少し、3月までの契約の約30%がキャンセルされた」。同様に「大手観光業者セーリングクラブ・レジャーグループもホテル予約の10%がキャンセルされ、新規予約も事故前の水準から30%減少した」ことを報告した。
・観光業が頼みの綱であるダナンやフーコックでは「韓国人観光客の減少が特に顕著である。ダナン市内の四つ星ホテルの経営者によれば、事故後の12月30日から1月10日までの間に約80泊分が直前キャンセルとなり、空室を埋めることが不可能であった」と話す。一方ベトナムのビーチリゾートは根強い人気があるため「フーコックやカムランといった南部の観光地では、2025年から2026年にかけて韓国人観光客の需要が回復する」と見込まれる。
■安心安全を守り抜く。
・余談、心理的な不安が払拭されない限り韓国―ベトナム間の飛行機稼働率が事故前に戻るにはまだまだ時間を要する事と察している。
・ちなみにベトナムで暮らし働く韓国人の数は20万人と言われており、日本人2万人の十倍と圧倒的に多い。その理由、ベトナムにはサムスンやLGを始め大企業が多く特にエレクトロニクスや製造業での存在感があり、数年前のデータだが韓国系企業8,000社がベトナムに進出し、日系企業は2,050社と言われる。
・韓国から仕事関係、家族、仲間等多くの人々がベトナムに居る20万人と関わり、会いに来るそしてベトナムの文化や風土に触れ楽しみ見聞を広げていく。そんな彼らの想いを乗せた飛行機、安心安全を守り抜いて両国間を行き来して欲しいと切に願う。