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慢性的な睡眠不足と戦う日々。

■週の平均労働時間が長い国。
・最近のニュース、「『週の平均労働時間が長い国』、48時間超えると過剰労働となりベトナムは45.3時間20位、インド56時間で首位」。
・国際労働機関(ILO)の統計は「世界の労働者の1週間当たりの平均労働時間は43.9時間となっているが、この労働時間は文化水準や経済構造、労働政策の違いにより、各国の間で大きな差がある」と示す。
・ILOは「加盟187ヵ国中107ヵ国の労働者の1週間当たりの平均労働時間を調査。ILOによる労働者の定義は雇用形態で特定の雇用主から給料をもらっている者で、フリーランスは含まれない。各国のデータは2021~2023年に入手可能な最新のものを使用。ILOは週48時間を超える労働は過剰労働と見なしており、健康や安全、生産性、仕事と生活のバランスに悪影響を及ぼす」としている。

■首位はインドで56時間。
・『世界の平均労働時間が長い国Top5』は以下の通りとなっている。
 -1位/インド56時間。
 -2位/ブータン53.3時間。
 -3位/バングラデシュ50.4時間。
 -4位/ウガンダ50.3時間
 -5位/カンボジア49.5時間。
 -6位/パキスタン49.2時間。
 -7位/スーダン49時間。
 -8位/アラブ首長国連邦48.7時間。
 -9位/ヨルダン48.4時間。
 -10位/ジンバブエ48.1時間。
・首位のインド「インドの企業文化として長時間労働と高いストレス度を美徳とする考えがあり、以前から批判の的となってきた。世界有数のIT企業であるインフォシス(Infosys)の創業者のナラヤナ・ムルティ氏は以前、若者に対して国の経済成長ために週70時間働くよう呼びかけていた」。

■国変われば労働環境も異なる。
・余談、「高い経済成長を見せるアジア太平洋地域の国々における労働者の酷使が顕著だった」。一方「平均労働時間の短い国のほとんどはヨーロッパの国々で、最も短かったのはオランダの週29.8時間」。上述の世界各国の労働時間を眺めていると文化や風土、経済成長等様々な要因が折り重なり算出されているものと読み取れる。ちなみに同機関データで「日本の労働者の1週間当たりの平均労働時間は約39.5時間で世界ランキング45位」に位置付けている。
・私は以前日本で暮らし日本の会社に勤めていた頃、首位のインド同等いやそれ以上に働いていた事を思い出していた。会議が毎日20:00、21:00から開始され、帰路に着く頃は終電ギリギリか間に合わない事も多々あった。そうすると土日は泥のように眠り、目が覚めてもまだ寝たりない体をたたき起こして、自炊する心の余裕はなく外食してまた眠りについた、そして月曜から金曜日は上述の行程がエンドレスに繰り返されていく。
・慢性的な睡眠不足に陥るも、当たり前なのだがとにかく遅刻しないように必死になって朝会社に向かう。遅刻せず会社に辿りつけた事、私の中では「本日最初の第一関門を突破した、よくやったぞオレ、オレお疲れ」と自身に言葉をかけて朝礼前に会社の屋上に向かう。朝日を浴びて煙草と缶コーヒーで一服する事でこの暮らしの中で喜びや幸せを見出そうとしていた。そんな儀式は私にとってどれだけ心に一時の安らぎを届けてくれた事か計り知れない、と本報道にあの頃を想い出していた。

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